今月から、180SXの駐車場が新しい場所に変わった。これまでの場所が駐車場としての事業を継続しないとの事で新しい場所を探さなければならなくなっていた。今度の場所は家からは若干近くなったが砂利で価格は据え置きの3,500円。

 ども。うるふです。

 これまで180SXの駐車場として使っていた、下の写真の場所が、2020年3月末を以て使えなくなるという通知を昨年10月時点で受け取っていた。このことについては、2月にブログにも書いていて、今回の内容は一部それと重なるが、ご容赦願いたい。→「駐車場、なくなる。」今日のエリーゼと180SX
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 そして、今月から、新しい場所に180SXを移動した。

 残念ながら、今度は砂利。これまでの場所のように、一時的なら隣も使っていい、などと言うようなユルユルの制度はない。1台分と言ったら1台分なのである。なので、上記写真のように、ウチのクルマを3台とも一時的に置いたりとかそう言うことはできない。

 実際、これができると結構便利なのである。僕の自宅駐車場は2台の駐車スペースがあるものの、奥に入れた車は前の車を出さないと出れないという形状になっている。
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↑ま、こういう状態。

 土日は僕はエリーゼ、ピパ子氏はNOTEをランダムに乗るので、どちらを前に置いても、タイミングによっては移動してもらって出る、ということが必要になってしまう。なので、土日はエリーゼを借りている駐車場の180SXの脇に置いたりできた。

 しかし、これからはそういう使い方はできなくなる。これは不便。今までの場所はアスファルトだったし、色々作業もできてメリットは大きかった。

 難点は、木の下だったので、葉っぱやら鳥のフンやら、木の実やらがどんどん落ちてきたこと。クルマはすぐに汚くなってしまう。

 今度の場所はそう言うことはないが、前述の通り、1台は1台であって、それしか置けない。砂利だし。
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 一番良くないのは出るときの見通しが悪いうえに車の通りが多いこと。上の写真は駐車状態の180SXの運転席から撮ったパノラマ写真。出るのが面倒だし、右も左も見えないので、カンで鼻先だけ出して、車が来ていれば、「すみません」って感じで入れてもらって出るしかない。ちょっと危ないね。フロントバンパーに覗き見カメラみたいのを付けたい。なんて言うのか知らないが、路地から出るときなどに使う、車体先端についてる広角で見えるカメラ。

 ただまぁ、毎朝の出勤時に180SXの目の前を通って行くので毎朝、180SXを見て会社に行ける。砂利だけど、木の下とかじゃないので、こっちの方が実は車はキレイに保てるかも。

今日の180SX走行距離:311,028km
先日、こんなTweetを投稿した。「エリーゼがあれば自宅もまた楽し」
エリーゼがあれば、外出自粛も自宅待機も、ストレスのたまる無駄な時間から、非日常の満たされた時間に変わる。クルマは乗るもの、走るものであるが、走るために洗練された機能を形にしたその姿は、見ているだけでも楽しいのだ。

 新型コロナウィルスの拡大を防ぐために、世の中は今、自粛ムードである。

 色々政治的な話はここでは首を突っ込まないことにするが、今は国民が一丸となって一つの目的に向かって行動するべきだと思う。

 そのためにできることは、とにかく移動をしないこと。人と会うことを避ける。新しい場所には行かない。

 僕は、結構外に出なくても大丈夫なタイプなのかもしれない。家で本を読んだり、ブログを描いたり、動画を編集したりしていれば土日はすぐに過ぎてしまう。土日にやることが多いから、つまらないとか、やることがないとか思わないのだろう。

 クルマは密閉空間ではあるが、一人で出かける分にはこのような時でも比較的安全な移動手段だと思う。密閉空間であるがゆえに、不必要に他の人と接触せずに移動が可能だ。

 だからと言って、クルマであちこち構わず行こうとは思わない。我慢している人もいるのだから、クルマであってもなるべく外には出ない方が良い。この土日も最低限の買い物だけに絞った。

 そんな最低限の近所への外出であっても、エリーゼは素晴らしくエキサイティングな空間を提供してくれる。わずかな時間の外出でも十分な心の満足を与えてくれる。

 おりしも今は桜の時期。もう散ってしまうかと思われた桜も今週までは何とかもってくれた。特に花見とかもしていないが、買い物の帰りに自宅近くの桜並木で1枚写真だけ撮らせてもらった。
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 家に帰ればいろいろやることもあるが、ちょっとばかりそれらもお休みして、自宅駐車場でエリーゼを眺めることにした。冬の期間は寒かったのでゆっくりエリーゼを眺める、ということはしていなかったが、こんな時だから久しぶりにエリーゼを眺めながらの一杯。良い時間だ。

 自宅の敷地からもきれいな桜並木を遠巻きに眺めることができる。今年はこれで十分だ。桜は来年も咲くだろう。

今この時期をどう捉えるか。

 確かにどん底かも知れないが、底のタイミングで投資した者が後で勝つことは言うまでもない。しかし、多くの人はそこに達する前に投資するカネを失っている。

自分投資も同様だ。
底になったタイミングで自分に投資しようとする気持ちを
折れさせてはいけない。

 サッカー関連が完全に停止した今、自分のことに充てられる時間が大きく増えた。このブログも、この期間にかなり改善できたし、自分のスキルも向上していると思う。もちろん、まだまだ先は長い(つまり伸びしろがある)とも思うが。

 今、どれだけ自分自身に投資できるか。4月、5月は支出も非常に多い時期だが、こんな時だからこそ自分にも投資するようにしたい。

 エリーゼを眺めながら飲む一杯は、そんな気持ちを作ってくれた。
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予想外の障害

「路駐がいるよ!」

 助手席側の窓に顔を押し付けるようにしてゆみごん社長が報告する。

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 「ここで路駐かよ?」

 こちら側車線なので、対向車線が優先である。次々と来る対向車が180SXの右側をかすめて伊香保温泉街の方へ向かって登って行く。

 180SXの前にいた何台かは対向車の微妙な切れ目をついてやり過ごしてゆく。そして、いよいよ180SXが先頭になった。後ろには長い車列ができていた。

 「待てよ、待てよ~......」

 ドクターうるふも慎重である。対向車の切れ目を予測してブレーキを離さなければこの駐車車両をパスできない。しかし道が微妙に右に曲がっており、あまり先も見通せない。

 「アクセルっていいよなぁ。考えたやつ天才だよ。」

 エンジンで加速できるなら行けるタイミングはあったが、惰性走行ではムリ。躊躇してなかなか進めない。後続車は初心者だと思っているだろう。

「これ以上はムリだ。ここで行くぞ。」

 ブレーキを離す。180SXはゆっくり加速し、対向車線に車体半分ほど飛び出す形となった。対向車が迫る。

「早くしてくれ~、速く行ってくれ~。」

 体の自由が利かないバケットシートの中で、必死にもがくドクターうるふ。シートがギシギシきしむ。どうやら漕いでいるつもりらしい。

 対向車も速度を落とさない。このまま突破して来る気だ。

 「車の下見てくれ。人、居ないか?!」

 駐車車両の下に人の足が見えれば飛び出してくる可能性がある。

 「居ない。大丈夫。」

 運転席にも人影は見えないのでこの車から降りてくる心配もない。180SXを駐車車両ギリギリまで寄せる。

 駐車車両を追い越している最中、対向車とすれ違った。

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 上の写真は180SXの右側をかすめる対向車を撮ろうとしたようだが、フレームアウトしてしまった。しかし写されたインパネからそのときの状況がうかがえる。速度は時速15km程。回転数は当然アイドリングの回転数だ。

 駐車車両はうまく追い抜いたが、そのあと速度が上がるまでの時間は数十秒なるも、絶えがたいものであった。

 「予想外の場所でてこずったね。」

 ゆみごん社長がため息混じりにもらす。


新ルート

 「こっから......だな。」

 左ウィンカーを出し、路地に入ってゆく。ここからが新しいルートだ。正面には渋川工業高校のグラウンド。緑色のネットが高くそびえている。
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「なんだ? 車庫入れか?!」

 狭い路地を完全に塞いで車庫入れをしている。生活道路でしかも狭いから無理もないが、2回ほどやり直している。ほとんど停止した状態まで速度が低下したが、後続車もなく、車庫入れ完了を待って再スタート。

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「せめぇ~!当たる~!!」
(ゆみごん社長)

 渋川高校を過ぎて、更に狭い路地に入ってゆく。石の壁が左右に迫る。バックミラーと壁がわずかの隙間しかない。車体から出ていないエアロミラーだから通れる道だ。

 真正面は工事中の道。タイミングさえ良ければ停止せずに大通りに出られる。

 通りに出たら左折したい。ドクターうるふから見て右方向へ行く車が溜まっている状態であれば問題なく左折できる。

 「どうだ?行けるか?」

 誰に問うともなく叫ぶドクターうるふ。なんと、運良くドクターうるふから見て左方向へ行く車が切れた瞬間。この後につけば難なく行ける。

 「警備員、誘導してくれねェかな?」

 調査段階でこれに似た状況になったとき、路地から出ようとする180SXを先に行かせてくれたケースがあった。ここでそれをやってくれればこの後のわずかな登り区間をパスできるかもしれない。

 「行かせてくれー、行かせてくれー。まずオレを、行かせてくれぇ!」

 警備員にもの欲しそうな目線を投げかける。路地から出るまで後5m。警備員と目があった。

「いい?行っていい?」

 聞こえるわけないのに車内で叫ぶドクターうるふ。目線でそれを補おうと先程より熱い視線をおくる。

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が、その想いは棄却された。

 警備員は無情にも目をそらし、ドクターうるふから見て右方向へ行く車の通行を、彼は許可したのだ。

「ここで止まるわけには行かん!」

 左から右方向への通行が始まった。今なら右から左へ行く車はない。左折できる。

 と!

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ガガガッ!!
「クソッ、乗り上げた!」
「止まる、止まるーっ!!」

別な角度からの映像。 左に寄せすぎ、ボディの左側、前輪と後輪の間が歩道に乗り上げたようだ。一気に減速する180SX。後輪がせり上がり、激しい衝撃とともに着地。ボコン!という、マフラーをこする音がそれに続く。

 目の前にある「金井南町」交差点は青。今なら行ける。しかし、速度はほとんどない。それもそのはず、ここはわずかに上り坂。速度は上がるどころか、みるみる減速する。後ろ向きの重力には逆らえず、180SXは交差点の右折レーンで停止した。

 「仕方ない、クラッチつなぐぞ!この20mは同乗していた仲間に手伝ってもらって押したと言う設定にしよう。」

 ここまで来て、終わらせたくない。そんな気持ちで一杯だった。ここを過ぎれば再び下り。この先はまた、惰性で行ける。

 クラッチを静かにつなぐ。すると180SXは前進を始め、坂を登ってゆく。加速を封じられてきたうるふにとって、自力で進むということが魔法のように感じる。

 しかし、それも時間にしてわずか10秒程度。信号右折後、再び惰性走行に入る。ここからはまた下りだ。180SXの走行は再び地球の引力に委ねられた。

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 再び心地よい下り区間が約1km。この先の信号は全て青で通過する。下り具合もなかなかいい。もし信号に掛かっても再スタートは可能だろう。

 前走車につきすぎないよう注意しながら国道17号へ向かう。

「見えたぞ、日産ブルーステージ。」
「おおー、本当だァ!」

 並木の向うに青い看板が見え隠れしている。まぎれもない、日産ブルーステージである。しかし、日産に入るためには国道17号を20m程走行しなければならない。ここもまた完全なる平坦な道だ。

 国道17号への信号で痛恨の2度目の停止。トヨタのディーラーが左手に見える。

 「トヨタディーラーだったら本当に惰性で入れちゃうね。」

 「ここまで来りゃぁ、後は日産の人に何とかしてもらえるだろう。」

 ディーラーは目と鼻の先である。

 信号が青になる。エンジンの力で走行し、日産ディーラーへ。

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「やっと、着いたな......」

 11時17分、戦いは、終了した。

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 2度の停止があったために、到着してもそれほど大きな達成感はなかった。惰性のみでの走行で15.8km、25分間というのは賞賛に値するが、目的を完全に達成することは出来なかった。やはりそれは心残りである。



 「残念だったけど仕方ない。最初に停止したあの登りは、惰性で降りることを決めた時点で、仲間を集めて後追いさせて、あそこは押してもらうんだな。

 しかし、エンジンさえ生きていれば、結構おりれちゃうんだよね。それが分かればこの方法でかなり工場まで近づける。いかに速度を殺さずにコーナーを曲がるかって言うのは峠を走るのにも必要とされる技。うまいドライバーほど先へ進めるだろうね。

 後半の路地の連発は本当、180SXだからこそ行けたって思ってる。リトラクタをオープンにすることで、ものすごく良く車両感覚を掴めるんだ。軽自動車しか行けないような道ばかりだったけど、臆せず突っ込んで行けたのはこの恩恵があったからと言ってもいいんじゃないかな。」

と、続ける。

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 ボディ左下にできた傷が痛々しい。 180SXにキズがついてしまったが。との言葉には、
「また、180SXには痛い想いさせたと思ってる。でも、コイツとまた、大きな記録を生み出せた。勲章だよ、これも1つの。」

 せっかく伊香保に来たんだから、と町営駐車場に180SXを置いて、ドクターうるふは石段街に消えていった。

 この結果がどのように使われるのか、彼は知らない。早く通り過ぎたいと思っていた伊香保が、今度は彼の疲れを癒してくれることだろう。

実験は無事終了し、その結果だけを残して研究員たちはいずこかへ去って行った。
新たな検証が、彼らを待っている。


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 もう、何度目かわからなくなっている榛名山山頂である。ここから新しい日産ディーラーに向けて出発する。

 やることはこれまでと何一つ変わらない。Navin'youの受信を開始し、衛星の補足を確認したところでスタートする。外付けアンテナは20秒程度で4つの衛星を補足。準備は整った。

 「悪いけど、今日は行かせてもらうぜ。」

 ドクターうるふは自分に言い聞かせるように、言った。

 出発時刻は10時47分。前後には前回同様、車は見えない。榛名山エリアは、前にも後ろにも車がいないことが理想的な条件となる。
 たいていの場合、前に車がいると追いついてしまう。動力を使って降りていく車より、惰性で下る180SXの方が速い。遥か遠くの雪を頂いた穂高連邦や赤城山を見ながら下る観光客とは運転の仕方も目的も完全に異なっているのだ。

 前がつっかえると、次は後ろにつかれる事になる。その際180SXはコーナーの立ち上がりで加速できないため迷惑になる。

 しかし、11時になろうと言う榛名山である。そう簡単には行かなかった。スケートリンク入口のストレートで前を走る車を発見、速度を落としつつ峠を下りるが、17番コーナーで追いついてしまった。

 これまでの中でもこの車はとりわけ遅かった。いくら減速してもすぐに追いついてしまう。このままでは後続車に追いつかれる。

 「どうするか...?」

 ドクターうるふの頭には、「やり直し」と言う選択肢が浮かび上がった。今なら傷は浅い。

 ところが、前を走っていた異様に遅い車は17番コーナー後のストレートにある路肩に車を寄せた。惰性走行の我々をパスさせようと言うのである。
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 しかし、問題はまだ解決していなかった。5連ヘアピンで再び前走車に追いついたのである。今度は5~6台の車の列だ。先頭車両を見ることは出来なかったが、助手席に乗っていたゆみごん社長の言に拠れば観光バスだったという。

 いずれにしても、これだけの台数を全部どかすことは不可能だ。しかもこちらは惰性走行。とりわけ5連ヘアピンのような急カーブの連続では速度も出ない。しかもここはそれほど勾配もきつくないエリアだ。

 「かと言って前との距離が離れて行くわけでもない。徐々にだがそれでも近づいてしまっている...。このままで行けば1コーナー立ち上がりの登りでリタイアすることは必至だ。」
 と、ドクターうるふは足ブレーキを踏んだ。ほとんど停止しそうなまでに減速をする。

 「ちょ、ちょっと遅すぎない?後続車が来ちゃうよ。」
 「さっきの車か?まだ来やしないさ。もし来ても、あれだけゆっくり走ってるんだ。ミラーに姿が映ってから対処しても遅くはあるまい。」

 10,9,8,7、その後のストレートと、ドクターうるふはまるで停止しそうなほどの超低速で走行し、前走車との車間を極端に空けてゆく。これだけのことが出来るのも、1年間に渡る走行経験の積み重ねから来る自信によるものなのだろう。

 前を走る車の集団とはかなり距離が離れたはずだ。6コーナーに進入しようというとき、さっきの遅い車が7コーナーから出てくるところをバックミラーで捉えた。

 「これだけ離しゃぁ、行けるだろ。」

 うるふはブレーキをリリース。ゆっくりとした、静かな加速感が180SXに蘇る。2コーナーまでの距離を利用し、速度を回復させる。
 1番コーナーの進入速度は55km。先程より遅かったものの、立ち上がりは先ほどと変わりない速度。最初は悩まされた1番コーナー立ち上がりだが、今はミスすることはなくなった。続く横断歩道もうまく歩行者の切れ目をついた。橋を渡り、伊香保町役場前(編注:現在は「伊香保総合支所前」)の信号は突破できた。

 しかし、それを抜けると次の「伊香保」交差点が見えた。信号は......
「今、赤になったところだぞ」
 これは赤の待ち時間をフルに喰らうことを意味する。交差点から遠い部分は勾配が急なのでここで溜めを作る。

 「待つ」と言うのは非常にじれったいものである。10秒、20秒が1時間、2時間分ものストレスを生み出す。三叉路の変則信号は青になるタイミングを読ませず、ブレーキリリースの瞬間を鈍らせる。すると。

「ア、抜かされた」

 溜めを作ることに夢中で気づかなかったが、いつのまにか現れた後続車が180SXの怪しい走行に痺れを切らし、追い越していったのだった。まずいと思ったドクターうるふはブレーキをリリース。180SXは勾配を下り始めた。信号に近づくにつれ、傾斜は緩む。速度が落ちてゆく。

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「青ンなれ~、青ンなってくれぇ~」

 祈りが通じたか、近づきつつある「伊香保」交差点の信号は青に。

「なんていい色なんだァ......」

 ため息混じりに漏らすドクターうるふ。世の中広しと言えども、青信号の色にしみじみ感じ入っている人間もそう多くはあるまい。
 先ほど180SXを抜かして行った車に続いて180SXも発進、何とか、突破した。

 竹久夢二記念館を左手に見つつ、観光協会前(編注:現在は「ビジターセンター前」)の信号も通過。グリーン牧場前を疾走し、次の「明保野」交差点もパス。正面に赤城山がくっきり見え、渋川の中心地を眼下に見下ろす。
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 と。信号も何もないのに、前の車が次々とブレーキをかけている。

「オイ、何だよ、このブレーキは?!」
「路駐がいるよ!」

 180SXは、前走車に続いてその場で完全に停止した。

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 「うわ、赤ンなっちゃった!」無情にも信号が赤になった。場所は観光協会前(編注:現在は「ビジターセンター前」)である。
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「突破、突破。行ける、行ける。」

 と、強気のゆみごん社長。この人物、自分でハンドルを握らないと妙に強気である。

 「ダメダメ。ムリだよ、これはァ。」あえなく停止する180SX。先頭で引っかかった。

 「またダメじゃん。」

 口を尖らせるゆみごん社長。しかし、ドクターうるふは怪しく口元を緩ませる。

 「そうとは限らないぜ......。」

 反対の信号が黄色になったとき、見切り発進気味にブレーキをリリースする。180SXは重力によって、渋川方面へと滑り出した。信号は青。既に横断歩道中腹まできており、速度はどんどん上がっている。

 「行けそうじゃねェか?」

 低速の期間が少々長かった気もするが、それでも思ったよりはやく180SXは法定速度に達することができた。グリーン牧場前では公には表記できない速度に達する勢いである。

 「いいねェ!」

 疾走......であった。まさにそんな言葉がぴったり来る走り。180SXは音もなく、まるで電気自動車のように榛名の裾野を渋川へ向けて駆け下りた。

 その後、何度か信号にも掛かったが、坂が急なため、全て重力による発進で切り抜けた。

 渋川駅へ向かう三叉路(信号名「入沢」)。道なりに右へ行けばJR渋川駅だ。信号は赤だったが、目的の方向の直線的に進む道(法的には左折)は左折信号がついており、このまま行けた。

 「ヨシ、ここの突破率は高そうだな。」

 渋川工業高校を左手に見つつ、またもいいペースで坂を下りる180SX。しかし、その先のT字路で信号に掛かった。信号名は「建設省前」。

 先頭あたりでかかると平面だが、ドクターうるふ駆る180SXは7,8番目で坂は比較的急な方だ(写真左)。これなら今までと同じ方法で重力発進できる。

 青。いいタイミングでブレーキを離し、ドクターうるふが交差点に指しかかろうとした瞬間。信号は黄色から赤へ。
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「短けェ~!!マジかよォ!?」

 もはや、ダメである。先頭で停止した180SXは完全なる平坦な場所にいた。

 この後、2,3回の挑戦で、わずかな青信号の瞬間に運よく突破できたこともあったが、その先の道はずっと平地が続いており、このルートでの成功は相当困難と判断した。



目的のディーラーを変更する

 「...という結果になった。ハッキリ言って、ゴールが見えない。」

 再び、2000年12月のゲリラボ本部である。

 「コース変えるしかないんじゃない?あの道じゃ、絶対にムリだよね。」

 この実験の日以外にも道の混雑していない時間帯や曜日などを模索し、運よくこの信号を突破した事も有ったが、次の平地で停止するだけであった。

 数回に渡る遠征実験で得られた結果は、この道では絶対にディーラーまで辿り着けない、という絶望的なもの。一方で、熟達するに従って、この「建設省前」交差点まではかなりの高確率で到達できるようになっていたのである。

 「ここまで来れたって言うことをミッションを成果として報告するのではダメ?もう、この地点で既に16kmに達していて、全行程の約88%を既に惰性走行だけで果たしてるんだよ。あと2kmちょっとだったらJAF呼んでもそれほどの距離ではないし、レッカー代はかなり楽になるはず。この結果で十分驚異的な成果だと思うけど。」
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 しかし、ドクターうるふは首を縦には振らなかった。

 「もう、ダメなのか?これ以上努力できるスキはどこにもないのか?たった数回の実験で出た結果じゃないか。渋川に住んでいる人ならもしかしたらもっといい道を知っているかもしれない。彼らには「あの道通れば出来るかもしれないのにな」って、思われるんだぞ。

 それだけじゃぁない。渋川のこれだけの通りの中でJAFが来るまで路駐して待てるのか?だったらこんなアホなことしてまでここまで来なくても、山の待避所で待ってた方がどれだけいいか知らん。かといって、2kmの行程を押して行くのも非現実的だ。」

 「......やっぱりね。負けたよ、うるふには。分かった、トコトンまでつきあうよ。」

これ以上言っても引き下がらないことを、ゆみごん社長はよく心得ていた。

 「ねぇ......」と、これまで黙ってドクターうるふとゆみごん社長のやり取りを聞いていたピパ子氏が口を開いた。
 「日産のディーラーって、こっちにもあるよね?」ピパ子氏は、地図の上の方を指差す。確かにもう1つ、日産ディーラーが存在する。

 「確かに......な。オレ達の調査でも既に2つの日産があることは分かっていた。しかし、道がない。」

 「走ってみたわけ?」ピパ子氏の質問に、ドクターうるふの動きが止まる。
 「いや......。走ってみたわけではない......。Navin'youの地図で確認しただけだ。なるほど、途中から左にそれて渋川工業高校の北側を抜け......ここから抜ける道さえ発見すれば、北側のディーラーに行けるかも......な。」


新しい目的地

 その後、すぐに榛名山まで赴き、新しい日産ディーラーへの道を探した。

 初回から数えて、現地調査は10回以上に達していた。ドクターうるふの惰性走行技術も向上し、渋川市内まではほぼ確実に到達できるまでに確率を上げた。この調査にはピパ子氏が同行し、彼女のサポートと奇抜な着眼点により、ルートは決まった。
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 その結果、図の青色で示された、かなり早い時期から当初のルートを外れ、渋川工業高校の北側を通り、当初とは別の日産ディーラーを目指す道が最も可能性が高いと分かった。最大の難所は一時停止の後の上り坂で約20m。その先は再び下り坂が続き、運がよければその勢いでディーラーに突入することも可能だ。万一、この難所で停止した場合、ディーラーまでの距離は約1kmとなる。

 そして2000年も暮れに近づいたある日、朝5時。ドクターうるふとゆみごん社長を乗せた180SXはゲリラボ本部を出発した。背後から徐々に空が白み始め、右手に赤城山、左手に榛名山がその姿をあらわす。赤城の頂上はうっすらと雪を頂いていた。

 午前7時、渋川市内に到着。ピパ子氏の助言で発見した新ルートをゆみごん社長と確認する。

 「何としても、今日、結果を出したい。これでムリなら、このミッションは失敗として報告する。」
 「結局厳しいね。はっきり言ってムリ。...でも、やるんでしょ?」

 ドクターうるふはそう言い放つと、180SXに乗り込んだ。

 「行くぞ。ホテルに泊まってる客が動き出す前に伊香保を過ぎるんだ。」

 いよいよ、勝負のときは来た!!

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1999年11月

 指令を受けたドクターうるふとゆみごん社長は、群馬県は榛名山へ向かった。

 榛名山頂でミッションが壊れ、動力伝達が0%の状態を想定する。 通常走行だけでなく、エンジンブレーキも使用不能。 この状態で榛名山を重力だけを頼りに駆け下り、ディーラーまで到達するというもの。最も近い日産ディーラーは渋川市内の国道17号線沿い。 山頂からは約18kmの距離 である。

 今までの中で最も困難な実験になることは明らかであった。

・このミッションの課題は大きく分けて2つ

 1.榛名山~伊香保温泉街:伊香保温泉街の渋滞と信号をタイミング良く抜ける 
 2.渋川市内での、日産ディーラーまでの下り坂をつないだ道探し


 まずは、榛名山を無事に下り、伊香保温泉街を抜けられるかを検証する。



榛名山山頂~伊香保温泉街(1回目)

 本来の山頂はロープウェイで登り、更に徒歩で行かねばならない場所だが、今回のミッションでは群馬県榛名町と伊香保町の境、標高1170m地点、いわゆる峠ダウンヒルのスタート地点を山頂と定義する。
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 この道を榛名湖を背にし、伊香保温泉街を目指し、ギアをニュートラルのまま渋川市内を目指す。ギアを入れてクラッチをつないだ瞬間に実験は失敗とする。

 最初のコーナー番号は30。ここから1番のコーナーまで下る。予想に反し、コーナー次々とクリアする180SX。スピードに乗り、難なく5連ヘアピンを駆け抜けた。

 「結構な急坂なんだなぁ、榛名は。ミスって減速しすぎても、すぐに速度が回復してくれる。 結構行けるかも知れないぞ。」

 しかし、 そう思うのは早すぎた と言うことをすぐに知らされる。そう、まだ全行程の5分の1も走行していないのだ。

 「あー、追いついちゃったよ。」

 「かなり遅いね。」

 と、助手席のゆみごん社長。今回は写真撮影を担当している。
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 180SXの前に黒のバンが現れた。さらにその前を走行する1BOXはどこかのホテルの送迎らしい。榛名山まで宿泊客を連れて行ったのか、それともホテルまで連れ帰る途中なのか。最後の1番コーナーの登りを惰性で登るには、あまりにも遅すぎる。

 「マズイな......。今はまだいいが、徳富蘆花記念館前の1番コーナーの進入で時速60km以上は欲しい。何とかならないものか......。」

 そう言いながら無策のまま1コーナーまで来てしまったドクターうるふ。速度はわずか時速30km。50mほど車間距離を開けていたが、既に後ろから来た車には追いつかれている。50mの車間距離も不自然な印象だ。

 送迎1BOXと黒のバンが1コーナーに近づく。ブレーキランプ点灯とともに、減速。50mの車間距離は数秒で削られ、180SXはコーナー途中で追いついてしまった。立ち上がり後の上り坂だがブレーキを踏むしかない。速度は時速20kmに低下。1BOXと黒のバンは速度を上げて登りをパス。180SXとの間は開く。

 しかし、180SXはエンジンの力を利用できないため、今度はその差がぐんぐん開いていく。後ろを走る車からすれば、180SXの挙動は謎でしかないだろう。

 「ダメだ、コレじゃぁ」

 ドクターうるふはギアを2速に入れ、アクセルを踏んだ。実験は失敗である。ドクターうるふはUターンし、再び山頂へ。


榛名山山頂~伊香保温泉街(2回目)

 「全然ダメだな。昼間じゃムリなのか...?」

 「平日だってのにこの人じゃあね。」

 おりしも榛名山は紅葉のシーズン。 もう、終わりに近い頃だが、それでもこれだけの観光客が足を運んできているとは。

 「とにかく、もう一度走ってみよう。もし、失敗したとしても、次はその場からすぐに実験を再開し、とにかく下まで行ってみよう。」

 部分的に切り取って実験し、各パートごとに成功できるか検証しようという作戦だ。

 山頂から5連ヘアピン、7コーナーまでは先ほど同様問題なく来れたが、やはりここで前走車に追いつき、背後にも車がついてしまった。加速も減速もできない状況再び、である。

 「まただよォ」

 悪態を漏らすドクターうるふ。

 「さっきのことも考えると車間距離は100m以上は欲しいね。」

 「この渋滞で、100mの車間は取れないな......。」

 また、ダメなのか。と、そのとき、ドクターうるふは思いもよらない行動に出たのである!

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「待避所に入って、後続車をやり過ごそう」

 7コーナーから6コーナーへのストレート。左側(谷側)に2箇所の待避所がある。そこに入って、後続の車を全てやり過ごし、後続がいなくなったところで再び本線に戻ろうという作戦。しかし、そんなことが可能なのか。

 2箇所のうちの長いほうの待避所を選んで入ったドクターうるふ。とは言えそれほど長いものではない。スケートリンク入口から後ろについていた車列はここに来るまでの間に10台以上にまで膨れ上がっていた。

 数台の車が180SXを次々と抜き去る。バックミラーで切れ目を確認しつつ、停止しないように注意する。

 人が歩くくらいの速度を保ちつつ、全ての車が過ぎ去るのを待つ。できれば停止させたくない。次の車も近づいている可能性がある。なるべく早く巡航速度に戻したい。

 車の列が、切れた。待避所の終端が迫る。すかさず右ウインカーを出し、本線に戻る180SX。やっぱりだ。バックミラーには7コーナーを抜けてきた新たな後続車が写し出されている。

 「早くしてくれ~」

 そうである。いかに榛名山が急だとは言っても後続車がバックミラーに写っている状況では下り坂だけに頼った加速では物足りない。しかし、6コーナー途中でようやく時速30km程に回復。後続車にはまだ追いつかれていない。

 「アブねェ~......」

 ため息混じりに漏らすドクターうるふ。しかし、冷静に考えればこれは1コーナーを抜けるための準備に過ぎない。まだ1つの関門も突破できていないのだ。もうすぐ1コーナー。先ほどの後続車にはかなり近づかれたが、速度は60kmといいペースをキープしている。前方に車はない。

「行くぜェ!」

時速70kmでコーナー手前に進入。ブレーキを踏んで軽いフロント荷重を作り出す。コーナー脱出時の速度は時速50km強位だろう。徐々に速度を落としながらも、第一関門の1番コーナーの坂を登りきった。

「よっしゃァ!」

 徳富蘆花記念館前で時速約30km。このくらいの速度で走っている車はいくらでもいるので問題ないだろう。

 しかし。先ほどからスピードメーターに気を取られていたドクターうるふが、前方を見たとき、絶望的な光景が眼前に現れたのだ。

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「マジか...」
観光客の集団である。

 問題の1コーナー立ち上がり後に横断歩道が存在する。右側には伊香保の石段街があり、町営駐車場は左側。それを結ぶのはこの横断歩道のみ。それゆえに、ここをパスするのは運任せだ。

 無情な減速。そして停止。180SXが再び動き出すことはなかった。

 先ほどの関門の直後、これほどの強烈な問題が待ち受けていようとは、さすがのドクターうるふも予想だにしなかった。

 また、失敗である。

 「しょうがない、ここをパスしたとして、この先も走ってみよう。」

 歩行者が切れた後、時速20km程まで1速で加速し、再び惰性走行に入る。この先伊香保温泉街は緩やかな坂が続いており、不用意な減速や停止はミスに直結する。

 次の障害である、伊香保町役場前の信号。ここは下りではあるものの、傾斜は緩く、惰性での再発進はできるが、後続車がいる状態では現実的ではない。
 今回は運良く信号が青でそのまま通過。速度も時速40km前後をキープし、問題ない。

 続いて、「伊香保」交差点。ここは平坦なため、かかればアウトだ。

 「ヤバイ、このままだと停まる」
 「減速するしかないんじゃん」

 信号の相当手前なら下り傾斜がある。そこに残って青になるのを待とうと言う作戦だ。青になったら、残った惰性とわずかの下りで、そのまま信号をパスしようと言う作戦だ。

 「不自然かな?オレの走り。」
 「かなり不自然だね。」

 それはそうである。先の信号が赤とは言え、そこまでは100mくらいあって前には誰もいない。後続車からすれば減速する理由がないのに極低速する謎の車と認識される走りだ。

 「"伊香保"交差点は三つ又だから信号が予測出来ねェんだよな。」

 そう言いつつもドクターうるふは決断した。信号は赤だがブレーキを離す。180SXは下り坂の惰性に任せて速度を上げていった。このくらいの速度がなければこの先の平地を突破できない。

 速度は良い。だが、赤信号で止まっていた前走車との距離はどんどん詰まる。後続車を引連れているときは長すぎると感じた前走車との距離も、こうなると短すぎると感じられる。信号まで後30m。ようやく青に変わる。停止していた車は2台。先頭の車が発進。続いて2台目が動き出す。180SXが前の車に追いついたのはそんなときだった。

 このままではぶつかってしまうので軽くブレーキを踏む。減速しつつも、再び下り坂エリアに突入。何とか切り抜けた。

 「あぶねぇ~......」

 180SXは再びペースを回復。竹久夢二記念館前を通り過ぎる。

 しかし。次なる問題が180SXにふりかかる。


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2019年12月6日、リメイク動画を公開!



1999年11月

 ゲリラ実験室が発足して間もない頃であった。ゲリラ実験室本部の電話が鳴る。受けたのはドクターうるふ。

 「もしもし...」

 「うるふか......?調子はどうだ?」

 電話の向うからは潜めた男の声。穏やかに話は切り出されたが、ただならぬ雰囲気が漂っている。男は少し間を置いてから、こう切り出した。

 「新たな指令だ。今度のは手ごわいぞ。」
 「いつものことじゃないか。」
 「フッフッフ。僕のお遊びに付き合ってくれるのは君だけだからね......。大切にしないと。末永く......」

 「お遊びじゃないんだろう?」
 意地悪く突っつくドクターうるふ。両足をどっかりと机の上に投げ出している。

 「お遊びもビジネスも大差はない。」

 男は、続けた。
 「次のミッションは......」

 ゆみごん社長が実験室に入ってきた。ドクターうるふのただならぬ表情を見たのだろう。入口で動きを止めたまま、じっと様子をうかがっている。

 「バカ野郎。そんなのムリだ。」
 「フッフッフ。時間的な制約は特に定めない。健闘を祈っている。」

 「誰?」
 と、ゆみごん社長。表情は硬い。
 ドクターうるふは「フーッ......。」と、大きく息をついた後、
 「新しいミッションだ。今度のは手強いぞ。」



ゲリラ実験室
MISSION7 榛名山でミッションが壊れた!惰性で麓の工場まで走行せよ!


 「無理だよォ、そんなのォ......。惰性走行で工場までなんて。だいたい、日産のディーラーってどこにあるの?」
 投げ捨てるように、レポートを机の上に放り出すゆみごん社長。話を聞いただけで諦め半分の様子だ。
 「ここ。渋川市内の国道17号沿い。ここが一番近いとこ。」
 ドクターうるふは冷静に指を指して見せる。
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「ゼッッッッッッッッッッタイに、ムリ。」

 最も近い日産ディーラーまでは榛名山の山頂から18kmもの距離にあった。時間にして40分(当時のSONY製パソコン用ナビNavin'you4.5で算出。上記画像も同製品のもの)。これを全て榛名山からの惰性走行で走破しようというのだ。

 「だろうな。でも、とりあえず行ける所まで行ってみる......ってことしかないだろう。まぁ、見てなって。驚異的な記録をたたき出してやるさ。」
 単なる開き直りなのか、それとも勝算があるのか......?ドクターうるふの表情には久しぶりに自信がみなぎっていた。


2000年12月

 あれから1年が経過した。

 当研究所ではこのミッションの成功に向け、常に高いものを追求してきた。既に何度目の榛名山遠征になろうか。しかし、いかに数を重ねようとも実験前の綿密なブリーフィングに気の緩みは微塵もない。実験室にはドクターうるふの他に、ゆみごん社長、ピパ子氏が座っている。

 ゆみごん社長とは既に何度か実走実験をしているドクターうるふ。今回はその中間発表だ。

 「この実験は"ミッションが壊れた"という設定で、動力の伝達が全く出来ない状況下にあることを想定している。つまり、駆動力を伝達出来ないから、通常走行だけでなく、エンジンブレーキもかけられない。"下り坂はエンジンブレーキ併用"と言う、教習所で教わる大前提にも反して斜面を駆け下りてゆくのさ。」

 ドクターうるふはみんなの方を向き直った。

 「現在集まっているデータを全て洗い直しているところだ。現段階で分かっている問題点について再度確認しておきたい。まず、最初の関門。それがここだ。」
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 スクリーンに問題の場所が映し出される。榛名山第一コーナー。榛名山を下ってくると写真の左から来て、奥へ向かって登ることになる。道の延長上に見えるのが徳富蘆花記念館、バスが停まっているのは町営駐車場だ。

 榛名山頂から番号付きのコーナー30個の内、唯一ここだけが登り坂となる。コーナー立ち上がりが登りとなるため、いかに速度を落とさずにカーブを曲がれるかが最大の焦点となるだろう。

 「この他、いくつかの関門は伊香保温泉街に集中している。」

 「伊香保町役場前の信号に......、「伊香保」交差点の三叉路......他はどこも信号がらみだったね。」

 「そう、信号に掛かったら停止しなければいけない。信号が変わるタイミングを熟知し、予測した運転が必要だ。」

 「この先にもいくつか信号があるが、他の信号は停止する場所が下り坂になっているから、例え停止してもまた発進できる。」

 「ホントォ?」

 「そこを運良く突破できたとしても、厳しいのは斜面に対して、直角に走行する所だよね。渋川市内にはそう言うところが多すぎる。」

 と、数回のチャレンジに同乗したゆみごん社長が言い放つ。

 「そう。そして絶望的なのが、日産ディーラーまでの道が上り坂であること。」

 「じゃあ、絶対に無理じゃん」

 「そう。絶対に無理だった。それでも近くまで行ければそこからディーラーの人を徒歩で呼びに行って、押してディーラー内に入ることもアリだろう。」

 「で、結果はどうだったの?」(ピパ子氏)

 「これからその実験の様子をご覧に入れる。」

g_title.jpgゲリラ実験室index



エンジンの動力を使わず、 
坂を下る勢いだけでディーラーまで辿り着けるか?

 「渋川市内の国道17号沿い。ここが一番近いとこ。」 
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「ゼッッッッッッッッッッタイに、ムリ。」 
 
ゲリラボ史上最も困難なチャレンジ!走行17km、所要時間は30分。 
こんなことが可能なのか?! 



 幾多の信号と上り坂。そして渋滞! 
困難は容赦なく180SXを襲う!!

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 「うわ、信号赤ンなっちゃった!」
 「突破、突破。行ける、行ける。」 


平地、信号、登りに歩行者、駐車車両。
 運と、技術と、根性と。


 構想1年、遠征10回。 



 
そして、180SXにトラブル発生! 
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 ガガガッ!!
 「クソッ、乗り上げた!」
 「止まる、止まるーっ!!」


 レッカーはもう、要らない?!
 JAFも逃げ出す、驚異の実験。 



 ディーラーは遥か......。果たして辿り着けたるか?


(2000年12月18日、旧サイトに公開したリライト版)



あれから20年...。
2019年、リメイク動画を公開。

2019年11月30日、予告編のリメイク動画を公開!


2019年12月6日、本編のリメイク動画を公開!

 餅はうまく焼けることが判明した。しかし、これだけでは満足しない。先ほど失敗した焼き芋を成功させてやろう、そう決めて、芋を装着していたその時。

爆音と共にレトロなスポーツカーが180SXの脇を通りすぎ、停車した。

「車壊れちゃったの?見てあげるよ!」

 これには肝をつぶした。「実は遮熱板で焼きイモ作ってんです」なんて言えるわけがない。

 車種は不明だが、真っ赤な6、70年代あたりと思われる2人乗りスポーツカー。幌の屋根である。オープンになるのだろう。年の頃は40~50歳くらいで、完全に趣味に生きているイイ感じの渋さがあるオヤジだ。隣には奥様と思われる女性が。

 あの車を走らせているのだから、ガレージでも持ってて、エンジンのオーバーホールくらい自分でやっちゃうんだろう。ボンネットを開けて若い男女がエンジンルームを覗きこんでいる姿を見て、「スポーツカーでカッコよくデートしてたらまさかのエンジントラブル、どうやって直したらイイのかさっぱり解らない哀れなオトコ1名。ヨシ、俺が助け舟を出してやろう。」そう思ったに違いない。

 そんな彼に、この計画を説明したら、どんなリアクションが返って来るか、予想もつかない。「そんなのは車に対する冒涜だよ!」と怒鳴られるかもしれない。

 「べ、別に壊れてるわけじゃありません。どうもお騒がせして済みませんでした」と言い、降りて来ないようにと祈った。幸い彼は、「あ、そうなの」といって、再び爆音を響かせて過ぎて行ったので安心した。今、冷静に考えてみると事実を言ってみても面白かったかもしれない。困っている人を助けてあげようとした人なんだから、絶対にイイ人だと思う。あのスポーツカーの方と、一緒に走っていたジムニーの方、あのときは言えなかったけど、僕たちは世界初の実験をしていたのです。

 再び碓氷峠。C130後ストレートの退避場にサルがいる。無視して通過してしまったが、今から思えば焼き芋の匂いをプンプンさせながら、停車してみても良かったかもしれない。エンジンルーム内の焼き芋に対し、サルたちがどんな行動を取っただろうか。

 その後もこれならホイル焼きでもグラタンでも作れそうだ、パンも焼けるかもしれないと、話が弾む。あたりはうす暗くなっていた。

 途中、エンジンルームにサツマイモが入っていることなどすっかり忘れて本庄でガソリンスタンドに入る。軽井沢に行った帰りは必ずここだ。

「窓拭いてもよろしいですか?」

 窓を拭いている店員さんは、さぞ、おかしいと思ったに違いない。なんで焼きイモの匂いがするんだろう。この車からするような気もするけど、そんな訳ないし......と。
 店員さんは平静を装っていたが、絶対に異変を感じているはずである。何しろ、本当の焼きイモ屋さんのように、あたり一面焼きイモの匂いがしているのだから。

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ラボに到着後、イモを取り出してみたが、今回も失敗であった。
芋を薄くするなどの対策を練る必要がある。

 前回同様、周囲5mmほどはうまく焼けているが、中心部には火が通っていない。やり方に問題があるのか、それとも温度か。課題は多い。

 ただ、今回の実験で、オーブンの倍ほど時間はかかるが、餅は確実に焼けると言うことが判明した。特別な技術は必要としない。途中で裏返したりもしていない。遮熱板に密着するように固定できれば、後は走るだけである。下に、おおよその焼き時間を示しておく。

通常走行(2000~3000回転) 40~50分
高速走行(3000~4000回転) 35~45分
全開走行(4000回転以上) 25~35分?

 比較的火は弱いようなので、時間にそれほど神経質にならずとも大丈夫だと思う。停車場所が近くになく、すぐに取り出せそうにない場合は、回転数を下げて火加減を調節しよう。なお、実験に使用した180SXはエンジンの排気側、すなわち、餅がセットしてあるすぐ上に放熱のための穴が開けられているので、これを考慮すると通常の180SXではこれより5分程度、早く焼けるかもしれない。

 餅の枚数に関しては余り関係ないように思える。注意して欲しいのは厚さと置き方である。厚さが2cmを超えるような餅は薄く切ったほうが良い。火が通りきらない可能性がある。なお、厚さ3cm超えるようなものはスペースの関係で設置できない。置き方は、必ず遮熱板に密着するように固定し、走行中脱落しないように注意しよう。針金を固定するのは、エンジン本体や、パイピングなどの走行中に動きのない部分にすること。アクチュエーターなどには絶対に固定したり、針金を干渉させたりしないように注意しよう。今回の実験ではエンジン本体のパイピング類と、ストラットタワーバーを固定に利用した。

 今回の実験を終えて、ドクターうるふは語る。

 「なんで、こう言う器具って言うか、装置が発売されないのかなって思うね。個人レベルの針金とアルミホイルだけで餅が焼けちゃう。メーカーが作れば湯沸かしだってパン焼き器だってなんだってできちゃうよ。湯沸しなら実用性も高いし、メーカーだったら絶対に実現させられると思う。RV車にはオプションで用意したら絶対に売れると思うよ。

 今、お湯さえあればなんでも作れちゃうんだよね。目的地に着いてさ、すぐにコーヒーでもスープでも飲める。暖かいものが常にあるって言うのはアウトドアでは本当に幸せなことなんだよ。今の時代に、絶対必要なものだと思う。

 誰か、そう言う関係の方がいたら作ってよ。「うるふの怪しいホームページ」宣伝してくれれば、このアイデア、タダで持って行って良いからさ。もしかしたら、億単位の儲けになるかもよ。

 ま、今回は餅だったけど、非常に簡単にできて、かえってレポートがつまんなくなっちゃった。それくらい簡単にできた。着いたらすぐに食べられるでしょ。手軽なんだよね。容器を改良して、装着と取り出しがもっと簡単になれば利用価値はかなり高くなると思う。焼きイモも絶対成功させて見せる。このままでは終わらないよ。」

と意欲を見せる。この排気熱利用に大きな期待を寄せているようだ。

実験は無事終了し、その結果だけを残して、研究員たちはいずこかへ去って行った。
新たな検証が、彼らを待っている。

走行中に調理して、
着いたらあったか、すぐ食べる。
2000年は新しい鏡開きでスタートしませんか。



 芋を室内に持ちこむと焼き芋屋さんのあの香りが180SX内をいっぱいにする。時刻も12時とちょうど良い。食欲をそそる。外見も悪くない。透明感のある黄色。最高の状態だ。

 だが、ドクターうるふの口からは、思いもよらない言葉が飛び出した。

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「あー、ダメだ、こりゃぁ」

切り口の様子から想像頂けるだろうか。中心部はほとんど火が通っていない。

 「芯があるよ。芯っていうか、全然焼けてない。表面の2、3mmしか焼けていなくて後は全然火が通っていない。あったかくはなっているけど、完全に生の状態。これじゃあ、食べられないよ」

匂い的にはかなり良いのだが、残念だ。

 「仕方ない、とりあえず当初の目的に戻って餅をしっかり焼こう」

 ここで餅をセットし、妙義山を下りて、碓氷峠を登りきったところで試食しようと言う計画を立てた。時間的にはおそらく30分~35分程になるだろう。時間は若干芯があった先ほどと同じ位になるが、後半碓氷峠があるため、火加減的にはちょうど良いと思われる。

 今回はアルミホイルへの付着を防ぐため、最初から餅を海苔でくるみ、その上からアルミホイルで包装する。餅2度目のアタックは厚さ約1.5cm~2cmのサトウの鏡餅2つと、自家製かき餅2枚の計4枚。100%もち米使用の自家製かき餅を選んだのは勝利を確信してのこと。失敗は許されない。

 セットはもう慣れて来て、時間はかからなかった。12時23分、妙義山駐車場を後にする。今度は比較的おとなしい走行で妙義山を下りる。回転数は2500~4000程度。妙義山が終わって、碓氷峠までは通常走行が10分ほど。碓氷峠はまあまあスポーティーな走行で3000回転~5000回転くらい。

「最後、ちょっと焦げ目をつけるか」

と言って、C170くらいから全開走行にする。餅の状態を見ないで火加減を調節しなくてはならないのだから、職人芸だ。無論、餅焼き2度目なのだからうまく行っているかは解らない。適当なことを言っているだけだ。

 碓氷峠を通過し、長野県に入ったのが1時ちょうど。そのまますぐに右折し、別荘へ続く道の路肩に停車した。ボンネットを開けると、前回とは違い、海苔の焼ける香ばしい匂いが漂う。触ってみると柔らかい。残念ながら、焦げ目はないが、うまく焼けているようだ。

海苔作戦は大成功。アルミホイルには全然ついておらず、容易に取り出せた。 見よ!この美しい伸びを!180SXでこれだけ立派に餅が焼けるのだ!

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「今度はうまく行った。これは完璧」

と、2人とも興奮を隠さない。
そのまま醤油をぶっかけて食す。普通に焼いたのと全く変わりはない。今度も排気ガス臭いなどの問題もない。衛生面でもさほど問題はないだろう。おそらく、世界初ではないかと思われる、180SXで焼いた餅。今度は芯など存在しない。完全に食べごろの状態だ。

 今回の成功で、位置的な問題よりも、餅の厚さが、焼き時間に影響していることが判明した。


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 はっきり言ってうま過ぎる。豪快に醤油をぶっかけて食べよう。
 同じ焼肉も、河原でバーベキューした方が、家庭よりうまく感じるように、こっちの餅の方がおいしく思える。満足度は非常に高い。ブナの林に見え隠れする浅間山を眺め、思いを馳せるドクターうるふ。餅の伸び具合を楽しむように、くわえては引っ張って餅をちぎっている。何とも言えない、至福の瞬間だ。

 しかし、その満足はリベンジへの闘志と変わるまでにそう時間はかからなかった。

「焼きイモを成功させよう!」

 先ほど失敗した焼きイモを再び装着して、帰宅までの2時間半、通常走行のとろ火で、じっくり焼き上げようというのである。さすがに2時間半あれば火も通るだろう。

 そして、ボンネットを開け、イモを装着しているときに問題は起こった!今すぐ、次のページへ!


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 餅を遮熱板に装着してから35分、待望のボンネットオープンである。とりあえず、目視で確認する限りでは、脱落などのトラブルは見られない。

 軍手をしてアルミホイルに触れると、軍手を通しても餅の熱さが伝わってくる。やはり熱は十分伝わっているようだ。予定より長時間だったが、焦げたような臭いはしない。慎重に針金をほどいて行く。それほど針金は熱くない。ドクターうるふが声を上げた。

「焼けてるよ、これは。」

「焼けてる?」聞き直すゆみごん社長。
「焼けてる。絶対。」ドクターうるふがアルミホイルを取り出しながら繰り返す。「柔らかいもん。」

 なるほど、アルミホイルの上から押しても指の形にへこむ。イイ感じに焼けているようだ。車内でアルミホイルを開けてみる。

しっかりと伸びてくれた。これぞ、うまく焼けている証拠だ。

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「全然オッケーじゃん。」

 臭いをかいでみる。排気ガスなどの有害な臭いはない。アルミホイルにべっとりとくっついてしまっているが、試食には問題ないと思われる。そこで、実際に食べてみる。先に口にしたのはゆみごん社長だった。

「うん。普通のモチだ。うまく焼けてるよ」

ドクターうるふも食べてみる。
「こっちは餅が厚かったようだ。ちょっと芯があるな。それとも位置的な問題か......」

確かに、ドクターうるふの方はまだ焼けてない硬い部分が残っていた。

 妙義山では1発成功させたかったため、行く途中からテスト実施したわけだが、この時点でうまく焼けてしまったので拍子抜けする。すると、ゆみごん社長があくなき探求心をムキ出しにした。

「サツマイモ買おう。焼きイモに挑戦してみよう。
ナスとかシイタケも焼けそうじゃない?」




 道の駅「おかべ」は国道17号バイパス沿いにあり、普通車はもちろん、大型車も入ることができる規模のもの。酒、漬物など周辺の特産品も取り揃えており、食堂は朝7時半から営業。しかし、何といっても特筆するのは周辺で採れた農産物を直売しており、これが信じられないような激安なのだ。ゆみごん社長はそれを知っていた。

 とりあえず、巨大なサツマイモ、餅に巻く用の海苔、そのほか家庭で必要な野菜類もついでに買い込む。醤油は1リットル物しかなかったので、あとでコンビニで購入することにした。

 「妙義山までサツマイモを装着した状態で行こう。1時間半ほどかかるだろうから、十分焼けるでしょ。」と、ゆみごん社長。焼きイモにかなりの期待を寄せているようだ。

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厚さ3cmほどに切る。直径は10cmくらいのかなり大型のサツマイモだった。 新聞を束ねるときのような感じで芋を針金で縛る。1箇所をすぐに外れるようにしておいた。 運転席側から見てエンジンの左、ちょうど助手席の前あたりに遮熱板がある。あまり大きな物はつけられない。

 購入したサツマイモはあまりにも大きすぎて、限られたスペースには入らない。厚さを3cmにカットして、先ほどの餅と同様にアルミホイルでくるむ。針金は十字に巻き、1箇所がすぐに外れるように工夫し、簡単にサツマイモを取り出せるようにした。今回はサツマイモ自体に重みがあるのでしっかり固定する。ただ、スペース的に相当ギリギリなので、まず脱落はあり得ないだろう。

 道の駅「おかべ」を出る。時刻は10時10分。国道17号は比較的すいており、順調に進む。

 途中、松井田町付近のセブンイレブンで醤油を購入する。すでに1時間以上が経過していた。

 車の外に出るとボンネットからは焼きイモの匂いがただよって来る。完全に焼き芋屋さん状態だ。

「焼けてるよー、焼きイモ。」焼きイモができていると確信しているドクターうるふ。醤油を買って、ここでトイレを済ませる。ヤンマガの頭文字Dを立ち読みして車に戻る。真子ちゃんの番外編の後編だった。車に戻るとまだ焼きイモの匂いは周囲にただよっている。

 国道18号をそれて妙義山へ入る。妙義山はほとんど走ったことはないが、全開走行を試みる。碓氷峠に比べてタイトなコーナーはなく、路面も安定しており、グリップも良い。100km/h以上で走れるポイントが数多くあり、4000回転~6000回転の領域ばかりになる。排気温は相当上がっているはずだ。

「焼けすぎちゃってるかなー?、焼きイモ?」

 10分近い前回走行の後、山頂の駐車場に到着。室内まで焼きイモの匂いがたちこめる。かなり期待できそうだ。約1分のアフターアイドリングの後、ボンネットを開ける。

 エンジンルーム内は先ほどの餅の時と違い、物凄い熱気だ。マフラーや遮熱板などからはキンキンと言う金属音が聞こえてくる。明らかに通常走行時とは温度の領域が違う。一部、アルミホイルが白く変色している部分もあり、温度の高さを物語る。軍手をしても長時間は持てないほど、芋を包むアルミホイルは高温になっている。

 少し冷ましてから車内に持ち込む。ホイルをはがすと室内は焼き芋の良い匂いに包まれる。焦げなどは見当たらない。

しかし、そのとき、予想もしない言葉がドクターうるふの口から発せられた!!



 最近、環境に対する意識が国民レベルで高くなってきたように思う。我がゲリラ実験室でもゴミの分別収集を始め、紙の利用の削減などに取り組んでいる。
 そこで考えた。車のエネルギーを走行以外にも利用できはしないか。我々は、排気ガスの熱を利用してお湯を沸かすことは出来ないかと考えていた。温度的には可能だが、実現するのは難しい。水を入れるものは密閉容器にしないと水がこぼれるし、前走車の排気ガスが混ざるかもしれない。しかし、密閉すれば破裂する恐れがある......。固定方法や、取りまわしなどの面も考慮すると個人レベルでの実現は不可能のように思えた。
 計画はそのまま放置されていた。
 しかし、ある日。エンジンルームを見ていて、気がついたことがある。エキマニの遮熱板に水平部分が存在するのである。
ここで考えついた。もうすぐ正月、
180SXで餅が焼けるのではないか
と言うことだ。水と違って、餅のような固形物ならアルミホイルでくるめばそれで十分だ。密閉して沸騰して破裂、ような危険もなく、高熱なので衛生面でもほとんど問題はあるまい。
 しかも、先述の通り、180SXの遮熱版は、
「ここに餅を載せてください」
と言わんばかりの形状。更に改めて見てみると、固定に利用できそうなものはいくらでもある。温めるものを水でなく、餅にすることによって、この計画は、大きく成功へと近づいた。
「この勝負、もらった......」
 いま、日産の技術者さえもが思いつかなかった世紀の大実験が、我が「ゲリラボ」の手によって実施される!


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 「あけましておめでとうございます、と言うことでね、2000年も、ゲリラ実験室は180SXを始め、車を愛する皆様を代表して、お役に立つ、様々な実験を行なって行きたいと思います。ま、本当にね、読んで下さる方々には感謝の一言に尽きます。月並みな言葉しかないけれど、ありがとうございます、と、お伝えしたいですね。」
 と、当実験室最高責任者、ドクターうるふ氏。らしくない、結構マジメな挨拶である。
 ま、正月と言うことで、それらしく180SXに鏡餅を置いてみた。

 使用するのは、この「食べたらわかる、サトウの鏡餅」である。2000年1月11日の鏡開きはちょっと違ったスタイルで、ライバルに差をつけることもできる。この実験が成功したら、180SXオーナーの方はぜひ試して欲しい。

 今回の実験に関して、ドクターうるふは語る。
「今までね、エンジンの熱を何かに利用できないかなと思っていたんだよ。エンジン内は800℃もの高熱になっている。でもその熱エネルギーが運動エネルギーとしてタイヤに伝わる分は30%以下だって聞いたことがある。つまり、半分以上は熱エネルギーとして空気中に無駄に放出されているって言うわけだ。だから、それを利用して餅を焼くって言うのは、無駄に放出される熱を積極的に利用しようって言う前向きな行動なんだよね。
 排気ガスがエンジン外に出て、エキマニを通るときでも600℃くらいはあるでしょ。遮熱板を通しても200℃にはなっていると思うな。オーブンで餅を焼くときは200度で約15分。だからこっちも15分くらいで様子を見てみたいね。
 え?その前に焼けるのかって?焼けるよ、絶対。今回は成功しか考えていない。問題は火加減だけ。出来る出来ないじゃないんだよね、オレの中では。

出来た餅がうまいかうまくないか
って言うことなんだよ。」

 とにかくその自信は並ではない。今までには感じられなかったほどの自信に満ちあふれている。
kagami_cut.jpg kagami_cutted.jpg

 鏡餅のままでは到底遮熱板の上に置くことはできないので、小さくカットする。火加減がわからないので様々な大きさの餅になるように切った。180SXのボンネットは即座にキッチンに変わる。通勤途中のドライバーが「なんでコイツら、こんなところでモチ切ってんだ?」と、怪しげに見て来るが、無視する。
 切った餅は右の写真のように遮熱板の上に密着するように置き、針金で固定した。今回は量が少なく軽いため、それほど神経質にならなくても良いが、脱落しないように注意しよう。アクチュエーターにでも餅が詰まってトラブルになったら、日産のディーラーに、何故こんなところに餅が詰まっているのか、説明するのが面倒だ。
 ただ、走行時の振動は予想を超えるほど大きい場合もある。餅が遮熱板から離れると焼き具合に大きな影響があるので、しっかり密着するように固定できているか、確認して欲しい。また、装着は必ずエンジンを停止してから行ない、遮熱板が熱いときは軍手をするなどして、事故を防ごう。
 8時55分、鏡餅片3きれを遮熱板に装着した180SXは妙義山へ向けて出発した。15分後にとりあえず様子を見る予定である。
 走行はとりあえず、2000回転~3000回転の通常走行を心がけた。信号での停止もほとんどなく、順調な走行が進む。15分が経過した頃、180SXは国道140号を走行していた。様子を見たいが、ここで停車するわけにも行かない。もうちょっと進むことにする。
 20分。国道140号を離れる頃、ドクターうるふに異変が生じた。
「ヤベェ。オレ、トイレ行きたくなっちゃったよ」
 突発的に訪れた緊急事態。餅を見ているヒマはない。とりあえず、道の駅「おかべ」に向かった。深谷市内を抜け、時間は25分経過。道の駅「おかべ」を目指したのは、トイレだけが目的ではない。餅につける海苔と醤油を購入するためだ。
 更にゆみごん社長は餅の次に第2段として焼きイモを焼こうという計画まで浮上させる。この女、人が苦しんでいるときに良くもそんな悠長なことが思いつくものだ。やはりタダ者ではない。
 「ここだっけなぁ......。」国道140号から道の駅「おかべ」などというレアなルート設定をしたことがないドクターうるふ。しかも、トイレに行きたいという思いが先行して思考がついて来てくれない。既に30分を経過。だが、別段車内には異臭などの問題は起きていない。無論、これは餅の方からの異臭である。ドクターうるふからの異臭ではない。
 餅の装着から35分が経過し、道の駅おかべに到着した。ドクターうるふも事無きを得たようだ。
 さて、いよいよ、待望のボンネットオープンである。果たして、結果は如何に?


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「焼けるよ、絶対。
今回は成功しか考えていない。
出来た餅がうまいかうまくないか
って言うことなんだよ。」

日産の技術者さえも思いついたことのない、
意表をついたとんでもない計画!


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サツマイモ買おう。
焼きイモに挑戦してみよう。
ナスとかシイタケも焼けそうじゃない?」
「あー、ダメだ、こりゃぁ」

そんなことが、可能なのか?!


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「最後、ちょっと焦げ目をつけるか」

「車壊れちゃったの?見てあげるよ!」

かつてない実験は、かつてない結果を呼ぶ!
衝撃の事実が、今、明らかに!!

ゲリラ実験室、MISSION3

180SXで餅は焼けるか?
2000年鏡開きは、180SXで行う!!

 エリーゼが街中を走っていると、一般の人は、まずはその屋根の低さで、普通の車ではないと感じるようだ。実際乗ってみても、アイポイントが低いことは間違いない。夜は、普通車のロービームでさえ、まぶしく感じるのである。ただ、最低地上高は...?ヨシ、実験だ!

■このブログの内容

  ・最低地上高計測器を作る!ツーバイフォー材の幅が約9㎝ 
 ・エリーゼの最低地上高は?
 ・我が家のオフロード車、180SXと比較する 
 

同じ内容の動画もあります。
この記事にはない、身体を張った大実験もありますのでご覧ください!


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 上の写真は、我が家のクルマ3兄弟である。背の順となっているが、当然、最も背が低いのはエリーゼである。180SXは車高調が入っているが、エリーゼで行けない所にも行くため、下げ幅は控えめにしてある。その為、アイポイントは高く、エリーゼに乗り換えると、違いはすぐに分かる。

 そのようなエリーゼだから、僕は、最低地上高も、エリーゼが一番低いと、認識するものである。アイポイントは低いし、着座位置も低い。ならば車体の床も低い。...はずだ。
 ただ、言われてみれば実際に計測したことはないが...。

 エリーゼで日常生活を送ろうとするなら、天井の低さが関係するのは乗り心地程度の物である。

 しかしながら、最低地上高はそうは行かない。保安基準である9cmは必須としても、コンビニや、踏切など、シャコタン車を悩ませるポイントはたくさんある。

 人によって何が日常か?これは異なる。釣りやキャンプがしたければ、ある程度の車高は欲しいし、変な段差がない所だけで十分生活できる、と言う方もあろう。

 とは言え、エリーゼの最低地上高を知っておく必要はあるし、これからエリーゼを買って通勤や買い物にも使おうと考えている方には、この実験は有益なはずだ。


■最低地上高計測器を作る ツーバイフォー材の幅が約9cm

 最低地上高を測るのは結構難しい。エリーゼのように車体底面がまっ平な車ならいいが、そんな車はほとんどない。

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 なので、このようなものを作った。ツーバイフォーの端材をこれまた持ち手となる端材の板につなぎ合わせたもの。これを低そうな場所に差し込んで計測する。ツーバイフォー材の幅は9㎝弱であり、保安基準クリアの目安には丁度良い。

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 今回は、持ち手となる端材の板との接合に鉄製のプレートを使用し、この高さを含めてキレイに9㎝となった。なお、買った端材がたまたまそうだっただけだが90度回転させて使うと12㎝。最低地上高ギリギリ、と言うのはあまりないと思うので、これは丁度良い偶然。サイズ合わせの断裁などは一切なしで、価格は10円。



■エリーゼの最低地上高は?
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 まずはアプローチアングル。最初にぶつかりそうなポイントは、フロントスポイラーのこの低い部分。タイヤ接地部分から約60㎝の所にある。


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 じゃぁ、測ってみましょう。

 ...え...?

 エリーゼさん、意外と最低地上高は確保されていらっしゃる...?んですね...。自作計測器の向きを縦に使用しているので、何と12㎝が余裕ということ。14㎝くらいクリアランスはありそう。


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 もっと低そうな場所はないかな...?ということで、フロントカウル後端がちょっと垂れ下がったようになっている。見た目からしてここで大体13㎝くらいだと思われる。

 ただし、ここはもし当たったとしても、そのまま前進するのであれば、当たった障害物にカウルが押し上げられる感じで突破できるだろう。こすりはするが、大きなダメージには至らなそうだ。やりたくないけど。
 ただ、バックで引っかかったら向きが逆なのでアウトである。カウルがめくれあがって割れる。それは絶対にやってはならない。



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 では、車体中央はどうか。ここも十分余裕あり。エリーゼの車体底面は完全にフラット。飛び出した部分はボルトの頭になるが、13㎝以上は確実にある。本稿とは関係ないが、本当に効率の良い底面をしていると、惚れ惚れする。

 ...と言うことで、僕のエリーゼの最低地上高は13㎝程度、ということになる。買ってから車高はいじっていないが、この高さなら多分ノーマルだと思って間違いなかろう。

 車高調などを入れている場合は、同じような装置を手作りするなどして調査して頂ければ幸いである。


■我が家のオフロード車、180SXの最低地上高と比較してみる

 我が家の180SXは時にオフロード車として扱われる。これで、釣りに行ったり河原のキャンプに行ったり、昔はゲリラ実験室という企画でオフロードも随分走った。そういう使い方もするもんだから、車高調は入っているが、設定は高めにしている。ノーマルよりは下がっているかと思うが、その下げ幅は最小限だ。

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 まずは、アプローチアングルの比較。エリーゼ同様にタイヤ接地面から当たりそうな場所は先端ではなさそうだ。その部分で測ってみると、約65cmとなった。

 あれ...?エリーゼは60cmなので、180SXの方が悪路走破性は低いことになります...が。

 ま、いいか。で、最低地上高は...?エリーゼとまったく同じ自作の最低地上高計測器で測ってみた。

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 あれ...?おかしいな。12㎝ないぞ。


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 え? え?
 車体中央のフレーム部分だが、ここもやはり11㎝くらい...。

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 純正に換えてから、まったく地面に当たらなくなったタイコ部分もこれで測ると11㎝くらい。

 ...と、言うことは?

最低地上高はエリーゼの方が2cm程度高い、ということになります...ね。

 なりますね、ってオイ!180SXよりもアイポイントはエリーゼの方が圧倒的に低いのに、最低地上高は180SXよりも確保されているって言うのかい?
 つまり、室内の高さが180SXよりエリーゼの方が圧倒的に高さがない、ということだ。

 感覚としては信じがたいが、結果はそうなっている...。エリーゼの方が車高は高いし、オーバーハングも短いのでアプローチアングルも有利。

 あくまで日常使いで、オフロードを走るわけではないので、ディパーチャーアングルについては見てない。入れれば出れるだろう、の理屈だが、リアはもう、形状から言って、絶対にエリーゼの方が有利だろう。造りからしても、エリーゼはディフューザーの垂直部分が当たるだけだが、180SXはマフラーのタイコが当たることになり、そのダメージは180SXの方が大きい。

 と、なると...

180SXの方が悪路走破性が高いと思い込んでいた事実は、
本日を以て終了いたします。

 てことかい、オイ?

 180SXの方がアイポイントが高いし、車高の下げ具合もかなり控えめにしているので、絶対に180SXの方が悪路走破性が高いと思っていた。エリーゼで行けない所は、180SXで行く、そう思っていた。

 しかし。

 数値だけ見ると、「180SXで行けない所には、エリーゼで行く」が正しい、となる。
 それを妨げる理由は、万一ぶつけた場合の修理費用がエリーゼの方が圧倒的に高い、ということだけだ。

 データから見れば、180SXで行けるところは、エリーゼでも全て行ける、となる。

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↑ここも行けるわけだ。

いやいやいやいや。
やらないって!

 

■まとめ

 以上の事から、僕のエリーゼは、かなりラフな使い方をしている180SX以上のユーティリティ性があることが判明した。地上から天井までの高さや、アイポイントの高さで買ってに決めつけていたが、180SXで日常生活は全く困ったことがない。ゆえにそれ以上の値を示すエリーゼは、その180SXを以上に日常生活を妨げないと言える。

 ちなみに180SXで入れないコンビニやガソリンスタンド、立体駐車場は記憶にない。行かない所と言えばキャンプや焚火をしている河原とか、そんな特別なところだけである。

 結論としては、一般的な生活はエリーゼでできると言って問題ないだろう。少なくとも僕のエリーゼの仕様ではそういう結果だ。ノーマルのまま乗るのであれば、エリーゼで日常生活はまず問題ないといえよう。
 バッテリーを抜かれ、不動車となったまま3週間放置された180SX。スネていないだろうか...?せめてもの罪滅ぼしに新品バッテリーを購入し、再び走れるようにする。通電さえしていなかったことになるわけだが、大丈夫?

 180SXである。
 前述のように、バッテリーを抜き、全く通電していない状態で3週間放置した。なぜ、このようなことになったのかと言えば、ロータスエリーゼに180SXのバッテリーを移植していたからである。

 エリーゼはロータスと言うイギリスのメーカーの車である。バッテリーは外国車用の物が付いていた。これが高いし、ホームセンターなどでは手に入らない。他のオーナー様のブログやTwitterなどを見ると、エリーゼは非常にバッテリーが上がりやすいクルマである。幸い、僕のエリーゼはそこまでではないが、とは言え、その様な報告が多数上がっている車なので、バッテリーは安くてどこでも手に入るものが良い。

 ということで、国産バッテリーに変換できるか、と言うチャレンジをしていた。(詳細はこちら↓。まだご覧になってない方は参照頂けると幸いである)



 180SXのバッテリーはその実験台として使用していたのだ。もちろん、新しいのを買って試してもいいのだが、失敗したら使えないバッテリーが出たりして面倒なので、ちょっと拝借したというわけである。

 結果、固定含めて移植も問題なく、容量は3分の2になるも、週イチの運手でも何ら問題なくエンジン始動できることが判明した。ひとまずの成功と見ていいだろう。

 ということで、3週間、バッテリーなし状態で放置されていた180SXに新品バッテリー装着したというわけである。

 
 
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 購入したのは、40B19Rというメチャクチャオーソドックスなタイプのもの。ホームセンターなどでもPBが出ている、超定番の形式だ。180SXのバッテリーをエリーゼに移植したことにより、両車のバッテリーは共通化された。これは今後何が起きるか分からないが、共通部品となれば、色々便利であろう。

 で、写真はホームセンターPBで何と3,980円。安い...。のは良いが、コストダウンのあおりか、これは一体どうやって取り出すというのだ?液入りバッテリーなので逆さまにして出す訳にも行かぬ。
 
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 考えるのも面倒なので、箱をカットした。僕は、財布も兼ねているスマホケースにビクトリノックスのスイスカードライトを入れているので、こいつに付属のナイフで切った。スイスカードライトはとにかく便利。小型のビクトリノックスと言えば、ミニチャンプを思い浮かべる方もいらっしゃると思う。僕も昔はミニチャンプライトを使用していたが、スイスカードライトの方が財布に入れておけると言う点に於いて、思わぬ時にも持っている、というシチュエーションを生み出せる確率は圧倒的に上がった。お勧め。

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 完全にバッテリーが抜かれた180SX。通電もさせずに3週間放置。心なしか、生命感もない気がする。通電していないと錆びやすいとも聞くし、果たして大丈夫だろうか。

 など色々不安はあったが、結局何事もなかったかのようにエンジン始動。ここまではマメに写真を撮っていたのに、付け始めたら勢いがついてしまい、撮影も忘れて試運転へ。

 問題はないものの、少々長めにアイドリングして、最初は回転を抑えて走り、車体に熱がしっかり入るくらいの距離を走行し、給油もして終了。幾多のトラブルを乗り越えてきた180SXだけに、この程度の事では何ともないってことですかね。

 変な振動なども一切なく、元気に走ってくれた。

 やっぱり、僕がエリーゼに安心して乗れるのは、180SXというバックアップがあるからだと思う。こっちは何かあっても国産ということでどこでも直せるし、こっちさえあれば、大抵の生活はできてしまう。エリーゼも思ったよりトラブルがなくて拍子抜けしている所だが、そうは言っても絶対安定の180SXがあるというのは気持ち的に非常にラク。

 こっちも速いしカッコいいし楽しいしね。

今日あたりの180SX走行距離:301,995km
 

 エリーゼを普段使いするなら、もちろん雨の日であっても乗らなければならない。エリーゼ特有の雨の日のドライブで気をつけなければならないことの一つとして、ブレーキの効きが挙げられる。

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 エリーゼの大きな特徴として、余計なものが一切ついていない潔さ、と言うのがある。そのスピリッツは、走る、曲がる、止まると言うクルマの中心となる機能にも深く及んでいる。この武骨なペダルを見てほしい。潔さの塊ではなかろうか。

 「止まる」機能一つ取っても、倍力装置が付いていない。倍力装置と言っても多くの方は何の事か分からないだろう。今、ブレーキに倍力装置が付いていないクルマを探す方が困難だからだ。当たり前過ぎて誰も付いていることを意識していない。

 倍力装置とはエンジンの力で圧縮空気を作ってブレーキを踏む力を増幅し、軽い力でも必要なストッピングパワーを得られるようにした装置だ。どんなにコストダウンを優先させた車であっても、一般人向けであれば省かれていることはない。

 長くなるのでこれ以上の説明は別の機会にするが、その当たり前の装置が僕のエリーゼにはない。

 エリーゼの車体は軽いから人力のみのブレーキでも止められる、という訳だが、そうは言っても最初は驚く程強力にブレーキペダルを踏まないと止まってくれない。

 で、である。
 雨である。

 雨天時は、タイヤが跳ね上げた雨水がブレーキパッドやディスクに付着している。この状態でブレーキを踏んでも、滑るばかりでブレーキは効かない。

 それでも踏み続け、パッドやディスクの水がこそぎ落とされて、効きが得られる温度に上がって初めて、ブレーキが効いてくる。体感で0.5~1秒くらい晴天時よりも効き初めが遅れる。逆に言うとその位空走距離が伸びる。クルマで走行していてこの位の操作の遅れを感じるのは結構な恐怖だ。

 一度、ブレーキが効くようになっても、また走行してブレーキシステムが濡れてしまえばまた同じ状態になってしまう。

 もちろん、この現象はどのクルマでも起きているのだが、倍力装置付きのクルマ(今の世の中ほぼ全車そうだが)は、力が数倍に増幅されているので雨水は瞬時にこそぎ落とされ、温度もすぐに適正な所まで上がってくれるので、晴天時との違いに気づきにくいのである。(大雨のときなど、わかる場合もある)

 倍力装置のお陰で、雨が降っているからと言っていつもよりブレーキを強く踏んだり、タイミングを早めたりしなくて良いのだ。

 そう言うことをエリーゼは、雨の日には強制的に教えてくれる。

 こう書くと、エリーゼに倍力装置がないのが悪いことのように感じるかもしれないが、そうではない。

 これが、事実なのだ。雨の日はブレーキが利きにくい。それが本当なのだ。余計なアシストがないなら、動こうとする車を止めるのは僕自身でしかない。誰の手も借りない。全ては自分の実力と責任。情報もダイレクトに伝わってくる。ブレーキが利かない、と言うのも正しい情報がダイレクトに伝わってくる一つなのだ。だから、それも含めて自分がコントロールする。路面の状態によって、ブレーキの踏力を変えている。

 こういうのがカッコイイ。それが楽しい。それがエリーゼ。

 買いましょう。
 エリーゼを普段使いするなら、もちろん雨の日であっても乗らなければならない。雨の日と言えば、フロントガラスの撥水加工であろう。面倒なのでつい後回しにしがちだが、そんな時に限って雨。やっておけばよかった...なんてこともしばしば。ズボラな僕はこんな方法で継続している。

 雨天時でも良好な視界は必須。走りにこだわるなら尚更である。

 エリーゼを日常使いしたいなら、雨の日の対策も怠らずしておきたい。

 その一つがフロントガラスの撥水加工。しかし、これが結構面倒なのである。日常使いとなると尚更だ。どうしても日々に追われがちになり、クルマに行くのは出る直前、降りればすぐ次のやる事が待っている。それが日常だ。

 撥水コーティングの施工もかなり面倒だ。撥水剤をかけて塗り伸ばし、固く絞ったウエスで拭き上げる。拭き上げが甘いとキレイに撥水してくれない。折角塗った撥水剤を全部拭き取ってしまうんじゃないか、と思うくらいの感じで磨かないと実はキレイに水を弾いてはくれない。これが結構重労働だし、絞ったウエスとなれば水道のある場所でなければならない。

 その前に、日々のメンテを怠って、完全に劣化するまで放置してしまえば油膜取りからやらねばならない。こうなるとかなり面倒なので更に気合を入れなければならない。

 まだある。

 撥水コーティング剤はボディの塗装に対する攻撃性が非常に強い。ガラスにかけるときは良く気をつけないと知らぬ間に車体に飛んでいる事があるし、塗り伸ばしの時も急いで勢いがついていると、これまた知らぬ間に車体に飛び散っていたりする。本当に気づきにくいが実際に起きるので塗り伸ばしはゆっくりやろう。

 で、僕は色々試したが、今は「お手入れガラコ」と言うのを使っている。商品としては、ウェットティッシュと同じように、不織布のシートに撥水剤が程良く染み込ませてあると言うものだ。

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 名前からして通常の方法で施工しであることが前提で、施工面の寿命を簡便に伸ばせる、と言うコンセプトの商品かと思う。しかし僕はゼロからの施工に使用している。

 要は、油膜取りをした後にいきなりこれでガラス面を拭く。ちょうどエリーゼのフロントガラス一面分くらいの面積を拭き上げると、シートが乾いて来るのでこの状態になったらそのままこのシートを使って磨きのフェーズに入ってしまう。何たるズボラ。しかし、それでOK。ちやんと撥水してくれる。

 ガラス面が若干汚れていてもこのシート1枚で汚れの拭き取りと撥水加工と磨きを一度にできる。これだけで完結するので水道のない場所でも問題なし。待ち時間などで十分できる。簡単だからマメにできるし、撥水効果がある内にこの作業をしていれば、油膜落としまで戻ることはない。だから毎回ラク。だし、継続しているから、結局キレイだ。

 嬉しいのは、撥水剤が車体に飛び散るリスクもないこと。

 これ一つクルマに入れておけばガラス面は常にキレイな状態を維持できるはず。僕にもできてるのだから、誰にでもできる!

 と言うことで僕は毎週エリーゼのカバーを剥がした時にお手入れガラコでガラスを拭いてから乗ることにしている。簡単だから毎週続けられる。

 エリーゼを普段使いするなら、もちろん雨の日であっても乗らなければならない。雨の日でも乗れるのか。雨漏りは?早速検証してみた。

 雨の日ですぐに思いつくのが「雨漏り」であろう。幌、ハードトップの状態で雨が降った場合、雨漏りはするのか?

 「するか、しないか」で言えば、やはり「する」と言うのが答えになる。ただ、待って欲しい。実際にそれがドライブに支障があるか、と言うと「ない」と言いたい。

 要は、「雨漏りするけど、別にこれなら気にならない」これが答えとなる。

 当たり前だが、雨漏りの程度がどの個体も一様になるよう品質管理がされているはずはないので、僕のエリーゼの場合の話になる事を予めお断りしておくが、さりとて大差もないのでは、と言う気もする。

 で、僕のエリーゼの場合だが、雨漏りはサイドウィンドウの上、フロントウィンドウの角とのつなぎ目あたりから起こる(下写真)。漏って来た雨水は、サイドシルの上にポツポツと落ちてくる。

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 エリーゼには幌とハードトップがあるが、雨漏りはどちらにおいても発生する。ただ、幌の方がやや雨漏りの量は多い気がする。

 幸いこの部分は単なるプラスチックの板であり、幌を装着していて雨漏りのペースがやや早かろうと、濡れたところで支障はない場所である。しかも、雨漏りがこうして車内に及んでくるのは、僕の場合、本当にザンザン降りの雨の場合であって、そうしょっちゅうあることでもない。

 万一、サイドシルが水浸しになって、更にそこから流れてくるようなことがあっても、バスタブ構造の足元に来るだけの話だ。幸いエリーゼの室内には布っぽいものが殆どなく、濡れて困る場所と言うのが少ない。あるとすればシートくらいのものだが、そこに雨漏りが来ることはない。

 もしかしたら、車内の電装系が濡れるんじゃないかとか、つまり雨漏りでドライバーが気持ち悪いとか、そう言うことではなく、雨漏りによって車が壊れることを心配しているのかもしれないが、こちらも僕の場合はないと思う。

 だから、繰り返しになるが、雨漏りはするが、困ることはない!雨の日であっても、望むなら、エリーゼで雨天時の低ミュー路面ドライブを雨漏りなど気にせず楽しむことが可能だ。

このブログは動画にもなっています。併せてご覧ください。

カーナビ、スマホ、車載カメラの固定方法。これらはダッシュボードの「特等席」を取りたがる。運転中でも視認し易く、かつ、視界も妨げない。それだけじゃない。運転中の様々な動きやエアコンの風等、位置決めを拘るほど、微調整を繰り返す。リセールも考えたらキズや跡は付けたくないし、だからと言ってヤワなつけ方では使い物にならない...。


車内にこうした機器を固定するのに、良くある要望は以下のようなものがあるかと思う。


 1.絶対的な安定感が欲しい

 2.使って初めてわかる位置の微調整に対応したい 

 3.不要になった時に原状回復させたい


 今回は、以上を解決し、一つの着地点と自覚できた僕の方法を紹介する。


●吸盤によるスマホ、カーナビ、車載カメラの固定方法を考える

 まず、原状回復可能な方法としてポピュラーなのが、吸盤による固定がある。

 本稿の趣旨と異なるが、アームの関節部の精度やアームそのものの強度でも機器の揺れは発生する。GoProなどでもかなりしっかりした吸盤のアームが付属している。
 ナビやスマホ、車載カメラを付けるなら、吸盤とアームはGoProの標準のものくらいしっかりした物でないと安定はしないだろう。吸盤が重さに耐えられず、走行中に落下したり、クルマの振動で揺れて非常に見にくかったりする。この症状はすぐに発生せずとも、時間の経過で起きてくることもあるから厄介だ。

 で、そうしたものが用意できたとして、付け方である。
 車内のツルツルした平らな場所なら普通に付くし原状回復も容易。しかし、大体が革模様のシボがついていたりして吸盤はまず、つかない。そもそも車内でツルツルした安定的な場所とは、もはや窓ガラスくらいしか残されていない。

 メーカーもそれは分かっていて、吸盤を貼るための丸いベースが付属している。両面テープで貼り付けられるようになっているが、これがまずダメ。僕はかつてこれを使って上手く固定できた試しはない。

 何故か。

 両面テープはクッション性のある基材についている。貼り付け面には若干の曲面や凹凸があるので素材の選択は間違いではない。しかし、使用時にはこれが仇になる。長いアームの先に付いた機器がてこの原理でベースに大きな力となって加わるため、このクッション性のある基材が伸縮し、不安定さを露呈する。機材の収縮幅はわずかでも、長いアームを経て機器は結構揺れてしまう。

 しかも、ベースの大きさは吸盤とほぼ同じで取り付け後に調整しようにも自由度はほぼゼロである。

 取り付け後に気づく、位置の微調整に繋がる要因とは何か。例を挙げる。


 ・使い始めてみたら機器に直射日光が当って熱を持つ

 ・運転中手が当たる

 ・乗り降りするとき足が当たる

 ・カップホルダーから缶を取り出すときに当たる等

 ・エアコンの風を遮ってしまう

 ・停止している時は良いと思ったけど、走り出してみたらやっぱりちょっと見づらい 



などが挙げられる。

 停止状態のクルマに取り付けて、その一発で位置決めOKと言うことは、まずない。

 動かしたいと思ったら、もうベースの両面テープを剥がすところからやり直し。しかし、糊残りが出たり、一度剥がしたら、もう安定感に付くということは望めない。

 と言うことで、僕が採用しているのは、付けたい位置にカッティングシートを貼ってしまう方法。

 僕は透明にしたが、同色の物や、カーボン調など、室内のテイストに合わせたものを選ぶといいだろう。ただ表面がツルツルであることを忘れないように。マット調は暫くして落ちてくる可能性がある。

 例えば時々やっている「エリーゼオーナー目線」は、ハードトップの裏側にGoProを吸盤で固定してドライバーの目の前にカメラが来るようにしている。しかし、ハードトップ裏側の面はザラザラしたシボが付いており一瞬着くが、少しずつ空気が入ってしまうのか、10分くらいすると落ちて来る。


 

 ところがこれを、カッティングシートにしたら絶対に落ちなくなった。

 広い面積に貼れば、複数の機器を付けたり、微調整も可能。数㎝の微調整は必ず発生する。オーナー目線動画でも、撮った動画を見てまた位置を微調整して...と言うニーズは発生したがちゃんと対応。数回の調整の後、位置もバッチリ決まった。

 残された問題は、カッティングシートを剥がした後の糊残りだろう。すぐ剥がした時は問題なかったが、年単位でどうかという検証はこれからになる。先の両面テープはもうダメなので、消去法で今はこれに期待、という所だ。車体にも貼るものなので、あれよりはまだ良いはず、という期待している。


●スマホ、カーナビ、車載カメラをより安定的に取り付けるなら

 さて、エリーゼのダッシュボードの中央には広大な平面があり、本稿の目的以外にも非常に利用価値が高い。ただここにはスエード調の合成皮革が貼られており、ここにカッティングシートを貼ることはできない。

 また、吸盤と言うのは、どうも一時的な取り付け方法という感覚を伴う。スマホやカーナビ、追加メーターなど、一度決めたらずっとそこ、と言う物を吸盤で付けるというのもないだろう。

 もっと一時的感のない方法で、ガッチリ付けるためには、どうしたらいいだろうか。

 一番いいのはダッシュボードにネジ穴をあけて固定してしまう方法だが、その後の微調整にも耐えられないし、ダッシュ交換しなければリセールでの価値は激減するだろう。

 さりとて、カー用品店で売っている安いスマホマウント等は全くそのレベルの期待には応えられない。あるのかもしれないが、少なくとも僕は良い物に出会えていないし、この先も出会えることはないと、もう、個人的には結論を出した形になっている。

 そこで利用したいのが、バイク用・自転車用のマウントだ。そもそも振動する場所に取り付けるように作られているし、落下すれば確実にその機器は壊れる、つまり落下は絶対に許されない使用環境を前提にしている。それだけに固定方法といい、アームの強度といい、安定感は申し分ない。

 で、あるならば。後は、自転車のハンドルの代わりなる、安定した棒状のものを、車内に設置すればいい。

 そこで僕が利用したのが、アルミパイプ。アルミむき出しだと主張が強すぎるのと、滑り止めのために熱収縮ゴムを巻いている。僕は自宅のガスコンロで熱して施工した。

 これを原状回復可能な方法でいかにガッチリ取り付けるか。僕はアルミのステーとU字型のボルトを利用してアルミパイプをこれまたアルミのステーに取り付け、これを脚としてライトのユニットがあるパネルのネジを利用し、共留めした。

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 左右2点でしか付いていないので特に前後の動きに弱そうだが、実はーターフードの上に上から押し付けるような力が加わるようにテンションをかけて取り付けている。これによって抜群の安定感を出しているのだ。

 もともとあるネジを使って共留めしているだけなので原状回復は可能。さらに拘るなら、車体と接する場所に薄いゴムシートを挟んでおけば完璧だろう。

 今、自転車用のスマホマウントを付けているが、この安定度は今までにない絶大の信頼感だ。左右に自由度があり、位置の微調整も、複数の機器を同時につけることも可能。とにかく、しっかりした棒状なので、取り付けの選択肢は豊富だ。

 カメラマウントなどもバイク・自転車用はたくさん出ている。気に入っているのが、GoProのクリップ状のマウント。付け方は不安定感があるが、挟む力は強力で、アルミにゴムを巻いた事もあってアームをなくせば不安定感はない。普通は前方を向けて挟んで撮影しているが、撮りたいものが左右にある場合は、サッと手で外してすぐに手カメラに移行する。撮影が終わったら再びクリップで棒を挟めば固定カメラに戻れる。この便利さと安定感は特筆すべきものだ。

 いかに拘ろうとも、クルマ自体が振動していることを考えると、手振れ補正やジンバル付きカメラを導入した方が良いだろう。ジンバル付きカメラでとにかくお勧めなのがDJIの「OSMO POCKET」である。車内の振動は一切感じず、カーブした時の挙動なども実に面白い。とにかく軽くて小さくて、持ち歩きは苦にならず、手持ちカメラでも撮っていることさえ周囲に意識させない。非常に気に入っているカメラである。



 以上である。

 今僕はこの方法でエリーゼにカメラやスマホを固定するには非常に満足している。もしかしたらこの先さらに洗練された方法を思いつくかもしれないが、これが現時点での最適解だ。

 皆さんは、どのようにやっていらっしゃるだろうか。
 やっぱりナビやスマホなどは付けたいだろうし、せっかくエリーゼを買ったら、YouTubeなどはやっていなくても、時々は車載動画を撮りたいと思うこともあるだろう。こちらの方法が参考になれば幸いだ。

 今回の記事の内容は、YouTubeにも動画で上げているので、併せてご覧頂ければ幸いである。




エリーゼ購入を検討するにあたり、心配になるのは維持費であろう。車体価格はネットですぐ分かるが、維持費は人それぞれ異なるため、簡単には分からない。だから、不安になる。ということで、ロータスエリーゼの維持費について、僕の実例を紹介する。



 この記事の内容

  ■2000ccクラスの国産スポーティーカーと変わらない!エリーゼの維持費 

  ■うるふの実際の維持費を公開

  ■未知の料金、これからどうなる?トラブルは?


 なお、この記事と類似した内容は、YouTubeにも動画をあげているので、併せてご覧いただければ幸いである。


 さて、上記動画と重なる部分もあるが、僕のエリーゼの維持費についてお話していきたい。


■2000ccクラスの国産スポーティーカーと変わらない!エリーゼの維持費

 僕は、エリーゼを買う前から「維持費は安い方」との情報を得ていたが、皆さんは如何であろうか。一部のネットの書き込みなどを見ていると、逆に高いと認識している方もいる様なので、色々な情報が飛び交っているということであろう。

 おそらく「高い」と言う印象を持たれるのは、エリーゼのFRPのカウルの価格ではないかと思われる。この点については後述するが、トラブルは除外して、普通に維持するだけでかかるお金ということで言えば、エリーゼは外国車としてはかなり安い方ではないかと思う。

 エンジンオイルも4.5リットルで足りる。ポルシェ911だとエンジンオイルは8~9リットル、グレードと年式によっては11.5リットルなんてのもある。4リットル缶3本分である。ボクスターやケイマンでも8リットルくらいである。

 僕のエリーゼは1800㏄なので税金も安い。

 車体が軽いから、タイヤも減らないし、燃費も良い。
 燃費は週末の買い物で数Kmの走行を連発させても13kmくらいは行くので、かなり優秀。
 タイヤが減るのはリアタイヤのみで、年間3,000kmの走行でリアタイヤは年1回交換。僕は中古タイヤで済ませている。驚くべきはフロントで、買って3年たつが減る気配もない。先に時間的な交換時期が来る方が先、と思って良いだろう。

 余計なドライブエイドや電子機器もないから、そもそも故障個所が少ない。非常にシンプルな構造だから壊れても修理は安く済む。自分でできる部分も多い。

 ということで、普通に乗っているだけなら、僕が別に所有する日産180SXとNOTEとほぼ同じくらいでしょ、という考えだが、それで計画が大きく狂ったことはない。

 ガレージが必要かどうか、と言う所であるが、もちろんあるに越したことはないが、カーカバーでも十分恥ずかしくないレベルは保てる。僕のエリーゼは前オーナーもカーカーバーだったらしいが、今の時点で何の問題もない。ただ、カバーの種類には注意されたい。軽くて風でヒラヒラするカバーはNGだ。
 理由は下のYouTube動画を参照頂ければと思う。



 ガレージは必須です!先にガレージを建ててください!1戸建て分の値段は覚悟してください!と言った書き込みを見たことがあるが、これは度が過ぎている。
 ブガッティやパガーニを買うならまだしも、中古なら300万から買えるエリーゼを収めるのに1戸建てって...だったら、エリーゼ10回買い換えなさい。そのくらい非現実的なアドバイスだ。こんなガセネタでエリーゼを諦めた人が1人でもいたらと思うと無性に腹立たしい。一切信じる必要はない。雨風をしのぐ方法は他にいくらでもある。やりたいのなら構わないが、必須では、絶対にない。


■うるふの実際の維持費を公開

 それでは、僕の実際の維持費を公開する。これをもとに自分はどのように車と向き合いたいかで、費用は加減して頂ければよいかと思う。僕の場合は、本当に最小限しかかけていないので、多くの方はこれ以上になるだろう。

 ・車検代 203,041円(タイミングベルト・ウォータポンプ交換費用79,570円、重量税22,800円含む)
  ※冒頭に紹介したYouTube動画では、タイミングベルト、ウォーターポンプの交換費用に工賃を入れ忘れていて、上記の記載が正しい。
 ・自動車税(5月末に払うやつ) 45,400円
 ・保険 任意保険のみ 約28,300円。※車両保険には入っていない。
 ・エンジンオイル Gulf GT40 4リットル 約6,000円(amazon価格) これを年2回。
 ・ミッションオイル WAKOS レーシングギアオイルRG 2リットル 約5,000円(amazon価格) これを年1回。
 ・タイヤ リアタイヤのみ 中古品(として売られているが実は新品) 4,980円+タイヤ廃棄料500円+バランス取り500円が2本で約12,000円
 ・燃費 最低でもリッター13km、年間3,000km、ガソリン代がハイオク160円だったとしても年間約37,000円
 ・駐車場代 月3,500円×12か月=42,000円。

 以上。タイミングベルトの交換を除いて、合計すると、だいたい年間31万円くらいである。月額約26,000円。

 これが、僕がエリーゼにかけているお金である。

 これに、ローンの支払いが月27,200円あった。60回払い。しかしながら、僕は2年で繰り上げ返済した。2人の子供を塾に通わせ、内1人は高校受験のタイミングでありながら、である。塾には確実にこの倍以上払っている。それでも繰り上げ返済できたのは、エリーゼが財布にやさしいクルマという証左であろう。

  


■未知の料金、これからどうなる?トラブルは?

 エリーゼを維持するのが高い、と感じている方は恐らくフロントおよびリアのカウル(普通のクルマで言えばまぁ、バンパーと思って下さい)が割れた場合の価格を聞いての事ではなかろうか。

 純正で交換しても100万以上と言われている。200万とか言っている人もいる。確かに、これは社外パーツなどでも無塗装で70万円くらいで売られているので、塗装して取り付けたらやはり100万くらいは行ってしまうだろう。

 200万と言う情報は、事故などでカウル以外も交換したか、誇張が過ぎるかのどちらかではないかと推測する。

 ちなみに僕がエリーゼの車検をしている近所の工場は、割れたら直すので、カケラを拾えるだけ拾って持って来いと言っている。修理であれば、100万と言った大金はかからないが、やったことはないので、それが20万なのか、50万なのかは不明だ。

 ちなみに僕のフロントカウルは赤城山で地面にぶつけて割れている。いつか修理することになるが、その時に値段が分かるはずだ。

 僕のエリーゼはエアコンに問題を抱えている。今は騙し騙し乗っているが、どうやら、外気とエアコンの空気を仕分ける弁が壊れているように思える。また、ハザードスイッチもやや調子が悪く、一度点けたら消すのに難儀する状態になっている。このように、走るのに支障はないが出来れば直したい、というトラブルはチョロチョロあったりする。

 真面目に直していないので分からないが、こうしたトラブルの解消にかかる費用は多分4~5万の話だろう。ただ、状況によってはパーツが届くまでに数か月を要するという問題点があったりして、お金以外に乗れない期間が長くてへこむ、ということもがあるかも知れない。

 こうしたマイナートラブルとうまく付き合うためには、外国車に強い街の工場を探しておくのも一つの手だ。
 街の自動車工場なら、パーツが来るまでは自分で乗っていて、来たら預けて交換、とか、形が近い国産車のパーツで代用するなど、正規ディーラーではなかなかできない提案をしてくれることもある。ただし、こういうことをするとリセール時に価値が下がるなどの問題が想定される(何かそこまで見ない気もするが)。少し乗ったら売る、と言う前提の人はちゃんとディーラーで純正パーツで修理した方が良いだろう。

 なお、僕がエリーゼを買ったディーラーにオイル交換の費用を聞いたら4~5万はみて欲しい、と言われた。全てディーラー任せと、DIY+街の工場という選択肢で価格にかなりの差があると思って良い。ネットに情報を流している人がどのタイプなのか、そこも考える必要がありそうだ。


■まとめ

 いかがだっただろうか。

 エリーゼを買うのに、維持費についてはそれ程心配する必要はない、と言うのが僕の結論だ。もちろん、ネット上にある他の意見も参考にし、最終的に自らの考えを持って欲しいが、ここに挙げた数字は事実である。

 エリーゼは外国車という括りでもかなり安価ではないだろうか。最近特に車に興味がなさそうな人でも普通にフォルクスワーゲンやBMWに乗っている姿を見かける。クルマに興味なしなら、確実にディーラー任せだと思うが、それよりエリーゼは確実に安いだろう。

 もし、大切な人の許しや保管場所など、お金以外の問題が解決していて、悩んでいるのは維持費です、と言うのなら、僕はもう、買っちゃえ~!とアドバイスしたい。
偶然のようにも思えるこのクルマとの出会い。しかし、僕は知らぬうちに準備をしてきたようにも思う。だから、2017年、僕はエリーゼを買えた。これから趣味性の高いクルマを買いたい人のために、問題はどこにあって、どう解決すればいいのかを考えてみる。



 このブログの内容

  ■趣味性の高いクルマを買うことの問題点は何か

  ■問題を解決することであなたの大切な人の許しを得る

  ■大切な人の理解を得られて、あなた自身が自らに許可を出せる   


 クルマは、人生の中でもかなり大きな買い物の部類に入るだろう。それ故に、ファイナンシャル的な視点から見たときに、夢の実現を阻害する大きな要因として、排除の対象にされたりもする。

 買った瞬間、「ハイ、あんた人生の選択間違えてますね、ファイナンシャルリテラシーないですね、クルマなんて浪費の塊、あなたの大切な時間を奪い、すり減らせるだけだってことに気づかないんですか?」とでも言いたいようだ。

 クルマを単に浪費としか考えられないなら、その思考で行くのなら、辿り着く解は、己自身がこの地球に生きていることさえ、浪費でしかないという現実だ。

 ならば、そこに生きる楽しみを見出し、潤いを感じ、チャレンジする勇気を与えられ、その様子を発信し、人とのつながりが広がる。そうなるように生きようとすればいいのではないか。

 単なる浪費にするのか、もともと無意味な己の命に、意味を見出すものとするのか。それは、その人の生き方、考え方次第である。


■趣味性の高いクルマを買うことの問題点は何か

 趣味性が高い、それは自ずと実用性が低くなる傾向にあるが、そういうクルマを買う、そうなるためにはいくつかの問題がある。

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 趣味性の高いクルマは世間一般の思考からすれば、上の図で言う紫色で示したような問題点を持っている。無論、各人の環境によって程度に差はある。この問題については、あなただけでなく、あなたの周りの人たちも不安に思うことである。

1.購入に関する問題
 頭金、購入後のローンの支払いなど。




2.維持費の問題
 お金の問題であり、維持に関する問題でもある。クルマは買うだけでなく、維持するにもカネがかかる。趣味性が高いほど生活必需品としての機能を果たせないケースも多く、2台持ちなどの必要に迫られる。車検、ガソリン、オイル、タイヤだけでなく、税金、駐車場など、とにかく維持するにもカネがかかる。最も手っ取り早い節約としてクルマを挙げたくなる節約記事が絶えないのも良く分かる。



3.保管
 保管するにもカネがかかるがそれを除いても、どこでどうやって保管すればいいんだろう?傷つけられないだろうか?猫が登ってツメの跡を付けられるんじゃないか、鳥のフン一つの度にイライラする生活に嫌気がさすんじゃないかとか、ガレージがなきゃダメなんじゃないか、とかである。




4.メンテナンス
 これもカネを伴うがそれを除いても、ちゃんと整備できるクルマ屋はあるのか、とか、旅行先でトラブルになったらどうするんだとか、そう言うことである。



5.周囲の目
 セレナやNOTEに乗っていれば素敵なご家族、ランボルギーニ―とか乗ってるとバカ、みたいに見る人は多い。そこの心配をするのは、あなた自身も多少あると思うが、より大きなのはあなたの大切な人たちだろう。

6.趣味に時間を奪われる
 メンテが大変過ぎて乗るより維持にカネと時間をすり減らす、ということではなく(下手するとそれもあるかも知れないが)、あなたが趣味にのめり込み過ぎて、家族や恋人、家事や教育、仕事がおろそかになるんじゃないかと言う、主にあなたの周囲の人がもつ不安。


■問題を解決することであなたの大切な人の許しを得る

 人はだれしも、一人では生きていけない。両親、恋人、奥様、子供、ご近所さんなど、様々な方と関係を持ち、共に生きている。こうした人たちと、うまくやって行けなければ、楽しい人生を送ることは望めない。

 これらの問題を解決できる、と言う見通しを立たせなければ、あなたの大切な人たちが「いいよ」とは言ってくれない。だから、上記の問題解決ができるということを、常に感じさせる状態を目指す必要がある。

 ただ、全て完璧はまずない。完璧を目指していたら、いつまでも夢は果たせない。程度の差はあれ、どこかで強硬策をする必要性には迫られると思う。
 ちなみに僕は、だいぶ強硬に進めた方に入ると思う。良い参考、悪い参考、どちらにもなり得るが、参考にして頂きたい。




■大切な人の理解を得られて、あなた自身が自らに許可を出せる

 これらの問題点の解決策が見え、大切な人の許可も得られるだろう、という手ごたえをつかんだ時、あなたは自分自身に「買っていい」「今しかない」と思える準備が整う。あとは、運命の出会いを待つばかりだ。この準備が整っていないと、チャンスも「運命の出会い」とは感じられない。

 僕の考えだが、夢と言う物はすべてそうであって、チャンスは結構身の回りを通り過ぎている。しかし、その準備が整っていないがために、チャンスと認識できないだけなのだ。


 ...いかがだろうか。

 エリーゼを買った自分を改めて振り返ってみると、こうだった、ということが見えてきた。

 僕は、エリーゼを買って、本当に良かったと思う。僭越ながらこの気持ちを、できるだけ多くの人に味わって欲しい。だから、これからもこうした問題解決のための、生き方、働き方、考え方について、このブログやYouTubeで発信して、皆さんの一助になればと思っている。

 そしてこのことは、クルマのみならず、全ての夢を叶えるためのプロセスとして読み替えることができるのではないかとも思っている。

 さぁ、買おう!買って、乗って、人と知り合って。キラキラした人生を手に入れよう。
 そうした無形の価値に共感しない人は無視で良いが、もし、ファイナンシャル的にも意味があったと証明したいなら、これをネタに収益化するという方法もある。

 僕はまだそこまで行っていないが、その境地を夢見ている。そう、これは新たなチャレンジなのだ。エリーゼが僕をそうさせてくれた。限りある時間を切り売りするラットレース。そこから脱出する一筋の光明。まだ、遠く、見え隠れしているが、確実に違う世界があることを感じられる。この思考のチェンジだけでも、エリーゼを買った意味がある。

 今回の記事では触れていないが、もちろん、買った後のドライブや運転のしかた、カスタマイズについても発信していこうと思う。

 エリーゼと言う夢を手に入れ、僕は次の夢に向かって動き出した。

最近、何か心に引っかかっていた人物、GACKT。ふらりと寄った書店で、この本を見つけ、少し考える。しかし、気づいたら手に取っていた。ぱらぱらとめくり、一旦置いてその場を離れた...ものの、何か引っかかる。しばらく書店内をふらついた後、再び戻ってこの本を手にし、連れて帰ることにした。そのままにしておけない、何か。それは、この本の持っている絶大なるエネルギー。エリーゼの中で読むべきはこういう本であろう。

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 GACKT。僕は音楽は聴かないし、テレビもほとんど観ない。だから、タレントや音楽などには一切詳しくない。もちろん、彼の曲も全く知らない。

 しかし、正月にふと家族が観ていた芸能人の格付けの番組。昔は結構観ていた。僕はワインが結構好きで勉強にもなるので、そういう意味でタイミングが合えば観たりしていた。僕がGACKTと接していたのはこの番組だけである。

 50回だか70回だか忘れたが、連続正解記録を伸ばしているらしい。毎回観ているわけではないが、確かに当てまくっている。しかし、番組の仕立てもあるのでは、と思うフシもある。

 だが、正月に観たときは、この格付けの出題者の言葉があった。知識が並ではない、と。GACKTの知識に対する思いや意識の高さについて語るシーンも収録されていた。これは、自分に刺さるものがあって、心の底まで言葉が届いて来るのを感じた。

 併せて、彼がビジネスマンとしても成功を収めている、ということも知った。自ら行ったビジネスを成功させている。格付けの番組内であれば、やろうと思えばGACKTという人格を視聴者ウケの良いように作ることもできる。しかし、彼自身のビジネスとなれば番組が脚色する余地はない。彼に対する興味が高まるのを感じた。

 努力すること。学ぶこと。それに対する姿勢はこうあるべき-正月の娯楽番組として作られた映像は、強く僕の心に響くものになっていた。おそらく、書店で彼の本と出会って、そのまま連れて帰らずにはいさせなかった力は、ここで僕の心を掴んでしまったからだろう。

 ビジネス本は更に幾つかのジャンルに細分化されると思うが、この本は読者のやる気を上げるタイプの物だ。やる気を出せ。前へ進め。失敗を恐れるな。努力を積み上げろ。そう言う類の言葉で前進する力を与える。

 GACKTは不動産などのビジネスでも成功を収めているようだが、そう言ったノウハウの記載は無いに等しい。ひたすらやる気を鼓舞する言葉の連打である。

 そして、その言葉のエネルギーはかなり強力だ。なぜだろう?この手の本はたくさんあるが、そこから来るエネルギーの量は群を抜いている。

 この熱量は、読んで是非感じてほしい所だ。誰もが発する同じ言葉のはずなのに。ましてや、彼のファンでもなかったし、曲も知らない。どんな経歴の持ち主なのか、この本を読む前にちょっとWiKiで調べたくらいのものだ。

 響く条件はどちらかと言うと揃っていない方だ。

 その程度の僕ごときにさえ、彼はこの本を通じて容赦なくエネルギーの連打を浴びせてくるのだ。

 良いのか?長年のファンに申し訳ないのでは...?そう思うくらい、「与えて」くれる。そういう本だ。

 ノウハウがなく、気持ちだけを鼓舞する本に何の価値があるのか- こう問う人に僕は自信をもって答える。「ある」と。いや、結局気持ちしかない、そうとまで言いたい。

 僕は大した人間ではないが、そこに関しては心底そう思うし、気持ちが全てを成功に導くことを知っている。

 ノウハウは、調べればいくらでも出てくる。調べようという気持ちがあるかどうかだ。調べて自分のモノにするのは結構面倒だ。だから、多くの人は質問で終わらせようとする。図書館でもgoogleでもいいけど、調べればすぐに分かることを聞いてくる。その程度のことは自ら調べた上で、その人でなければ喋れないことを聞くのは良いが、そうではない。

 まぁ、それならまだ、良いとしよう。次だ。聞くなり読むなりして知ったことを、今度はやるのか?となると、ほとんどの人は、やらない。知っただけで満足してしまうのか?知った事実が気に入らないのか?とにかくそこで終わりにしてしまう。

 大体、ノウハウなんてものは知ってしまえば多くは「そんなことか」と言う物が多い。当たり前じゃん、ということもある。結局は、特別な方法などないのだ。もう知ってるだろ?誰に聞いても同じなんだよ。努力を地道に積み重ねる、成功とはそうして手に入れるものなのだ。

 しかし、そこから目を背け、魔法のような方法を探そうとしてまた別の誰かに質問だ。

 ノウハウを綴ったビジネス本もあるが、それを知ってやるかどうかは、やはり気持ちだ。新しいことに取り組む、失敗してもトライする、苦しくても続ける。全て、気持ちが支えるものだ。ノウハウを知ってもやらなければ成功はない。

 知って、それを「やる」。そういう人は恐らく1%もいないと思う。99%の人は、何だそんなことか、とか、そう言うんじゃないんだよね、とかそれっぽいことを言ってチャレンジすることをしない。

 つまり、いかにレベルが低くても、知ったことを「やる」だけで、いきなりトップ集団に入れると言って良いだろう。そしてそれを続けられる人はまたさらに少ない。

 それを支えるのは、全て、気持ちなのだ。

 だから、こうしたエネルギーに満ちた気持ちを鼓舞する本の価値は、僕は非常に高いと考える。

 そして、この本の中で強烈に僕の心に残ったフレーズ。それが、「知・覚・動・考」という言葉だ。
 GACKTのメンターの言葉として紹介されたこのフレーズ。よく言われる知覚考動の3文字目と4文字目を入れ替えている。要は、考えてから動くのではなく、動いてから考えろ、ということ。まず、動け、ということだ。

 そこで終われば僕の心に刺さることはなかっただろう。だが、話は続く。この四字熟語をこう読ませたのだ。

知・覚・動・考 -とも・かく・うご・こう-

 マジか...。

 エリーゼの中で本を伏せ、呆然とする。この言葉を繰り返すしかなかった。
 なんてこった...。そうだよな...。

 とも・かく・うご・こう。

 僕は今、この言葉を折に触れてつぶやいている。そして、今まで色々理由を付けてやっていなかったことを、次々動き出させている。

 どう思われても良い。自分の夢を達成させるために。

とも・かく・うご・こう。
4か月前に交換した、HKSのスーパーパワーフローにそっくりなまがい物エアフィルター。先日、エンジンルームを見てみると、かなり汚れていることに気が付いた。ちょっとサイクルが短い気もするが、エンジンルームの見栄えもあるし、アマゾンでポチってすぐ交換。このエアクリに換えた最大の効果は交換作業の容易さを手に入れたことである。

 →今回の関連動画はこちら。
   
 


 エアクリーナーの交換サイクルは180SXの時はもう少し持った気がするが、やっぱり、エリーゼの場合はエンジンルームにかなりダイレクトに外気が入って来れるので、汚れるのが早いのかもしれぬ。
 さらに、前回のブログで書いたように、今は周囲を工事していて、泥ホコリがいっぱい飛んでいるし、僕の家の周りには畑も多く、この季節は土がむき出しなので時期的にもホコリが多いと言えるから、そういう理由も複合してのこの結果かもしれない。

 で、である。

 まだ集塵効果はあるとは思うが、エンジンルームの見た目もあるので、交換することにした。HKSの150φのエアフィルターをポチる。なんて簡単なんだ。むき出し式のエアクリーナーに交換した意義はここにある。純正は純正で色々良いはずだが、交換用フィルターの購入及び交換作業の手間は圧倒的になくなった。これは幸せである。

 で、土曜日にアマゾンで注文して、月曜日には近くのコンビニに到着したとの連絡が入った。僕は、アマゾンの荷物は必ずコンビニ受け取りにしている。家だと時間指定はできても2時間刻みとかで、運送会社にとっては2時間はかなりピンポイントだと思うが、待っている側にしてみれば2時間とはいえ、いつ来るか分からないままソワソワ待っているのは苦痛だ。で、なぜかトイレに行った時とかに来たりする。世の中上手くいかない。

 であれば、コンビニ受け取りで十分だ。コンビニの近くを通るついではいくらでもある。数日は取り置きしてくれるので、その間に自分のタイミングで行けばいい。ストレスがない。

 ということで、今日受け取って来た。

 もう夕方になって来ていたので、装着は今度の日曜でもいいかな、とも思いもしたが、動く方を採った。今交換すれば、もうブログに書ける。何でも早い方が良い。

 やってみればすぐにできてしまう。やはりこのエアクリは良い。工具1本でサッと交換してスマホで3枚くらい写真撮ってOK。今日は頑張った。

 以下、簡単に写真で紹介する。

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↑こんなに汚れてしまった。何故か、黒い筋状に汚れているが、理由は不明。今回フィルターの色は、エンジンカバーに合わせて赤にしてみた。緑、黄色、赤で選べるのは楽しい。


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↑動画でも紹介しているので参照して頂けるとありがたいが、HKSのフィルターの方が大きいので、ビス止め用の穴をネットの頂点に持って行きつつ、しわを均等にしていくのは少々苦労する。


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↑装着完了。きれいになった。


 試運転は今度の週末になるが、それもまた楽しみである。
 

今日あたりの180SX走行距離:310,905km
 昨年10月、一通の無機質な封書が届いた。開けてみれば、-地主様の意向により、来年3月末日をもって、駐車場を閉鎖することとなりました- な、何ですとォ?僕の180SXは一体どこに停めれば良いのか?色々問題もあったけど、ここはここで良い所もあっただけに非常に残念。それより、次を探さねば...。

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 ども。うるふです。

 いま、毎週180SXは泥ホコリにまみれております。理由は、今停めている駐車場の前を工事しているから。昨年10月、冒頭の事件があってからもう4か月。工事が始まった。
 なんか、道路を作っているようにも思える工事。これまでなかった場所に大きな通りを新設するのか?

 そのため今周囲は広範囲にアスファルトがはがされ、畑だったところも砂利で埋められ、無機質な土の露出面はどんどん面積を増している。

 駐車場がなくなるのは、これが原因ではなかろうか。ここはそのまま道路にされるか、道ができることで地価が上がり、大手住宅会社が地主にとっては高値、彼らにとってはお手頃価格のうちに買い取ったか...。想像は膨らむのである。

 平日も当然工事をしているのであろう、寒い中耐えに耐えて洗車しても、翌週末にはまたホコリにまみれている...。それでも、工事の道に完全に面しているわけではないのにこの状態だ。これは工事している道に面している家々は洗濯物も干せないであろう。イヤイヤ、道を作る(オレの憶測だけど)ってのは便利にはなるんだけど、周りの人は大変なことなんですな。

 こうして、周囲の人の我慢の上に造られた道路を走らせて頂いているわけだから、クルマに乗るときは感謝しなくちゃいけない。

 で、である。

 僕はここに180SXを駐車していた。家からは徒歩1分くらい。決して遠いわけではないが、荷物があったりするとちょっと面倒な距離感。もっと近くにあれば...なんて思ってはいた。
 問題点はもう一つあって、僕の駐車スペースの後ろには丁度大木が生えていて、ここから木の実は落ちて来るし、鳥もフンを容赦なく落としてくる。これには参った...。

 しかし、イイ所もあって、広大な駐車台数の割には契約者が少なく、来客とか、自宅のもう一台のクルマとか、一時的なら停めていいよ、と代行の土地管理会社公認でかなりユルい使用方法の許可を得ていた。

 ウチはクルマ3台なので、入れ替えだったり来客だったり、車いじりだったり、色々な理由で180SXの両隣をかなり便利に使わせてもらっていた。

 アスファルト舗装なので、作業をするにも非常に便利だった。

 それが、後2か月後、使えなくなる。いや、もう2か月を切っている。意外とヤバイ。

 別な駐車場を探さねば、180SXはジプシーと化してしまう。タイムリミットは3月末。それまでに、答えは出ている。


 今日あたりの180SX走行距離:310,860km
-サラリーマンでは一生幸せになれない-

 今、僕の頭の中でかなりフォーカスされている言葉である。これは悪魔のささやきなのか、神の導きなのか。いづれにしても、今僕の心の中に浮いては沈み、寄せては返しして、いつも頭によぎるのである。

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 では今、幸せではないのか?と、問われると返答に困る。
 幸せでないわけではない。エリーゼという一つの夢も果たし、子供たちも思い描いていたよりもずっとよく育ってくれていると言って良いだろう。

 ではなぜ、返答に困るのか?

 まぁやはり、時間がなさすぎる。そしてカネもまた同様に、ない。
 したがって、妻のピパ子氏もパートで働きに出ている。ピパ子氏はすべての分野ではないが、そうと決めたらとにかく高いレベルを求めるタイプなので、子育ても自分でかなりハードルを上げていて、こちらにもかなりの労力をかけている。
 外で働き、家でも働き...。休みがない。

 僕はというと、昨年部署が異動になって、かなり大変になった。異動して仕事を覚えるまでも大変だし、そもそもこの部署の仕事が大変(そういう表現にとどめておく)。
 僕もまた土日は少年サッカーと自分のサッカーがある。そんなのやめればいいじゃん、ってのはあるかもしれないけど、それはまた別の機会に書くけど、やっぱ、それは出来ないですよ。

 つまり、もう、ゴールの見えない労働に追われ、時間がないから生活を見直す余裕もなく、とにかく昨日と同じことを繰り返すのみ...(そこまでじゃないけど)。

 何か、ほとんどグチだな。ていうか、僕のブログはこんなことしか書いていない気がする。できれば僕のブログを見てハッピーになってもらいたいのだが、どうもいつも逆行した内容になってしまう。ま、こんな生活に「オレも同じだよ!」って共感してもらうしかないですかね。

 で、冒頭の部分になるが、やっぱりサラリーマンは幸せにはなれないのか...ってことを、改めて、身に染みて、感じているわけなのである。

 これは、かつて読んだ「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」にも、もう、のっけから書かれていることだ。
 労働者、経営者、ビジネスオーナー、投資家、将来どのタイプで働くか。もちろん、一番幸せになれないのは労働者であると、その本では言っている。

 最近YouTubeもよく見るけど、イケハヤ大学でも、マナブログでも同じことを言っている。これはたぶん、ビジネスオーナーや投資家の目線から出ないと、見通せない視点なのかもしれない。

 もちろん僕は前出の本で言う「キャッシュフロークワドランド」で言えば、今バリバリの労働者の象限に位置しており、それより高い位置にある経営者、ビジネスオーナー、投資家については良く見ることができない、ということなのだろう。どうやったらその世界に行けるのか。センスの問題もあると思うが抜け出そうとしても全く抜け出せない。

 そう、金持ち本の基本の書「金持ち父さん貧乏父さん」で言われていた、ラットレースから、本当に抜け出せないのだ。
 抜け出すための投資(カネだけではない、時間とか勉強も含む)出来そうかな、と思うと、何かしら次の出費があったりして、元に引き戻される。本当にこのラットレースに入ってしまったら、脱出するのは困難なのだ。

 そんな状況だから、やっぱりピパ子氏とは喧嘩することの方が多くなる。ピパ子氏には本当に感謝していて、彼女がいなければ今の僕も、子供たちのこれほどまでの立派な成長はなかった。

 でも、そうした感謝の言葉は言わなくても日々は回るので、言う機会はまず、ない。しかしながら、不平不満はすぐに口から飛び出してしまう。一つ愚痴言ったら3つ感謝するくらいにしよう。今年はそうしよう。ここに書いても意味ないんだよね、彼女は読んでないんだから。

 じゃぁ、僕はここから抜け出す努力はしてこなかったのかというと、結構していた、と自己評価では思う。
 でも、結果が伴っていないということは、そんなレベルじゃやったと言えない程度の努力なんだと思う。できている人はもっと真摯にこの問題に立ち向かったはずだ。

 もちろんこういうことに対するセンスがない、理解力がない、そう言うこともあるだろう。

 それでも、これがダメな中でも一番結果を出している投資なんかはずっとしてきたし(たまると、子供の塾やら何やらでまた戻る...。後、エリーゼもですね。お金はかからない方ですが、そうは言っても車余計に1台持っているわけなんで...)、YouTubeも初めて、このサイトにもなりふり構わずgoogle AdSense広告を貼ることにした。

 自らがこのラットレースから抜け出すこと。そして、そのノウハウを以て子供たちをこのラットレースに入れないこと。
 もう、時間がないのである。50歳は目の前だし、長男の就職も数年後に迫っている。もう、格好つけている場合じゃない。

 ここにはそういった奮闘の様子も記録していくつもりである。皆様にとって、良い例、失敗例になれば幸いである。

今日あたりの180SX走行距離:310,846km
 もう2月になろうとしている。今更ながら、2020年の抱負的なことを書こうとしている。

 このようなスタートを切るから、僕もなかなか夢が叶わないのであろう。僕はいつも遠回りするタイプの人間なのだ。

 それはさておき。

 やっぱり、一応今年の抱負を宣言しないと今年のブログも始められない気がする。(昨年はなかったが...)
 ということで、抱負を語らねばならないことはたくさんあるのだが、クルマとおカネについて書こうと思うのである。

【クルマ】

 とは言え、クルマについては書くことはあまりない。このまま壊れずに順調に走ってくれればいい。ちなみに昨年、抱負ではなく2018年の締めくくりで書いていたが、車検についてはディーラーと決別し、近所の信頼できる工場に頼むということで終わった。これからもそうなるだろう。今年は車検がないので、金銭的には非常にラクだ。トラブルが起きなければ、の話だが。

 なんて言っているときに、先週、エリーゼでアイドリング中にエンジンがストップするというトラブルに見舞われた。走って信号などで止まった時、ニュートラルにすると回転が落ちてきて普通は1000回転くらいで落ち着くのだが、そのまま回転が落ちてエンストする。

 180SXの時に発生した、AACバルブの劣化の時と症状は同じ。今回も同じなのかもしれないが、バッテリーがかなり弱まっているので、まずはそこを換えてみたいと思う。それでダメなら工場に持ち込むしかない。ああ、また出費が...。

 できれば、180SXにたくさん乗って、こちらの走行を増やし、エリーゼは温存したいところではあるのだが、昨年からちゃんとやり始めた(なぜこう書くかと言うと、単に「始めた」だと2018年だからである)YouTubeで、180SXの動画は上げても一切視聴者数の向上に貢献しないので、これは基本、エリーゼ一本槍で行った方が効率が良いな、という結論に達していることから、エリーゼに乗る機会の方が増えてしまっている。

 つまり、僕と言う人間に対して興味を持つ人がいない以上、僕の日常的なことを動画にしてみても、誰も観たいと思わない、ということであろう。
 そうなるまでは、180SXの動画を上げるのはかなり少なくなると思う。

 そういえば、今使っている駐車場が4月で使えなくなるという情報を、10月に得た。そして、何も対処していない。そろそろ何とかしないとヤバイ。

 これは今年の目標になると思うが、目の前に売地があるのだが、かれこれ1年問い合わせもないとの噂。これを駐車場として貸してもらえないか問い合わせてみるつもりだ。

 つもりのままもうだいぶ時間が経過してしまっているが、ここが駐車場として借りられれば、もう自宅の前である。これは非常に便利なのである。さっさとやろう。


【おカネ】
 
 金についても、昨年はあまり進展はなかった。エリーゼを繰り上げ返済したのは良いが、その分、貯蓄は全く進んでいない、というか、減ってしまったという状況だ。エリーゼの返済がなくなったのでここから挽回したい。特に今年は車3台の車検がないので(偶然3台とも同じ年になってしまった。逆に今年は一切車検がないので金を貯めやすい年となる)、これを機会に貯蓄にいそしもう。

 昨年から、僕も遅まきながら会社の持株会に入った。会社の奴隷になるような気がして入社より約20年、一切やっていなかったが、もうなりふり構っていられない所まで来た気がして申し込んだ。
 やってみるとこれは驚異的で、毎月10%の奨励金が支給される。1万円買えば会社が1000円上乗せして買ってくれる。これはスゴイ。10%の利益を出すというのは極めて難しいが、それがいとも簡単になされてしまう。これなら、多少株価が下落しても問題ないし、下落すれば購入量が増えるのでそれはそれで良かったりする。1万円から始めて昨年のうちに2万円に購入額を増やした。天下無敵の給料天引きなので忘れることも、他の誘惑に負けることも、余計な手間も、ない。しかも配当も再投資される。今年はこれを3万まで引き上げたい。ボーナス月は更に2万追加している。上場企業であれば、持株会には入るべきだ。

 なりふり構っていられないと言ったが、歳を考えるとそういう気持ちが強くなってきているというのがこの所の僕のキーワードだ。
 YouTubeも始め、このブログにも広告を貼った。今まではそう言うのはちょっと、とか思っていたが、もう格好つけているわけには行かない。副業を確立させなければならない。

 安定した副収入を得、さっさと自由を手に入れる。これである。いつかここに書いた、時空自決である。これを早く実現しなければならない。

 もちろん、この辺りのセンスがないのは自分自身も良く分かっているので、投資も進めている。今年はほとんど配当と長期保有で行くつもりだ。配当を再投資し、ベース収入を増やす体制作りを急ぐ。トレーディングのセンスも僕はない。急ぐからこそトレードに手を出すことは、よほどの価値が見えているケースしか手を出すことはしないだろう。(昨日、下がりまくったネットワンを買ったけど。これで戻ればかなり儲かる)

 カネ貯めて、やっぱりちょっとフェラーリには興味があるね。あのブランドの放つオーラみたいなものを感じてみたい、と言うのはいつも心のどこかに引っかかっている。しかし、これはエリーゼとはレベルが違う。余程稼ぐ仕組みができていなければムリだ。だが、それを目指したい。

 さて、書きたいことはたくさんあるが、それはまたの機会としよう。ここに夢を記すことで、それは何より自分自身の心に刻むことになる。さっきも書いたように僕はあまりセンスのある方じゃないが、始めたことは止めないという長所もある。これを武器にどこまで行けるか、その行きつく先を見てみたい。そう思うのである。だから、今の状況を記しておきたい。これは、僕自身のためでもある。
なぜだ。なぜ、こうなる?

 1月1日に照準を合わせてきた。そう、元旦は我らが水戸ホーリーホックキャプテンの細川淳矢選手が地元大芦少年サッカークラブに帰ってくるイベント当日だ。

 Jリーガーのセンターバックと1対1で勝負することもできれば、オレが上げたボールをJリーガーがヘディングシュートするとか、何でもできるぞ!サッカープレーヤーなら盛り上がらないはずもない、そんな日だ。

 小学生からサッカーを始めて一切何の功績も残さず、ヘタクソのレッテルを貼られて生きてきたオレは、いったい何のためにサッカーをやって来たんだろう?

 その答えの一つが、この細川淳矢を小学校時代に4年間、毎日指導したことだ。それがあって、この毎年のイベントがある。

 この日のために忙しい中、走れる体にしてきたつもりだ。

 今年最後の練習で若干ふくらはぎをやったが、こっちは重度としては1割程度の損傷。大したことはない、プレーはできる。

 しかし、である。

 今日、180SXの洗車をしていたところ、いきなり腰がメリッと言った。体勢が良くなかった。すんでの所で止めたので、完全には行かなかったが、7割くらいは行ってしまった。生活はできるがプレーは厳しいレベルだ。

 こういう時はすぐに寝て腰を温存するに限る。すぐに安静にすれば治る可能性もある。
 しかし、今日は今日で、珍しく娘のカス子氏を伴って、家族で出かける予定だった。なお、長男Kはインフルエンザ発症で件のイベントには参加できない。こう言う所にも落とし穴が潜んでいる。

 行先はカス子氏の好きな乃木坂46の歌のロケ地である足利市をめぐるちょっとしたドライブだ。中学2年と言う難しい時期の長女とは普段口をきく機会はほどんどなく、今回のコースも自分が提案して実現した。当然、こちらも引き下がるわけには行かない。

 『夜明けまで強がらなくてもいい』のロケ地である、田園風景と土手(渡良瀬川河川敷の借宿緑地)と、『帰り道は遠回りしたくなる』の旧足利西高校、足利美術館の裏手の「プラザハマダ」などを巡ったのち、梅田湖までドライブして帰宅した。

 自分も乃木坂46については全く知識がないし、ジャンルも違うので、とりあえず1枚だけ写真を載せておく。詳しい方は分かると思う。詳細は、足利市のホームページにロケ地などが紹介されているので、興味ある方はそちらを参照されたい。ドライブコースにはもってこいだと思う。

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 ドライブに行っているときから気になっていたが、この日の午後は風がかなり強くなっていた。赤城おろしなので自宅の方は大丈夫と思っていたら、同レベルに強風で、帰ったら干していった布団がベランダから飛ばされて庭などに散乱していた。

 同時にエリーゼに簡易的に欠けていたシートも飛ばされており、その勢いでフロントのナンバープレートを付けている自作のステーが曲がり、ナンバーが空を向いていた。なぜ、こんな時にこんなことになる?走行に関係ない所なら後回しにできたのだが、ナンバーはそのままにするわけには行かぬ。この修理で腰は8割程度まで悪化した。

 年末年始と言う貴重な休みと貴重なイベントを棒に振るか、どうするか。

 やろうと思えばやれるかもしれないが、多分それでわずかに繋がっている2割も崩壊するだろう。すれば、その後の予定が全て終わる。年始にも初詣など家族でいける貴重な機会が残っている。エリーゼにも乗れなくなる。

 結構こうした生活の中の2者択一は、結構「どっちかじゃない、両方獲る!」とか言って気合で両取りしてきたが、今回は厳しそうだ。

 2019年の締め、および2020年の幕開けは波乱を含んだものとなる。いったい、どんな1年になるのだろうか。

2019年末の180SX走行距離:310,746km

●足利市映像のまち推進課ホームページ(当該映像へのリンクも下記の中にあります)

 ロータス・エリーゼは、走りに特化した車である。

 走りに必要な「軽さ」を突き詰め、快適装備と呼べるものはエアコンとオーディオくらいしかない。

 快適装備は走りに於いては重量増以外の何物でもない。従って、パワーウィンドウもなく、手でくるくる回して窓を開ける。パワーステアリングやブレーキマスターバックもない。これらは軽量化のみならず、クルマの状態をダイレクトかつ正確にドライバーに伝えることにも一役買っている。

 こういった車を希求するドライバーはコンピューターなんかよりドライブがずっとうまいと自認する向きも多く、横滑り防止装置やローンチコントロール、レーンキープアシストなどのドライブに関する介入機能に関しては、極端な拒否反応を示す。メーカーも十分理解していて、初めからそのような機能を付けようともしない。ABSでさえ、例外ではない。

 そう、エリーゼは、とにかく走り特化した車なのである。

 しかし。である。

 180SXの時からそうであったように、僕はそういうクルマにも走り以外の使い方をしてしまうという、悪い癖がある。

 今はほとんどエリーゼは動くYouTubeスタジオと化している。僕は小心者なので、外で一人でしゃべりながらカメラを回す、ということができない。

 YouTubeの視聴者数を増やすための動画を参照すれば、そんなことを気にしているようでは視聴者数もチャンネル登録者数も稼げるわけがないと喝破している。

 しかし、できないものはできない。それが僕だ。僕のチャンネルにウソの僕は必要ない。しかし、密閉された空間であれば、周りを気にする必要はない。撮影は必然的に車内になり、外に出れば周りを気にして声は小さく、口数も少なくなる。車内に戻れば再びトーンが上がる。

 それでいいではないか。こち亀の本田みたいなもんだ。

 夕方になれば、エリーゼはバーへと早変わりする。車内は誰にも邪魔されない自分だけの空間だ。車好きが最も落ち着ける場所として車内以外にどこがあろうか。好きな場所でカー雑誌を見ながら酒を飲む。不味いワケがない。観光地などで時々列車の車両をバーに転用しているようなものを見かけるが、アレみたいなものである。

 このような行為は180SXの頃からやっているが、「Barエリーゼ」の良い所は平らな部分が多い所である。サイドシルは太くて広くてグラスやつまみを置くのに最適だ。当然だが、運転席側だけでなく助手席側にもある。

 ダッシュボードもこれまた水平。車内にしては実に広大なテーブルとして利用可能だ。ここにパソコンを置いてYouTubeを視聴しながら酒を飲むこともしばしばである。180SXは水平面が少なく、運転席をバー代わりに使うには少々不便だ。

 で、である。

 エリーゼをバーとして使用する場合の難点は、車内に冷蔵庫やキッチンがないことである。当たり前だ。さっきエリーゼは走るために特化した車だと述べたばかりだ。

 なので、グラスの酒を飲み切れば、また家に戻ってハイボールを作ったり、ワインを注いで来なければならない。ここで一気に現実に戻ってしまう。この瞬間にフロに入れだの、洗濯ものをたためだの言われることもある。そう、できるだけ、長い間エリーゼ車内に居たいのだ。

 そのためには、デカいグラスが必要だ。酒を大量に用意してエリーゼに乗り込めば、その分長く車内に留まることができる。できれば一回で満足できるだけの酒をグラスに入れてしまいたい。

 これまで使っていたコップもそれなりにデカい方だったが、それでも足りなかった。いつかデカいのにしたいと思っていた。そしてその夢は、今日、叶った。

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 魔法瓶と同じ構造をした保冷・保温機能付きで、容量は何と600ml。500mlのロング缶のハイボールを飲むと結構満足だが、それと比較しても更にプラス100mlのオマケがある。

 実に嬉しい。

 今、このブログを書きながら、ハイボールを堪能している。

 なかなか更新しないくせして、書き始めると文量が減らない僕であるが、ここまで書いてもまだハイボールは十分に残っている。幸せである。

今日あたりの180SX走行距離:310,065km





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 下剋上チューン!とか言って、HKSスーパーパワーフローそっくりな安物ムキ出しエアクリーナーを装着した。

 効果のほどはかなり微妙だが、エアクリーナーのフィルター交換は劇的に手に入りやすく、簡単になった。

 ...

 なった...のか?

 実際に付くのか?

 試していないではないか。

 もしかしたら、スポンジが取り外せないとか、予想だにしないことがあるかも知れないぞ。

 何せ、1,980円だ。HKSスーパーパワーフローの150mmがオートバックスで税抜き2,000円なのである。汚れたら、エアクリーナー本体ごと交換、だとしても、価格的にはあり得る。

 いや、その方がビジネスとしても良い。1,980円で本体を買われて、次からフィルターだけHKSにされたら、旨味は極めて薄い。むしろ、HKSの方が安物の本体に流れてくれた方が、消耗品を買い求めるユーザーのすそ野が広がって喜んでしまうのではないか?と思えてしまう。そうさせないためには、「安いんだから、毎回本体ごと買え」と言うのが良い。そうすればユーザーはこれを買い続けてくれる。

 で、である。

 スーパーパワーフローとまったく同じ形状でエンブレムだけがない留め具を外してみると、ちゃんと、スポンジ...否、フィルターは交換可能になっていた。

 そこでおもむろに用意したHKSスーパーパワーフローの交換用フィルター150mmを袋から取り出す。

 と。

 「こっちの方がデカいぞ」

 これである。

 なるほど。本体がスーパーパワーフロー交換用フィルターよりも小さめにできているのである。直径にして2~3cmくらいか。

 それにしても改めて見比べてみると、HKSの方はちゃんとしている。安物の「スポンジ」とは明らかに違う。

 フィルターの内側部分は劇的な違いだ。安物は、外側と同じ「網」でフィルターを固定していて、エンジンへつながるパイプも単に接続しただけである。

 しかし、スーパーパワーフローは違う。フィルターは最小限の本数のフィンで固定され、エアクリーナー本体からパイプへは「スーパーリップファンネル」という名称の、ファンネル形状になっており、フィルターを抜けた空気が、スムーズにエンジンの方へ導かれるようになっているのである。

 この時点で、価格差を感じた。やはり、高いだけあって考えられている。それが、目で見て、伝わってくる。

 商品づくりと言うのはこれが大切である。効果があるかどうかも大事だが、効果があり「そう」に見えるかどうかである。このパーツを換えても数馬力のアップである。付けた瞬間やノーマルに戻した瞬間は少々感じるかもしれないが、それよりもプラシーボ効果を追求した方がよりユーザーの満足度を獲得できるに違いない。実際、僕はそうなった。

 ちなみにプラシーボ効果と言うのは全く有効成分のないものを「薬だ」として投与すると、患者が効果ががあると思って病状が改善してしまうことを言うようである。

 今回の安物エアクリーナーは効果は薄いが「ない」ということはないので、厳密にはプラシーボ効果と言う言葉を当てるのは正しくないのかもしれないが、みんなよく使っているのでそれに倣うことにする。(ブログはこういうくどいことが言えるから良いな)

 ま、気持ち5馬力アップってやつかな。

 HKSは「効果がありそう」と思えるものを(もちろんあるんでしょうけど)、目に見える形にしていている。だから、効果があると信じてしまうし、実際にあると思うが、それよりも大きく感じてしまうに違いない。

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 で、である。

 実際、安物後発品よりも大きいHKSのフィルターが付けられたのかと言うと、付いた。しわを均等にするのにより気を遣ってあげる必要があるが、ちゃんと装着可能である。

 さらに驚いたのは、フィルターをHKSに換えたら、なんと安物後発品の「スポンジ」と比較してパワーアップを感じることができたのである。(プラシーボ?)

 本来の設計とは異なる他社の、格安の本体につけたにもかかわらず、である。

 内側も単なる「網」なのに、である。本体からインテークまでのつなぎ目が、単純に繋がっているだけなのに、である。

 フィルターの効率に、それだけ違いがあるのであろう。(プラシーボ?)

 フィルターの入手と交換が容易になればいい、と思っていただけなので、本家ではない、格安下剋上エアクリーナーを選んだわけで、パワーは諦めていたのだが、それもちょっとではあるが、体感できるレベルの物が得られた。

 これは素晴らしいことである。

今日あたりの180SX走行距離:309,795km
 台風が過ぎ、幸いなことに僕と僕の家族は無事だった。180SXも、エリーゼも。有難い。

 僕の住んでいる辺りは、本当に災害に疎い地域だと思う。海もない、火山もない、崩れる斜面があるわけでもない。来るとすれば今回のような台風か、地震で自宅が崩れるくらいのものであろう。

 その台風だって、ほとんどが関東に来る頃にはだいぶ勢力が収まっているのが通例で、いつも言うほどの被害がないまま過ぎていく。

 子供のころは、台風なんか結構、「来て欲しい」くらいな感じで、小学校の時に一度、今回の時くらい荒川が今回くらいの所まで来て、田んぼも全部水に浸かって、家の周りに関していえばその時は今回以上だったけど、荷物を2回に上げながら結構ワクワクしたりしてた。

 それ以降、自分にとってあんまり大きな被害をもたらした台風と言うのは、大学のころにもう一回あったくらいか。あの時は、自分たちも地元悪友と河原でゲリキャンやってて、あれが一番命の危険があったな。

 しかしながら、大人になると、色々そうした経験もして、知識もついてきて、家も持って、家族もできて、となるとだんだんそんな気もなくなってくる。

 そして、今回は、マジで止めてって思ったのはやはりエリーゼであろう。

 そんなこと書いている時点で、まだ甘い且つ不謹慎だとは思うのだが、事実、心の中はそうである。

 今の家は本当に丈夫に造られていると思う。会社、実家、いろんなところにいる可能性があるが、僕が生活している中では自宅が一番安全に作られている気がする。

 荒川は結構近くて、しかも僕の家は大きく湾曲している頂点のアウトコース側にあるので、実際今回、「決壊の可能性あり」と防災放送があった時はかなり焦ったが、そうなったときはもう、一個の命と自分の家族を守ることに専念し、ほかの何を失っても、それさえ助かれば、と言う状況であろう。

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 実際、今回はそれも想定した。

 が、一方では結局そうはならずに過ぎ去る、ということももちろん想定している。

 そんな中でも、エリーゼだけはオシャカになる、という可能性はある。

 瓦が一枚飛んで来て刺されば、それで終わる。(終わりまでは行かないか。だいぶ出費はあるだろうけど。)

 今回荒川もヤバかったが、別の川が自宅の目の前にあり、ニュースにもならないであろうが、そこが氾濫しても水没車になってしまう。

 これまでは本当に安いクルマしか持っていなかったので、心のどこかに「また買える」という気持ちはあったが、エリーゼとなると、いくら「庶民にも買えるスーパーカー」とか言ってても、僕にとってはさすがに「また買えばいい」シロモノではない。

 普段の生活に対してはそれ程のインパクトがないレベルの災害で、数日後からは何事もなかったようにいつもの生活が始まるような中で、エリーゼだけ失う、と言うのはちょっときついかな。

 いつもはどうしても遠い世界の事のように感じて見ている災害のニュースも、少なくとも昨夜は自分事として降りかかった。それは「大したことなかった」方に振れても、失うかもしれない儚くも大きな財産を持ったからだと思う。

 だからこそなのだが、ここから何を学べるのか。

 今回もまた、神様に試されたのである。今のうちに対策しとけよ、と。そして、今回の事で災害のあった他の地域を自分事として助けられるようになれ、と。

 これまでの生活が、今日からできることに感謝し、できる協力はしていこう。

今日あたりの180SX走行距離:309,795km
 エリーゼのエンジンのエアフィルターをむき出しタイプに交換したい気もしていたし、したくない気持ちもあった。

 基本ノーマルで行くべきか、いじるべきか。

 エリーゼは基本ノーマルで行きたい気持ちは、ある。しかし、エアフィルターについては、消耗品の入手と言う点に於いて、むき出しのエアフィルターにした方が定期的な交換が容易になる。

 実際、エリーゼのエアフィルターは清掃はしているものの、交換はしていない。やはり、いつかは交換するべきだ。

 手軽に入手できるとしたら、やっぱり毒キノコがいい。それなら、オートバックスでもアマゾンでも買える。

 エアクリーナーボックスも外して、軽量化にもなるではないか。

 しかし、やはり変なモノ付けて壊れたら困るし...。

 この問答は、幾度となく繰り返されてきた。しかし、今回、交換に踏み切った。やっぱり、エアクリーナー交換を容易にするべきだ。この思いが勝った。
 毒キノコにしてエンジンが壊れるということはたぶんないだろう。180SXの時もだいぶ心配したが、結局壊れることなく30万kmを突破した。

 しかし、普通にHKSのスーパーパワーフローじゃぁ、180SXにもついてるし、同じのを付けても面白くない。これは、5分の1以下の価格で買える、まがい物を買って取り付けてみよう、と考えた次第。潜在意識にカネがないというのもあったかも知れぬが、そこは顕在意識としては否定している。


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 これは、HKSのスーパーパワーフローと完全に互換性のある後発品であろう。見るからにそうとしか思えない。

 ノーマルじゃないと壊れるじゃないかとか考えていた頭が、「面白そう」という言葉が出てきた途端、突っ走ってみたくなる。

 エリーゼという英国スポーツカーである。多くのオーナーはノーマルで通すか、きちんとしたブランドのパーツを付けて、いつエンジンルームを開けるようなことがあっても恥ずかしくないようなノーブルで騎士道的なチューンを求めるのが普通であろう。

 しかし、それが「普通」と言うことであれば、僕はその「普通」になることを望まない。エリーゼと言うクルマにありながら、泥臭い、武士道、いや違う。下剋上とでも言うべき、庶民が上を出し抜くかのようなチューンもまた、面白いではないか。

 エリーゼを庶民のスーパーカーと捉えるなら、庶民のチューンをしていきたい。

 庶民はHKSなどと言うブランドは買えないのである。中国かどこかは知らないが、形だけを似せた粗悪品(かどうかはこれから分かるであろう)に手を染めるのもまた一興である。

 こうした乗り方に対する、社会からのそしりを受け容れ、それを力に換える。濁り切った水を飲みながら、次は虎視眈々とフェラーリを目指す...。

 そんな生き方を体現するかのようで、これはまた面白いのである。

 ただ、このパーツが安物ながら、どのレベルになっているのかを伝えるにはやはり、HKSのスーパーパワーフローを付けてみて、比較しなければいけないんですかね...。
 もしくは、すでにHKSの毒キノコがついている180SXにつけてみるとか...。

 ちなみにこの商品は、本当に毒キノコ部分しか入っていない。従って、取り付けには少々工夫が必要である。取り付け方法などについては、いずれ動画でご紹介したい。

今日あたりの180SX走行距離:309,766km

 
ども。うるふです。

最近、YouTubeの更新ばかりになっていて、ブログが更新できておりませんが、って、毎回それ書いてますね...。

でも、ちゃんとYouTubeやっている人って、ブログもYouTubeもどちらもちゃんと両立していて、相乗効果を出しているものと推測する。止めちゃダメなんだよね。更新が2か月空いてるとか、やってないのと同じだから!

って、自虐は良いんだけど。

で、である。

タイトルにも書いた、ゲリラ実験室の動画化。

ゲリラ実験室って、20年も前なんだよね、やってたの。でも、今読み返してみると、文章とか、今はもうこう言うのは書けない。続けてないからだよね。当時の自分の方が圧倒的に文章力がある。それは否めない。

ま、それは良いとして。

当時から、ゲリラ実験室は動画でやりたい、そう言っていた。文章ではどうしても、「事実」であることが伝わらないからである。文章だから、ウソだって書けるわけだ。もちろん、ゲリラ実験室の実験結果の報告にウソはない。これは、ゲリラ実験室の説明にも書いている通りである。

ということで、最近それなりに動画も撮れるようになったこともあって、実は夏にゲリラ実験室の動画を撮影に行ってきた。


しかし、この2本は、結局お蔵入りとなった。公開できないのは残念だ。(注:2019年12月にMISSION7の動画を公開した)

榛名山でミッションが壊れた!を公開できない理由は、動画がリアル過ぎる、ということである。実際、最も動画で伝えたい、と思ったのがこのミッションだった。本当に惰性走行だけなのか?もちろんそうだが、惰性走行だけで20km近く走行するなんて、誰が想像できよう。文章だけで表現しようと思っても、どれだけそれが伝わっているか。

これが動画なら編集なしで投稿すれば信ぴょう性は飛躍的にアップする。それでも疑うことは可能だが、テキストとは圧倒的に次元が違う。だから、本当に惰性走行だけであそこまで行ったことを動画で伝えたら、絶対に楽しい、20年前から、それはゆみごん社長と話していた。いつか、動画でやろうと。

だが、それは実現することは難しいと分かった。それは、動画は確かに事実を伝える。しかし、事実過ぎるのである。

例えば、榛名山の峠道を終え、最初の関門である徳富蘆花記念館の前の坂道を登りきるためには、その前のコーナーにどうしても60km以上で入らなければならない。しかし、これは立派なスピード違反なのである。
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一時停止場所も微妙に進みながらでないと突破できない個所もある。見通しが良く、安全確認は確実に出来ている。それでも違反は違反だ。
文章の場合は、ストーリーに無関係なことを書くような、無粋なことはしない。しかし、映像ではそうは行かない。

うるふの怪しいホームページでは、交通ルール違反をしていることを、公然と記載した事も有ったが、だからと言って何も言われたことはない。良くも悪くも文字で後から書いているため、「誇張」かもしれない、という疑いを拭い切れないからか、文字ならさらっと流せるからか。

しかし、こうした違反の瞬間が映像に入れば、何が目的か不明だが、すぐにそれを指摘するコメントが入ってくることは容易に想像できる。

恐らく、道路交通法を一度も違反したことがないと言う人は日本で限りなく0%に近いだろう。

しかし、コメントする側が今まで一度も交通ルールを守っていないことを証明する術はない。コメントする側は自らの違反履歴をを明かされることのない安全地帯に居ながらにして、後付けで絶対的正義を振りかざすことができる。

それだけではない。減速せずに交差点を曲がれば、もしかしたら突破できるかも、という場所もある。チャレンジしたい気持ちもあるが、僕は危険なので止めた。しかし、「自分ならできる」と自負する人間がマネするかもしれない。そこで事故が起きてもオレは知らんが、気分は悪い。

それが、映像なのである。そういうことを、YouTubeをやって知った。
もちろん、交通ルール違反は行けない。それが今回の動画の趣旨と違っていて、「そこじゃねぇだろ」と言いたくても、それは通らないのである。

次の理由は、文章はいくらでも書き直せる、ということである。

書き直せると言ってもウソを書きたいわけではない。文章を推敲できる、と言いたいのである。より面白く、よりピュアな表現を探してから公開できるのだ。

しかし、動画はそうは行かない。現場で撮ったらそれしかない。編集はできるが、限界はある。

そうすると、やはり、現場で面白い映像を撮るしかないのである。撮ったものがインパクトがなければ、諦めてそれをそのまま使うか、撮り直すしかない。

実際に、MISSION3だけはこのサイトで公開しており、今読み返してみても結構笑える。しかし、動画ははっきり言って大して面白くないものになってしまった。
最悪だったのは、僕一人の出演で撮影した事だろう。
それによってトークはどうしても生きてこない。映像では「間」みたいなものも全てその場でしゃべった通りになってしまう。しかし文字なら、「餅が焼けた」という事実はそのままに、トークについては後から面白い「間」にして書くことが可能なのだ。

ゲリラ実験室は、うるふの怪しいホームページの中でも強烈に個性的なコンテンツだ。動画化するなら、絶対に面白いものにして公開したい。

と言うわけで、今回撮影したゲリラ実験室はお蔵入りとなった。

やっぱり、ゲリラ実験室はゆみごん社長がいないとダメだね。

20年前。やりたいと誓ったゲリラ実験室の動画化。難しいけど、実現させるために準備はしていこう。


今日あたりの180SX走行距離:309,766km
 3連休が終わる。

 休み最終日の朝、いつも僕は憂鬱になる。

 今日、何をするべきか?どう行動すれば、今日一日を有意義に過ごせたと思えるのか?

 その答えが見つからない。やるべきことはたくさんあって、今日やるべきことを選択しなければならない。これは同時に、やらないことを選択することでもある。つまり、全てはできないということだ。

 やりたいこと、やりたくないがやらねばならないこと、やりたいがやっても恐らく満足は得られないこと...色々ある。そのどれを今日やるべきなのか。布団の中で悩む。

 なんか、こんなことは数年前から思っているので、同じようなことを日記に書いているのではないかと探ってみたが、まぁ、ちょっとあったが...。でも今日も書きたいのでこの内容で書く。

 悩んでいる時間がもったいないと思って、思いつくままやるときもあるが、やはりそれなりに準備は必要で、何も考えずにやると始めてみたが足りないものがあったり、あっちを先にやった方が一緒に別の件の買い物も一緒にできたとか、パソコンが考えている間にあれができたはずだったのに、とか、色々不手際が出てきたりしてまた後悔したりする。

 このように思うのは1にも2にも仕事が多すぎるからであろう。時間に対してやるべき仕事が多すぎるのである。

 これは仕事が多すぎるのではなく、オレの能力が不足しているのではないか?そう思うこともある。
 そうかもしれないが、とにかく仕事が終わらない。多分終わることはない。

 会社の仕事を進めれば、平日は幾分楽になる。否、今は休日にやらないと平日の仕事は終わらない。分かっているが、せっかくの休みに仕事なんかやりたくはない。

 家事なんかやりたくないが、やらないとピパ子氏との関係も悪くなる。

 だから嫌なことはさっさと片づけてしまおう。とはいっても家事は先にやり進めることはできないものも多い。洗濯は終わらなければ干すことはできないし、乾くのを待たなければ畳むことはできない。

 動画の編集なんかやっている場合か?なんて思ったりもするが、動画編集は「やること」の中では結構満足度の高い部類に入る。理由は分からない。

 この連休は初日に水戸までドライブに行って、翌日は動画編集でほとんど終わった。気づけば休み最終日ってことで、嗚呼、これで良かったのだろうか?みたいな。

 ちなみにできた動画がこれ。



 本当は、こうしたドライブ日記的な動画も良いかな、と思ったりするが、そんなの誰が喜んで観るんだよ、というのもあって、あまりやれていない。でもまぁ、安心して観れる動画って言うのも良くて、実際自分もそう言うのを好んで観ている。

 え?これ、最終的にどうなっちゃうの?みたいなのは良いんだけど、観ていて疲れる。別に部分的に目をそらしても聞き逃しても特に大勢に影響がないような、そんな動画を好んで観ている自分がいる。何か大事な部分を見逃してはいないだろうか、などと集中しながら見るようなのは特に平日仕事から帰って来てメシ食いながらはキツイんだろうね。

 だからそんな動画として観ていただければ...って思うけど、そんなのオレだけかもしれないし...。

 サザエさん症候群というのを聞くが、僕はサザエさんの時間にはもうだいぶ吹っ切れている。この時間になるとやれることが限られてくるからだ。悩む必要がない。

 むしろ、まだやることを選べる朝の方が憂鬱だ。選べてしまうから、正しい選択をできるのか?というプレッシャーがかかる。

 いつまで続くんだろう?この悩みの中での週末を過ごすのは。早く脱したい。

 今日あたりの180SX走行距離:308,955km
 久々に日記書きますね。

 ていうか、最近日記はいつも久々です...。

 昔は小さなネタでも上手く日記に仕立てていたんですが、やっぱり書かなくなると「こんなことネタにもならないしな...」となり始め、そうするとどれもこれもネタするにはインパクトがないように感じてしまう。

 でも、僕の性格からいくと、小さなネタでも書き始めたら長くなっちゃうんですけどね。逆に短いのができない。

 で、YouTubeです。

 なんだよ、YouTuber目指すんかよ!?

 ムリムリ、やめとけよ!

 近しい人に言うとそう言われそうなので、実は誰にも言っていません。

 ところが、最近、180SXで走りながら&車内でしゃべりながら撮影してるんで、どうやら結構目撃されているようで、土曜日は1日で2名から「車で走ってたとこ見ましたよ」って言われてやや焦りました。

 YouTuberなんて、そりゃ、やるからにはこの努力を無駄にはしたくないんで、そこまで行ければいいと思いますけど、現実的には難しいよね。

 チャンネル登録者1000人ってのはこれは相当ですぜ。最初から、収益得られるようになろうとしてやってたらやる気がもたないですわ。

 僕は自分が何かを発信したいタイプなんで、その手段として、YouTubeも加えた、ってとこですかね。

 夢としては、ゲリラ実験室をYouTubeでやりたい。もちろん、ゆみごん社長にも出演頂いて。

 ゲリラ実験室をやっているとき、いつも「動画ならな...」って思ってました。当時はそんなデカイデータを上げるところもないし、見れる速度もないし諦めていましたけど、今ならできる。

 そういうのがあったんで、折に触れて動画配信には興味を持っていました。仕事の話になりますが、当時は僕は社内では珍しく、会社名と言うより自分の名前で仕事するようなことをやっていたので、今は亡きustreamを提案して自分が生放送に出演し(7~8回はやりましたかねぇ)、ustreamのサービスが終わると今度はYouTube動画を提案して、会社名でチャンネル作って20本くらい出演したりしました。

 そうしながら、動画編集やYouTubeの操作もやらせてもらってまぁ、チャンスを待っていたというか。

 で、最初の動画は180SXのアクチュエーターのロッドが外れるというトラブルがあって、引っ張っても全然動かなくて、1週間も2週間も考えていて、ネットで調べたり、YouTubeで調べたりしていたら、圧をかければ出て来るんじゃないかと、ふと思ったわけです。

 自宅で圧をかけられるものと言ったら自転車の空気入れしかない。こんなものでうまくいくのかと思ってやったら、ビクともしなかったロッドが簡単に出てきた。

 これを文章で僕のサイトに載せても、インパクトないし、伝わらないな、と。ならば動画だと。

 一度始めたら動画を上げ続けなくちゃいけないって思っていたけど、そんなの関係ない。とにかく1本上げてみようと。

 そんな感じで始まりました。できた動画がこれ。


 で、今ではチャンネル登録者10万人になりました、ってんだったらカッコいいけど、まだ50人やん!ダサ!(後々の記録のために恥を忍んで一応登録者数を記載した次第)

 でもまぁ良いんです。変に数を狙おうとすると、自分を見失った行動をしそうで怖い。チャンネル登録者数や視聴回数欲しさに事故映像とか、煽り運転のシーンとか、下手するとそういうのを自分から仕掛けてお宝映像を撮ろうとしてしまったりとか。そんな事件も時折耳にします。

 僕はやっぱり僕らしさがないと。それがどんなものかはうまく表現できませんが、自然体でやっていればそこには多分それがあるんだと思っております。

 ネタがなければ休めばいいし、やりたいと思えるものを上げていきたいですね。

 と、書いていて。

 もう一人の自分が言うわけです。

 「オマエ今、綺麗ごと言ってるよな」と。

 僕はまぁ、Twitterでは結構格言めいたことを書いていて、ま、それは全て自分に言い聞かせているものであります。ほとんどは仕事で辛くて、くじけそうになった時、格言めいたことをTwitterでつぶやいているんですが、それはまぁ、自分自身に言っているわけです。

 そこにつらつら書いているもう一人の自分なら、今ここに書いた僕のYouTubeに対する姿勢を見たら間違いなくさっきのように言いますね。「オマエ今、綺麗ごと言ってるよな」と。

 どういう姿勢でやろうと、僕の事ですから迷惑さえかけなければ良いんですが、今の気持ちでやっていたら、間違いなくチャンネル登録者1000人は達成できないですね。

 今からチャンネル登録者1000人目指してやっていたら途中で投げ出しちゃうんで、自分のペースでやります、って、多くの方が「そうだよね」って言ってくれると思います。こう言うのは。分かってて言ってるんですね、で、それは逃げ場を作ってるんですよ。

 夢って言うのはそういう姿勢じゃ叶いません。周りからバカにされようと自分の夢を宣言します。失敗した時のことを考えて近しい人には内緒でやってます、なんてのではなくて、もうウザがられようとも「チャンネル登録お願いします!」って言いまくる。(ていうか、夢をかなえるパワーがある人って言うのはそれでもウザがられなかったりするんですが)

 そうすると、結構みんな折に触れて協力してくれるもんなんですね。だから夢は宣言した方が良いです。

 周りを巻き込んで、時には「無理に決まってんじゃん!」ってバカにされたり、カッコ悪いことができる。

 最初から頑張るとやる気がもたないとか言ってる場合じゃなくて、夢の為ならそれでもやる気を維持する。くじけそうになってもそここそが勝負どころだと意地になって頑張る。

 そういう人が夢を勝ち取るんですよね。

 僕もいくつかの夢を叶えましたが、やっぱりその時はそうしていましたね。できるときとできない時があるんですが。

 叶わなくても、悲しむのは自分だけ、って言うのはそこまで行けないですね。

 ま、こんな二人が心の中で戦っていて、そうしながら更新しているYouTubeです。

 いずれにしても、数字欲しさのキワモノネタには手を出さないように心掛けたいですね。

 でもまぁ、180SXだとほとんど数字が伸びないけど、エリーゼだとかなり見てもらえますね。どっちも一般の方から見たら単なるマイナー車なんですけどね。エリーゼの方が一応ある程度ブランド力があるのかな。エリーゼ乗りが増えるということも期待できるんですかね。

 今日あたりの180SX走行距離 308,950km
あれから5年。
実に長かった。

 ...と言うほどでもなかったが、クレジットカードを強制的に解約されて5年が経過した。実際、この時を待ち遠しくしていたわけでもなく、むしろ、現金払いの方が後の支払いの事を考えなくていいから楽だな、と感じていたくらいである。

 ただ、やはり不便に感じていたのはETC。ETCがないのはさすがにちょっとキツイ。子供が大きくなって、家族でどこかへ行くというのがほとんどなくなったので、高速もまず乗らないからそんなに困窮度は高くないが、そうは言っても時々は乗る。

 後は、海外に行ったとき。先日仕事で韓国に行ったのだが、ホテルに宿泊するとき、クレジットカードを出せと言われて、楽天のデビットのクレジットを出したら、デビットでないやつを出せと言われてしまった。「ない」と言ったら、その時は招待で支払いは別の団体がすでに済ませていたこともあり、OKとなったが、個人旅行だったらもしかしたらダメだったのかな?

 ま、その程度と言えばその程度。

 そんなのもあって、何の気なしに、そういえばクレジットカード強制退会事件からどのくらい経ったのだろう?と、自分のブログを調べてみたら、丁度5年前の2月頃だった。


 自分の支払いや強制解約の履歴をクレヒスと呼ぶらしい。クレジットヒストリーの略である。調べてみると、こうした履歴を管理している会社は3社ほどあって、CIC,JICC、全国銀行個人信用情報センターなどがそれだ。

 これらの会社に問い合わせれば、自分自身のクレヒスを照会することができる。

 僕は自分がちょうど仕事でJICCの近くに行ける機会があったので、照会してみた。用意してある様式に、住所や電話番号など簡単な事項を書いて出せば500円で照会できる。スマートフォンや、郵送でも可能だが、この場合は1,000円かかる。僕はアナログな感じが好きだし、ここがどんな所なのかも知りたいと思ったので行くことにした。

 なお、調べた中には、これらの機関に照会することさえもクレヒスとしてマイナス、と記載しているサイトもいくつかあったが、それはないと思う。

 窓口でもらった「良くある質問」にもそのことが書いてあったが、照会したことがクレジット会社などに伝えられることはないと明記されている。照会窓口の対応もそれを証明するもので、「どうぞ自分の情報なんですから堂々と見に来てください」と言う印象であった。

 で、見てみると「情報なし」と言う結果だった。JICCは僕のクレヒス情報を有していない、ということである。事前にネットで5年間と調べてはあったが、改めて何年前までの情報を調べて「ない」と言っているのか、と問うと、回答はやはり5年であると言う。

 ちなみに、履歴なしと言う状態を「スーパーホワイト」と言うらしい。「ブラックリスト」に対する言葉かと推測するが、この「スーパーホワイト」という状態もクレジット会社や融資する銀行などにとっては「マイナス」と判断される事も有ると言う。理由は簡単で、この人がきっちり返済できる人かどうか推測する材料がない、故に、わからない、からである。

 一番良いのは、ローンやクレジットを利用していて、毎月きっちり返済し続けている履歴があることである。これがあれば、この人はずっと支払いを継続してきた人だ、となるので信用力がアップするのである。従って、審査の厳しいクレジットカードなどに落ちた場合は、審査の甘いクレジットを作ってきっちり返済している履歴を作り上げるなどの作業が必要だったりするようだ。このことを「クレヒスを積む」と言う。

 ちなみにクレジットカードを作るなら何が良いかも同時並行で調査していた。僕の生活スタイルで最も良いのは「楽天カード」である。楽天市場を使うことはあまりないが、楽天証券を利用してるので、楽天のポイントの使い道は大体投資信託の購入と言う再投資に利用している。

 しかし、悲しいかな、楽天銀行のクレジットカード型のデビットカードを持っている場合、一度それを解約しないと作れない(確認済み)。これは今、事実上のメインバンクである楽天銀行のキャッシュカードも兼ねているので、解約するのも面倒だし、解約して申し込んで審査に落ちたら、また作り直さなければならず、極めて面倒だ。

 そうすると、次はビューカードだ。通勤にJRを使っているので、これもポイントなどは溜まりやすい。遠距離通勤者である僕は、定期券購入と言う年2回のイベントで膨大なポイントをゲットすることができる。実際、強制解約される前はJALカードSuicaだったが、この方法でだいぶ良い思いをして来た。

 しかし、再びここに申し込むのか?信用会社は僕の5年前のクレヒスを葬ったが、自社の履歴はずっと持っている可能性もある。それでハネられる可能性もある。それに、一度断られたところに申し込むのも何か癪だ。ビックカメラなどVIEWの他のカードもあるが、僕はビックは使わないし、もうVIEWのマークがついていること自体何となく面白くない。

 そんなこんなで、もう、調べに調べた経緯を書いていたら大変なことになるので、結論を言うと、「spgアメックスカード」と言うのを作った。年会費は税抜きで31,000円もするシロモノである。

 このカードの驚異的なメリットは「spgアメックスカード」で検索して頂ければ、嫌と言うほどその説明が出て来るし、YouTubeでも多数語られている。お勧めなのは「おのだ」氏のYouTube動画。興味のある方はご覧いただければと思う。


 僕はこの動画でspgアメックスを知り、同氏の動画でspgアメックスについての単独紹介の動画も観たりして、この魅力に惹かれてしまった。あまりたくさんの額のクレジット決済をすることはないかもしれないが、今の自分に全くなかった(興味は大いにあった)高級ホテルの宿泊、と言う世界に飛び込んでみたいと感じたのである。

 しかし、スーパーホワイトの僕が、いきなりこんなカードを作れるのか?色々不安もあったが、調べてみると逆にアメックスは独自の審査をしている、激アマ審査などの説明が多く、トライしてみることにした。

 申し込みはあっけないほど簡単で、難しいのは事前に「マリオットボンヴォイ」というマリオットグループのポイントプログラムに申し込み、「会員番号」をゲットしておくことだけである。カード申し込み時にこの番号を入力する欄がある。

 この辺の詳しい情報も「spgアメックスカード」で調べると、超詳細ページが複数出てくる。理由は簡単で、「紹介」制度を使いたいからだ。

 紹介した側には3万ポイント、紹介された側には6000ポイントが追加で付与される。だから、僕から紹介させて下さい、ってことですな。もちろん、紹介されれば自分にも追加でポイントが入るので使った方が良いことは間違いないが、見ず知らずの人に照会してもらうとか、僕はそういうのは嫌なので、6000ポイントは捨てて誰の紹介もなしで申し込んだ。

 そういうのに抵抗感のない方は、自分にも相手にもお得なので利用されては如何かと思う。

 で、ドキドキの審査だが、僕の場合、3秒くらいであっけなく終了。「カード発行できる運びとなりました」との表示。サイトによってはこの直後にマリオットボンヴォイの会員ページも単なる「会員」から「ゴールドエリート」に変わった、と書いてあるサイトもあったが、僕の場合は土曜日に審査が完了して、翌週火曜日くらいだった。なので、僕はこの間ゴールドエリートに変わるまで、マリオットボンヴォイの会員サイトには50回くらいログインして確認していたと思う。

 で、金曜日にはカードが届いたが、もちろん金曜日は僕はいないので受け取れず、土曜日の夜、郵便局まで免許証と印鑑を持って出向き、無事spgアメックスカードを手にしたのであった。

today180_20190526_spgamex.jpg
それがこれ。

 素晴らしい。早く使ってみたい。でもちゃんと使えるかな。初使用は何にしようか?そんなことを考えてしまう。

 しかしもちろんちゃんと使えました。3%という驚異の還元率なので、まあ、何でもこれに変えた方が良いことは良い。ただ、このポイントはたぶんマリオットグループのホテル宿泊として使用するのが、僕の場合は一番だと思うが、果たしてそんな日は来るのか...?そう考えるとLINE Payもまだ離れられない。

 いや、そういう生活をする日を手に入れよう、今を変えようと思ってこのカードにしたんだから、そういう機会は作らなきゃダメだな。

 AMEXは専用アプリもあって、今いくら使ったとか、そういうのがリアルタイムにわかる...はずなんだが、僕の場合は使ってから3日くらいするけど、まだ0円のままだなぁ...。何か間違えたか?

 とにかく、これからは再びクレヒスを積むという日々が始まる。信用力獲得のため、粗相のないようにして行きたい。

今日あたりの180SX:走行距離308,669km
 いつもは、なんか日々の愚痴が多めのようになってきている当サイトであるが、今日は彼について書きたいと思っている。要は彼をベタ褒めする内容になる。このサイトがどのようにして残っていくのかは不明だが、今の気持ちをどこかに残しておきたいという想いもある。

 読者の皆さんにとってはいつにも増して長く、ハッキリ言って面白くない内容になることを事前にお断りしておく。今回は敢えてある程度の批判は考えずに文章として残していくつもりだ。

 たとえこのサイトが滅んだとしても、いつしかK本人が、世界のWeb保存サイトなどから偶然見つけて見てくれたりしたら...なんて思ったりもする。



 4月8日、Kはとある高校の入学式であった。もちろん、僕も妻のピパ子氏も一緒に行った。

 ここは、埼玉県の公立高校ではトップクラス、いや、トップと言っていいだろう。僕自身、非常に興味がある。

 こう書くのは、あくまで端的に彼のここまでの努力を表現したいというだけのことである。ウチは別段こうした特定の高校や大学名を挙げ、「○○高校に行って、○○大学に行ってね」なんてことは全くしていない。K本人が部活ができる高校ということをまず第一条件にしつつ、それ以外の事も総合して決めただけの事である。

 ただ、この学校には我々親も期待しているというか納得している所があって、「学歴だけで実際仕事では使えない社会人」を作らないという気概を感じる教育カリキュラムになっている。

 従って、今のKの高校入学も単なる通過点に過ぎない。これから努力を怠れば、或いは努力はしたとしてもその方向を間違えば、使えない社会人となって世の中を混乱させる原因になってしまう可能性だってあるわけだから、気が抜けない。

 さりとて、この高校のブランド力は強力だということを色々知った。中学校の時から成績は良かったので、ある程度「すごいね」とは言われていたが、合格が確定してからは「どうやって育てたのか」「どこの塾に行っていたのか」などの質問を多く受けるようになった。

 どういう意識で聞いているのかは分からないが、「どの塾が子供を優秀にしてくれるか」と考えているならば、その考えは変えた方が良い。

 これは、自分がかつて公立中学の教員だった頃にも感じたことだが、誰かに成績を(運動でも、しつけでも何でも)良くして「もらう」と言う考えが根底にある家庭は厳しい。

 自分の子供を育てるのは他の誰でもない、親なんだ、という気概が絶対に必要だ。担任が誰でも、塾がどこでも、子供の教育の責任は親にある。親以外の者にどうして影響が与えられようか!くらいの気持ちが必要だと思う。

 実際には教員も塾も、当然のことながら子供に影響を与える。これは間違いない。しかし、学校も塾も全てが良い先生なんてありえないし、社会に出たら、もっとそうだ。良い環境からも、ダメな環境からも常に学び、自らの成長に変える術とせよ、そういう躾を、親はしなければならないと思う。

 ちなみに、先ほど「ブランド」と書いたが、ブランドで学歴を飾ることはプラスだと思う。チャンスが巡ってくる可能性が高まるからだ。ブランドはKの努力の成果を端的に示すことができるし、ブランドとして確立されていれば覚えられる可能性も高まる。覚えられれば与えられるチャンスも増える。

 僕は時々、Twitterに格言めいたことをアップしているが、これは

ラクなことの先に、大したものは待っていない
将来は自分の思った通りになる

という僕の考えが根底にあって、それを色々な形で教えてきたし、Kはそれを実際に理解し、やって来たと思う。

 結局、夢をかなえるためには努力は必要だ。努力を続けるには大変な時もある。それに打ち勝って夢は初めて手にできる。夢は誰でも叶えることができるのだが、多くの人は努力の辛さに負けて、やめてしまっているだけなのだ。

 しかしながら、小さい年齢のうちにこれを理解させるのは困難だ。変な話になるが、Kが4月生まれになるように計算した。結果は5月3日生まれとなったが、3月生まれの子とはほぼ1年の成長の差がある。もともとKは器用で、入園前から生活全般のことをある程度やらせらていたことも手伝って、何をやらせても出来は良かった。しかしKは「自分はできる」という大いなる勘違いをしたまま成長したのだった。

 周りもKはできる、スゴイ、と扱うものだから本人もその気になって、自分のやることは早々に終わらせ、できない子を教えたり手伝ったりする雰囲気になっていた。それがまたKの成長を加速させた。

 さらに幸運だったのは、長距離走が速かったことである。

 幼稚園年少のマラソン大会でいきなり1位だった。この走りを見て「行ける」と思った。

 長距離走は僕自身も速く、ここには一家言あり、絶対に速くしてやる、と言う気持ちがあった。長距離走の良い所は、早くなるための努力は確実に辛いが、結果もまた確実に出ることである。「ラクなことの先に、大したものは待っていない」という僕の格言を経験として教えるのには恰好の材料なのだ。

 Kは幼稚園から6年生までのマラソン大会を全て1位という成績を残した。毎年、打倒Kを掲げる挑戦者が現れたが、その度に蹴散らした。Kは益々「夢をかなえるには努力をしなければならない」ということを実体験として理解するに至った。

 ちなみに、このKを走らせるカリキュラムには、妻ピパ子氏の努力を挙げないわけには行かないだろう。僕は仕事で帰りが遅いため、代わりにピパ子氏が学校が終わった後、毎日計画的に走らせていた。

 「計画的」ということに関しては、ピパ子氏の力が非常に大きい。

 長くなってきたので2回に分けたい気持ちもあるが、こんなことを2度にわたって書くことでもないので、いつも長い僕の日記が今日は輪をかけて長いが無視して続ける。

 いかに大きな夢であっても、目標までの期間で割って、1日当たりの努力にしてしまえば、意外と小さなハードルになる。それを一つ一つ越えていけば、いつしか夢は手の届くところに来ている。

 そして、その努力の積み重ねは、常に先にやらせる、ということを徹底させていた。例えば宿題は帰ったらすぐにやらせ、明日の準備をさせる。遊びはそれから。

 典型的なのは夏休みの宿題だが、全て計画を立て、大体その計画よりもさらに前倒して終わらせていた。「オレは宿題は終わったんだ」という安心と自信の中で心行くまで遊ぶ。この心地よさは体験させるしか味わう術はないし、だからこそ次のチャレンジができるのだ。宿題が終わっていないのに、どうしてその次のチャレンジができようか。

 夏休みと言えばKには必ず登山をさせていた。ただこれはKが自ら「探検の旅」と呼ぶ新しいチャレンジを求めたのがきっかけだ。K本人が、どこでその様な言葉を聞き、それを求めたのかは分からない。しかし、小学1年の時にそのようなことを言ってきたので、何がしたいか聞いたところ自転車に乗りたいとのこと。

 本人のやる気に対して、親が適切な課題を与える。僕はこのチャンスに、八ヶ岳の坂道を自転車で走らせることを計画した。距離にして約30km。なるべく山肌を横移動するようなコースにはしたが、それでも八ヶ岳の高原道路である。平坦なわけがない。山に向かって直登する部分もどうしても出てしまう。

 本人はやる気満々だが、1年生である。挑戦に先立ち、2度練習走行を行った。1回目は平坦な道を50km。これは予想した時間よりはるかに短く走り切ってしまった。それどころか、子供用とは言え5段ギアの自転車に、シングルスピードの僕の方が遅れ気味になるくらいだった。次に赤城山の山道を20km。こちらも全く問題なし。

 本番の八ヶ岳も結局は難なく走り切った。1か所1kmの直登コースは自転車を手押ししたが、僕の軽量化仕様の自転車の倍くらいの重さの子供用の自転車(誰でも持っている子供用の普通の自転車です。特別な仕様の物ではありません)の手押しは相当きつかったと思うが自分でやらせた。

 ただ、本人にしてみれば、これは試練とも思っていなかったようだ。とにかく景色は最高だし、気候も大変良く、上った後の下り坂は強烈に楽しかったらしい。

 この探検の旅は小学校の間、夏休みの旅に繰り返され、2年生からは登山になった。最後の6年生ではテントを担いで北岳と間ノ岳に2泊3日で登るだいぶ本格的なものになった。

 登山もまた、長距離走と同じく、努力の先に達成があることを知る良い教材である。特に一歩一歩の小さな努力が確実に目標に近づくことを教えてくれる点に於いて優れている。そして、山頂で見る景色は、それを信じてやり続けた、選ばれしものだけがたどり着ける眺望であり、達成感と言う花を添えらえれたその眺めは写真で見るものとは全く異なる見え方だということを百の言葉よりも鮮烈に刻み付けたに違いない。

 1.できるだけ具体的な夢を描く
 2.夢の実現に期限を決める
 3.今日からその期限までに達成することを細分化する=計画と日々のハードルを小さくする
 4.計画的に実行する
 5.辛くても「信じる」=辛いということは「伸びている」証拠
 6.夢が手の届くところに来たら飛びつく勇気を出す

 要はこの繰り返しである。これを夏休みの宿題だったり、マラソンだったり、登山だったり、Kの場合はサッカーもやっていたのでリフティングだとか、そういう小さなことで夢(目標)→努力→達成ということを繰り返し、実体験として覚え込ませる、ということを親がどれだけ提供できるか、である。

 一番最後の「夢が手の届くところに来たら飛びつく勇気を出す」がまだだったが、これが結構大事。マラソンを例にすれば、ゴールが近づいてきた時、まだ前に一人いたらどうだろうか。ラストスパートをどこで仕掛けるか。ここで仕掛けたら最後まで体力がもたず、失速して5番くらいになってしまうかもしれない。だったらこのまま2番でゴールするか...?

 ちなみにここで、2番でいいやと思った人は、2番になります。夢は思った通りになるのだ。

 人はなぜか、叶えられる夢を目前にすると、失うことを恐れてか、逆に飛びつけなくなる。ここで、どうやって「自分は一番になるべき人間だ、思い描いてきた夢をかなえるのは「今」だ!」と思えるか。

 色々あるけど、Kによく言っていたのは、「日本で一番高い山は誰でも言える。でも二番目に高い山はほとんど知られていない」ということ。

 で、なぜ、覚えてもらう必要があるのか。最初の方でも書いたが、「チャンスは自分でつかみ取る」とはよく言われるけど、結局人生、チャンスと言うのは誰かに与えてもらっているものだったりする。よく思い返してみれば、そうだったのではないですか?であれば、覚えてもらった方が与えられるチャンスは増える。一番と二番の間には他人の覚えに大きな差がある。

 ちなみに2番目に高い山は北岳で、Kを6年の時に登らせた。僕は富士山より先に2番の北岳に登らせたかった。登ればさすがに覚えるし、与えられるときは仕方ないとしても、もしKが与える側になった時、その時には2番の人にも目を向けて欲しいという気持ちが含まれている。富士山は親が与えなくてもこれからのKの人生で登るチャンスはたくさん来る。

 そして僕は、ロータスエリーゼを買った。これを教育の一環と言うと必ずピパ子氏はキレる。まぁ、自分でもそれは美化しすぎだと思うが、夢は目の前に来たら飛びつく勇気を出す、ということに於いて、これをやってのけた手本としたいのだが。

 エリーゼなんて、僕の場合、乗り出し300万である。プリウス買える人なら誰でも買えるのだ。欲しいと思うなら、飛びつく勇気、それだけである。多分フェラーリだってその延長上にあるのではないか、と、僕は思っている。

 Kよ、今の結果を社会で発揮するとき、目の前に飛びつく勇気を出すときは、お父さんがエリーゼを買ったことを思い出すんだよ。

 Kが中学に入って、最初の中間テストの結果が返って来た。僕が帰宅するや、ピパ子氏が言う。

「Kが1番だったんだけど」

 Kは入学後すぐのスポーツテストでも短距離、長距離ともすでに1番をたたき出していた(ちなみに走りに関しては3年までには陸上部の生徒に抜かされた)。そこに来てテストも1番。学校ではヒーローと化していると言う。

 これでピパ子氏のハートに火が付いたようだ。丁度、Kが幼稚園の最初のマラソンでKが1番だった時のように。

 結局Kは3年間、ほとんど1番を取り続けた(残念ながら、1~2回の2番はあった)。成績表の平均は5教科、9教科全て5で高校に提出した評定平均は1年から3年まで全て45。この成績だと、どの高校の事前相談に行っても「何も言うことなし」で褒められ続け、その自信が次の努力を呼ぶスパイラルに入っていた。

 ややテクニック的な話になるが、埼玉県の場合は、1年生からの通知表の成績が加味されるので、3年間45だと、この加点が助けてくれるので当日の試験が少々悪くても助かる可能性が高い。漢検2級と英検準2級も取っていたのでこれも加点。親はこういう下調べと計画的に受験させてこうした資格を取らせるというのも必要。

 さて、相当長くなったがまだ続く。

 じゃぁ、Kは遊ばせなかったのか?ゲームは?ともよく聞かれた。

 ゲームは、やらせまくりです。受験前も封じることは一切なし。ご本人も、極めて「計画的に」ゲームをされていたようで、毎朝1時間のおゲームは高校受験当日も欠かすことなく実施されておりましたです、ハイ。

 ここまで話すと、毎朝1時間と決めていたんですね、と言われますが、違います。夜もしっかりやっておりました。

 なぜかと言うと、僕自身がゲームにはまったからこそ今の人生があったから。僕は成績はからっきしだったけど、ゲームは脳ミソが腐ってハナから出てくるくらいまでやった。当時は今のようにゲームが豊富ではなく、ゲームをやりた過ぎて自分で作るようになり、プログラムができるようになった。

 「ゲームデザイナーになりたい」という「夢」があったが、さっきの話じゃないが、夢の描き方が甘かったのでゲームではなく、ビジネスソフトになってしまったが、そういうものを開発したことがきっかけで今の会社に入社した。

 でも、遊びだろうと何だろうと、本気でやったものが一番自分を助ける、と言うことは身体で知った。

 ということで、僕はKが幼稚園のころから何かにつけてゲームをやらせ、ストリートファイター2で花開かせた。そして知らぬ間に海外のプレーヤーと対戦して、言葉も分からないくせになぜか彼らと「会話」までし、ロシア人の操るブランカとはよく勝負していた。ちなみに僕は顔も見たことない人とネットで対戦、なんてことは怖くてできない。途中で回線が切れたら...、トイレに行きたくなったら...、とかそういう事ばかり考えてチャレンジできないのだが、5歳児はそんなこと頭にも浮かばない様子だった。

 だがこれは僕の計画の前段に過ぎない。そう、「ドラクエ」だ。

 おそらく将来、日本の歴史で「平成の文化」として名を残すであろう「ドラクエ」、僕の人生を変えた「ドラクエ」は、Kの人生も変えるはずだ。絶対にやらせなければならない。特に僕の中での最高傑作である「4」。「これは名作だからやりなさい」と半強制的にやらせた。そこは名作、Kはいとも簡単にドラクエ信者となった。僕のドラクエは6くらいで終わったが、Kは今でも次が出れば必ずプレイしている。

 さぁ、そしてこれから、彼はどうなっていくのか。

 Kの入学式の日に書き始めたこの日記、長編すぎて書くのに数日かかっており、その間に入学直後の学力テストが行われたようだが、今回成績は芳しくないようだ。点数はもちろんそれほど悪くないが、上には上がいる。順位としては、過去に見たことのない数字となるだろう。埼玉県からそういう生徒だけが360人集まっているのだ。ある程度は仕方ない。

 しかしながら、学校行事を重んじるこの学校に於いて、学校行事を担当する係になるなど、一定のペースは掴んでいるようだ。K自身も自分の考えがしっかりしてきて、親の言う通りには動かなくなってきている。

初めて味わうであろう、挫折らしい挫折。

 親の考えに背を向け、これからは自分で動こうとしているKが、これまで身につけてきた習慣で、挫折に対しどう戦っていくか。そして僕たち親は、彼自身が距離を置きたがっている中で、どう関与していくのか。

 戦いは、まだまだ続く。

今日あたりの180SX:走行距離308,457km

 更新が久しぶりすぎて、やっているかやっていないのかわからなくなっているうるふの怪しいホームページである。

 いやー、辛いね。きついね!毎日が!

 仕事もだし、サッカーもだし、家庭もだし、何もかにも忙しい、思い通りいかない、ストレスがたまる...。

 ストレスって言っても色々あるけどね。まぁ、やることがありすぎるってのが一番かな。どれも大したことじゃないんだけど、その大したことじゃないのが多すぎて、何がどこまで進んだのか頭では整理できなくなって、とにかく不安、みたいな。

 優先順位付けて...とか言うけど、どれも大して優先事項じゃないっていうか。でもやらないといけないし、納期短いし。

 終わっても大したことじゃないから達成感もない、みたいな。

 日報に書くレベルの仕事じゃない、みたいな。

 だから1日何もやっていないかのように見えてしまう。

 じゃぁ、仕掛かり中の仕事の数を減らそうってんで、すぐ終わりそうなことからやってみても、数が多いからすぐできるやつも積み重ねれば結構な時間がかかるわけで、よし、腰据えてやりましょう!っていう仕事に取り掛かれるようになるのがもう、夜、とか。

 今日は休みですが、買い物したり、昼メシ作ったり、洗濯したり色々あります。ピパ子氏は休日も仕事なんでね。

 そういうことをしながら、今、自分のサッカーの書類などを作ってメールで提出しました、今。そういうことをしながら、仕事のことがいちいち頭をよぎるわけです。あ、あれやってなかった、あ、そうだ、あの件をメールしとかなくちゃな、とか。

 そういうのがストレス。胃が痛い。

良いんです!

「辛くなければ、成長はない」
「ラクなことの先に、大したものは待っていない」

 全て僕の格言。

 今!僕はその真っただ中にいるのです!バリバリ成長しているのであります!(あんまり感じないけど...)

 この辛い中、何かモチベーションになるものはないかと、YouTubeを探していたら、LUFTホールディングスの南原竜樹氏が、

「ストレスは、僕のご飯ですから」

 と言っていた。いいね!いただきです!

 ご飯と言うのは、楽しいこと、エネルギーになることと僕は解釈したわけだが、ここ数日はこの言葉で乗り切ったね。

 いつまで続くのかなぁ、この状態が。なくなりはしないだろうけど、幾分楽になるときは来るだろうね。その時まで頑張ろう。来週から韓国出張があるので、それが終われば、少しは気が楽になるかな。

いや!
ダメです!
ラクになっては!
成長しなくなってしまうではありませんか!

成長したいなら!
我に七難八苦を与え給へ!

 成長、成長って、なにを今から成長するの?40代も後半に差し掛かって成長もクソもないでしょ?!

 と、もう一人の自分が言ふ。(なぜか古文体)

 まただ。毎日現れる、この弱い自分との戦いをこなしていかなければならない。

 過去にどこかで書いたかもしれないけど、時間と空間を自由に決められるようになりたい。

 行きたいときに、行きたいところへ行き、やりたいことを飽きるまでできる。これが、僕の考える究極の幸せである。僕はこの状態を「時空自決」と名付けた。

 あそこは遠すぎて行けないな、とか、うわー、すげぇ良いとこ。ここでのんびりしたいけど、今日は帰らなきゃだからムリだね、とか、そういうのがない。

 そうなるためには?

 やっぱりまずはカネ持ちになることは必須だよね。何をするにもやっぱり最初はカネの制約がある。カネがあれば、今一番僕の時間を奪っている仕事から解放される。

 え、じゃぁ、今キミは不幸せなのか?!と言うと、そんなことはない。多分、だいぶ幸せな方だと思う。

 会社でもそれなりの位置にいるし、これは別の日記で改めて書きたいけど、子供たちも相当まともに育っている。家もあるし、180SXとロータスエリーゼという、大好きな車を2台も持ってるし。

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 サッカーだって色々面倒なことはあるけど、やっぱりプレーする場があるのは有難いことだし、プレーして得たことを子供たちに教える場があって、親たちからは期待されている。

だったらそれで良いだろ!
「足るを知る」と言う言葉を知らんのか?!
このバチ当たりめが!!

 と言う考えもあるかも知れない。「足るを知る」確かに正しい。

 いや?これもまた、実は辛い日々から逃避したい、聖人の面をかぶった弱い自分ではないのか?

 やはり僕は成長を止めたくはない。この先にある、自分の可能性を追求したい。そしてその姿は、子供たちにも必ず伝わるはずである。ある程度の所まで来たから、オレはここで良いや、と言うのは、やっぱりよろしくないと思う。

 それは、達成する喜びと言うのは何物にも代えがたいからではないだろうか。そしてその喜びは、そのプロセスが辛かった時ほど大きなものになる。

 だから「時空自決」を求めて、今は辛い道を選んで歩こうと思う。

 ちなみに、やっぱり束の間の癒しになってくれるのはクルマですね。戦いの間のしばしの休息、エリーゼに乗ってこれから昼食と夕食の材料などを買いに行ってきます。

 今日は珍しく結論から書く。

 最近、エリーゼ中毒症状がだいぶ和らいで来た。(あ、タイトルでもう言ってますね...)

 エリーゼを購入して、もうすぐ2年になる。ここにきて、ようやくである。エリーゼに乗りたい、乗りたい、乗りた~い!と言う気持ちが少し和らいで、まぁ、少し乗ればいいかな、くらいになって来た。

 これが良いことなのか、悪いことなのか、それは判断しかねる。

 飽きてきたのか、子供の心を失ってしまったのか、疲れてしまったのか。

 そういう事なら悪い兆候だと思うが、少なくともその様な自覚症状はない(それが逆にヤバい?)。今でもエリーゼに乗っているときはノリノリだし、ギュイ~ン!と5000回転くらいまで引っ張っては「た・の・し~!」と一人高揚している。でも体力はなくなったかな...。ただ、マニュアルが嫌だとか、重ステが辛いとか、その様にも思っていない。

 そして、エリーゼと居る時は楽しい。だから今も、エリーゼの中でこの日記を書いている。別に、自分の家で書けばいいのに、だ。

 ちなみに、180SXに乗る時間は一時期より増えたと思う。今まではどうしてもエリーゼ一辺倒になっていた所があったが、その様な気持ちになってきたせいで、180SXに乗るという選択肢も選べるようになって来た。

 180SXは僕の原点として、常にそばに置いておくべき車である。この先、様々な車に乗る(のかな?あまりそうなっていない気が...。だがまぁ、そうだとして)事になるとしても、常に乗り味として変わることなく僕の体に染みつき、万一そこにズレが生じれば即座にリセットできるようにだ。

 こういう感覚は、非常に大事だと思う。

 自分の中に、基準を持つこと。

 例えば、ワインや日本酒を色んなのを飲むのは良いことだと思う。しかし、そこに基準がなければ、味が違うことは分かっても、それがどの程度なのかは、次から次へと飲み比べてしまえば、もう分らなくなってしまう。

 少なくとも僕は、そうだ。

 たとえ、安物でもいい。とにかく、毎日飲んで、自分の基準、いろいろ飲んで良く分からなくなってしまったときに帰る場所、これを持っておくことが必要なのだ。

 車も、同じことだと思う。

 幸いなことに、僕は、20年以上、180SXと言うクルマを自らの基準として(結果的にだけど)乗ってきた。更に、妻ピパ子氏のNOTEと、ロータスエリーゼと言う、これまた常時乗れる環境にある2台の車で脇を固めている。多分僕は、この先色々な車に乗ったとしても、これらをベンチマークに、色々と違いを感じ、それがどの方向性、どのレベルなのか比べることができるはずだ。

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 そうした中で、エリーゼはやはり特別過ぎる、と言えるだろう。

 非日常に誘ってくれるレベルが違いすぎる。その様な魔法のじゅうたんを自宅の庭に置いておける幸せを手に入れた自分をまず褒めたい。家族からは非難轟々なので自分で自分を褒めるしかない。

 やはり、高いストレス下にいるので(あ、今気づいたことがある。あとで書こ)、この様に強烈な非日常に連れて行ってくれるクルマと言うのは、麻薬の様に強い中毒症状をもたらすものなのかもしれない。だから一度その味を知ってしまったら、もう元には戻れないと思えるほどに、乗って乗って乗りまくってしまうのではないだろうか。

 やはり一時期、これじゃぁ、180SXの走行距離は一向に伸びないのではないだろうかとさえ思えるくらいにエリーゼばかり乗っていた。

 それが、なぜ?

 さっき思いついたと書いたのがこれだが、今、会社でのストレス環境が、だいぶ緩和された。あまり詳しく書くのはやめるが、上が変わってすごくやりやすくなった。会社で自分の能力を思い通りに発揮できる機会も増えた。まだまだ頭に来ることも多々あるが、これまでとはだいぶ違うレベルである。つまり、平日のストレスが減ったということだ。平日にため込んだストレスが少なければ、必ずしも、麻薬のような破壊力のある方法でリセットする必要もない。

 もしかしたら、これは乗らなくても平気になって来た理由として、あるかも知れない。

 いずれにしても、僕は今のこの変化を良い兆候だと捉えていて、クルマを一歩引いて見れるというか、視野狭窄な状態ではなくなったと思う。様々な車の良さを受け容れ、盲目的に軽くなきゃダメとか、オートマはダメ、とかそう言う最初から決めつけて本質を見誤るようなフィルターがかなり無くなったのかな、と感じている。

 できれば、今のような気持ちの時に、色々な車に乗ってみたいものである。

今日あたりの180SX走行距離:308,030km
 年末である。いよいよもうすぐ2019年である。

 若いころはこうした節目がすごく強いものに感じていて、年が変わる瞬間は空中で迎えるとか、はたまた空中で英単語を覚えるとか、何か特別なことをしなければならないような気がしていたが、今はそういうのはない。日々を暮らすことで精一杯で、年末年始も普通の休日と同じである。

 もし、若い頃だったら、今ごろ何でもかんでも「平成最後」とかで全て記念にしようとしていたことであろう。

 ただまぁ、年末は、水戸ホーリーホックキャプテンの細川淳矢選手が中学校に来るイベントがあって、昨日は地元悪友とのアホなバーベキューのゲリキャンがあって、明日は今度は僕が見ている少年サッカーに再び細川選手が来て初蹴り、というイベントが恒例となっているので、クリスマスとかは全く自分の生活からは消え失せたが、年末年始に関しては強制的にその感を感じざるを得ない状況下にはある。

 ということで、少しは年末という気持ちがあるところで、2018年を振り返り、壮大な夢に向けて2019年は何をすべきなのか、考える足しにすることにしよう。

【クルマ】
 180SXに加え、ロータスエリーゼの2台体制と言う状況になって間もなく2年。保険の更新で初めて知ったが、何と180SXではこの1年で約2,000kmしか走っていないということが判明した。こんなことでは月までの距離38万kmなど行けるはずがない。もう少し180SX比率を高めねば...。しかしながら180SXよりもエリーゼの方が燃費が良いということもあり、ついエリーゼに乗ってしまう。
 ただ、そうは言っても、エリーゼに乗りたいという気持ちが抑えられないという状況にもひと段落ついてきたかな、という気がしてきた。これを言うと寂しい限りだが、カネも時間もなく、その範囲でいけるところがなくなってしまった、と言う所が大きい。
 ただ、「乗らない」と言うのもこれまた若干寂しいので、週末の少年サッカーと近所の買い物で終わる、と言うのが最近の流れだ。乗らない週も出てきた。
 じゃぁ、買った意味はあるのか?!という問いに対しては確実な自信をもって「ある」と言いたい。
 エリーゼは買い物に行く2kmくらいを時速40kmで走る場合でも、その区間を「非日常」にしてくれる。シザーズドアを開け、高くて太いサイドシルを跨ぐ。ドライビングエイドの一切ないクルマからは、ここから先は全て自己責任ですよ、と釘を刺される。逆に、無事故でここに帰って来る事が出来れば、それは全てあなたのテクニックのおかけです、とも告げてくる。そんな空気に満たされた狭い空間で、前後させるだけしか許されないシートを一番前にスライドさせ、キーをひねってクルマを目覚めさせる。しばしの暖機の後、クラッチをつないでゆっくりと走り出す。特にこの冬の時期はエンジンのみならずクルマ全体が温まるまではやはり走りに重さを感じざるを得ない。"走りながら暖機"が棲むか済まないかのうちについてしまうようなスーパーへの道のりも、この車で行けば特別だ。
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 もしも、エリーゼに乗れない週末であっても、シートを取り去って眺めるだけでも楽しい。エリーゼでこんな楽しいんだから、フェラーリだったら多分もっと楽しいんだろう。フェラーリオーナー―が年数回しか乗らないというのも最初はそれで買う意味あるのか?と思ったが、今は何となくわかる気もする。
 180SXは、今年大きくカネをかけて、懸案材料だったエアコンとパワステASSYをフル交換して、エキマニ近辺の排気漏れも直した。過給圧がかからないトラブルに関しては、自分で原因から直し方まで編み出して調子を取り戻した。単に数字的な速さでいえば、多分エリーゼよりも180SXの方が速い気がする。速さの質は、エリーゼと180SXでは異なる。これを乗り比べられるというのは幸せと思うべきだと自らに言い聞かせている。
 車に関しては書くことが多すぎるが、来年はエリーゼの車検が控えている。追々書いていくが、車検をどこに頼むかは今から悩ましいところだ。あと半年のうちに決めなければならない。
 180SXに関しては、とにかく調子を維持すること。できれば、外見をもう少しきれいにしたいところだ。

【お金】
 昨年もだったが、今年はそれに輪をかけてカネがなかった。最大の原因は子供たちの教育費である。さらに180SXの修理にも30万くらいかかったと思う。財布を無くしたりと言うバカなこともやった。
 あまりにもカネがないので半年前から夕食に加え、昼食も節約モードに突入した。袋入りのキャベツの千切りとパン1個。これをコンビニではなく前日のうちにスーパーで買って翌日会社に持参する。合計で税抜き160円くらいで収まる。毎日の積み重ねはデカいということを実感した。
 副収入のエンジンは株がメインである。一時期一発逆転を狙うような銘柄も買ったりしたが、今は配当や投信の分配、貸株金利などベース収入のアップに重きを置いている。今年は米国株を始めた。マイクロソフトだけは持っていたが、これは試しに昔買ったものだった。ところが何となく配当の回数が頻繁なような気がして調べてみると年4回あった。米国株は年4回配当と言う企業が多く、配当率も日本に比べて高い企業が多い。しかも1株から買えるので買い増しの単価が低くていい。もらった配当ですぐまた次の株が買い増せる。米国企業の中には株価がずっと上がり調子と言う企業も結構あって、トレードをせず、長期保有をしたいと言うなら米国株の方がいい動きをしていると思う。バフェットやジムロジャースの本だったり、「ウォール街のランダムウォーク」を読んでみても、日本株を前提としていると今一つ違和感を感じていたが、米国株を見ると言っていることが分かるような気がする。
 配当だけでなく、投資信託でも毎月配分がある。また、貸株は毎日貸株金利がもらえる(但し月1回まとめて支払われる)。この体制を来年はさらに強化して、なるべく間断なく収入が入ってくる体制を築いていきたい。
 後、今年は株の信用取引も始めた。下げ相場でも設けられる体制づくりである。基本的には配当狙いだが、トレードも一応やっている。買った株が上がって売ったのち、下がるまで何もしないで待つ、と言う「待ち」の時間を儲ける時期に変えるためだ。しかし、リスクが高いので絶対に自信があるときしか使っていない。すかいらーくとイグニスは分かりやすい。
 今は、トレードの方は、配当などのベース収入の体制を壊さぬ程度にやるようにしようと思う。ベース収入が増えてくれば、トレードにもある程度果敢に挑戦できるようになる。
 儲け方はいろいろあるが、自分にあったやり方はこのベース収入を増やすことだと思っている。トレードで増やすのはもっと資金力がついてからの方がよさそうだ。今年はそこに気づいた。トレードで儲けようとした結果、年末の株の暴落で含み損は80万円くらいに達してしまったが、来年はこれを解消し、ベースを増やして体力を付けたい。
 ただ、実際に決済をした分については10万円以上のプラスになっている。

【仕事】
 仕事についてここで多く語る気はないが、上司も変わり、今のポジションにも慣れ、良い状態になってきている。売上も上がってきており、来年も期待できそうだ。自分の部署はとにかく好きなことができる部署なので、僕のこうした趣味や知識が存分に生かせるのが良い。
 上記の通り、まだ副収入と言うエンジンが殆ど夢の実現に向かう加速力に影響を及ぼせていないので、メインの収入源である仕事での収入増は期待したいところだ。

 ...というところで、長くなってきたのでこの辺りで今年は締めたいと思う。まだまだ、少年サッカー、自分のサッカー、子供のこと、アウトドア、モバイル生活、そしてこのサイトのことなど、振り返るべきことはたくさんあるが、機会があれば書いていきたい。

 それでは良いお年を。読者の皆様には来年も幸多き年であることをお祈りいたします。

今日あたりの180SX走行距離:307,869km
 大事なものを一つにまとめる。

 これさえ持っていれば、とりあえず大丈夫。これがなければ何もできない。この感覚は非常にいい。

 しかし、この「これさえ」をエリーゼのエンジンフードに置いたまま走行し、神奈川県秦野市内に財布を落下させ、現金やらカード類やらをまき散らした僕である。

 これで参ったかと言えばそうではない。大事なものを一つにすることをさらに加速させた。

 前のバージョンは財布が非常に良すぎて収納量が多かった。結果、色々持ててしまって、財布が肥大化し、ポケットには簡単には入らなくなってしまった。

 この財布が、もっと簡単にポケットに入ればこのような事件は起こらなかった、と分析している。

 ということで、携帯電話にカード収納があるので、後は財布機能を追加すれば形態、カード入れ、財布、鍵が一つになる

 しかし、携帯ケースとなれば、入れられるものは限られる。取捨選択は当然だ。

 最初は良かったが、徐々に入れたいカードが増えてくる。そして、紛失したビクトリノックスのスイスカードライト。こいつは絶対に外せない。今回のことで、戻っては来たものの、車に踏まれたのか、再利用は不能な状態であった。

 そもそも、前の財布にあった時から割れていたし、結構紛失していたパーツもあったから、程よい買い替え時期だった、ともいえる。

 前は黒だったが、今回は青にした。

 スイスカードはカードとは言え厚みが3mm程ある。これを入れたらスマホケースのポケットなどすぐに分厚くなってしまう。そこにSuicaとお札とTポイントカードも入っているんだから、これは形もよくなかった。

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 ということで、今日はスマホをセットするケース部分に加工をした。スマートフォンセット時には見えなくなる位置に穴をあけ、ここにSuicaと免許証が収まるようにした。

 写真の右下辺り写っているが、ケースを両面テープなどで付けていた跡のが分かるだろうか。

 カバーに取り付けられているケースにSuicaサイズの穴をあけたのだ。ここに丁度Suicaがきれいにはまる。さらに免許証を入れてもOK。その状態でスマートフォンがケースがちゃんとはまる。Suicaはこれでもピッとできる(はずだ)し、免許証を見せる機会はそれほど多くない。

 たったこれだけの加工だったけど、1時間くらいかかってしまった。

 が、非常にすっきりした。

 このスマホにはスマートフォンは当然として、現金、キャッシュカード、クレジットカードなどのカード類、Suica,免許証、自宅のカギ、スイスカードライトが収納されている。

 果たして、これを失くしたらまた一切の身動きが取れなるなるリスクを背負うのだが...。でもまぁそれが便利ってことですね。
 今日のように寒い日は室内でこんな作業も悪くない。

 朝である。

 なのに、僕は今秋葉原にいる。秋葉原のデニーズで優雅な朝食を採った所だ。

 朝だからか、日曜だからか、非常に空いている。

 アキバの店がオープンするのは10時か11時なので、こんな早くに出動してもしょうがないからかな。

 7spotのWi-Fi環境もあり実に快適だ。

 なぜこんな所にいるのかと言うと、珍しく仕事なのである。

 僕は、メーカー勤務なので、基本土日が休みだが、今日はアキバでイベントがあるので日曜出勤。イベント自体は金曜から今日までだけど、僕は本日の割り当て。

 集合時間までずいぶん時間がある電車で来た。

 理由は座って来たいから。埼玉の北の方から高崎線でここまで来ると1時間以上かかる。立って来るのはキツイ。座りたいから早く来る。早く来るから現地で時間をつぶす。と言う構図だ。仕事で直行などの時も大体このスタイルになる。

 毎日会社にも始発で行っている。理由は同じ。朝の誰もいない会社は仕事が進む。社員が来始めるとハンコ押したり、トラブル対応したりとほとんど自分のペースでは仕事ができない。

 日曜出勤だけど、代休などはもちろんない。今週は6連発。昨日は少年サッカーの試合だったし、今週はエリーゼのシートも外せないまま終わりました。180SXには乗ったけどね。180SXは元気いっぱいです。車体はボロいけど。ショックも最近抜けてきた感じがするけど。

 さて、仕事に行ってきます!イベントなので、今日は一日立ちっぱなし。疲れるだろうなぁ...。しかし、辛いということは伸びるということ!万歩計の数値がどれだけ増えるかを楽しみに、イベント会場に向かいます!

今日あたりの180SX走行距離:307,777km(軽くゾロ目?)
 「ニッポンの出てくるチカラ!」で記したように、エリーゼのエンジンフードに財布を置いたまま発進し、秦野市内で落下させた事件で、僕は3人の善意ある方のおかげで、そのほとんどが僕の手元に戻ってきた。

 めでたし、めでたし。

 ...と言いたいところだが、ご覧いただいた方はまだ気になっている部分が残っているはずである。

 180SXのカギが出てきてないのでは?

 これである。

 そう、財布につけていた180SXのカギは、僕の家に現存する"最後のカギ"だったのである。それがまだ、出てきていない。

 走行30万kmを超えた僕の180SXのカギは、摩耗して折れた。走行が伸びることによるトラブルは、車体だけではなく、カギにもあるということはほとんどの方が見落としていると思う。

 そして僕はラスト1本をずっと使っていたのだった。

その、ラスト1本を、失くした。

 つまり、もう180SXを動かすことはできない、そう言うことだ。

 どうするんだろう?リビルド品とかで、エンジン、左右ドア、ハッチバックのカギ穴を全て交換するのだろうか。
 
 良く分からないが、「なんとかなる」という言われもない楽観の中にいた。エリーゼがあるので、車無し生活になるわけではない。それが大きい。エリーゼには大荷物は積めないが、その様なニーズに直面することはすぐにはない。

 まず、Suicaやキャッシュカード、免許証、保険証などを揃えることを優先させた。

 で、それが次々と済んだ頃、いよいよ180SXのカギの方に手を付けるか、という所で...

 どうなったと思いますか?

 何と、こんな時に特に気にも留めていなかった、どこに仕舞うでもなかった、数年前に摩耗して折れた180SXのカギが出てきたのである。

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 こんなことってあるか?!
 お前はまだ180SXを降りてはいけない、とでも導く神がいるのか、もしくは小人さんでも居るのか。
 
 キーの根元には4桁の番号が刻印されている(写真はそれが見えない面を撮っている)。まさか、これでキーを作れる...?ダメモトでチャレンジしてみよう、そう思って、日産部品販売に行ってみた。

 「ちょっと相談。車のキーって作れます?」
 「日産車の...ですよね?」

 エリーゼで来たのを見ていたらしい。もちろん日産車だと伝える。ただ、少々古いが。折れたキーも渡す。

 「車検証はありますか?」

 あるわけない。正確にはあるが、車の中で施錠されているので取れない。ただ、昔、車体番号は撮影していた。それで何とかならないか、確認してもらう。

 「このキーはすでに廃版になっております」

 180SXと刻印されたキーのことを言っているようだ。
 それはもとより望んでいない。180SXの純正キーにせよと言うほど欲深くはない。開きさえすれば刻印はZでもGT-Rでも構わない。いやむしろそれの方がふざけてて面白い。

 「承知しました。であれば、NISSANと書いたのがありますんで」

 却下されたらしい...。

 ちょっと分からなかったが、キー本体が何でもいいなら、この4桁の番号があれば、車体番号などはいらなかったのかもしれない。

 「納品まで2週間くらいかかります」

 ...と、言われていたが、結局は1週間で来た。

 値段は5000円ちょっと。2個セットでしか頼むことはできない。時間はかかったが、あっさり鍵が複製された。

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 ちなみに、ここでは身分を証明するものの提示は一切求められることはなかった。依頼する時も受ける時もだ。折れたカギを提示したからまぁ良いのか?これじゃぁ、瞬間的に誰かから鍵を借りてくれば、簡単に合い鍵作れちゃうぞ。現金もキャッシュカードも出て来るし、ニッポンはホントに平和だ。

 ま、イモビライザーとかはそうは行くまい。昔のクルマのほのぼのとした所だろう。

 と言うことで、僕の180SXのカギは新品になった。まだ当たりがついていないせいか、ちょっとギクシャクする。でもちゃんとドアも開いた。3週間ぶりくらいに車内に入る。

 キー奥まで挿そうとしてもなかなか入らず、引っ掛かり気味だし、回りもちょっとシブい。

 しかし。

 しばしの奮闘の後、キーが奥まで入った。まずは電源だけONにする。室内に、小さなライト類が灯る。どこからともなく、キーンという音が聞こえる。車内の機器類に電源が入ったことが分かる。

 そして。

 キーを奥までひねってエンジン始動!バッテリーは全く問題なく、クランキングをはじめ、すぐにエンジンに火が入る。普段の2倍くらいの長い時間、ガーっと言うコールドスタートの音がした。ちょっとヤバいかな、と思ったが、それ以後は問題なくアイドリングし始める。

 180SXはまた、廃車の危機から脱した。

 この寂しい駐車場で、ずっと僕を待っててくれた。うちの主人は、きっと自分を復活させてくれる、と。

 やっぱりこのクルマは凄い。

 いつもより長めにアイドリングする。3週間動かしていないが、大丈夫だろうか。

 ハンドル根元脇のスイッチを押し、リトラクタブルライトを上げる。

 ギアをバックに入れ、ゆっくりクラッチをつなぐと、各所軽く錆びていたのかシブい音を立ててタイヤが回り、車が動き始める。

 僕はいつも180SXが発進するとき、宇宙戦艦ヤマトが泥の中から主砲を上げ、かぶさった土を落としながら発進する様子を思い浮かべている。

 古い、もう動かないのではないか、と思うものが、予想に反して動き出すような、多分そんなところを重ね合ってしまうのだと思う。今回は、その想いが一層強かった。

 キィー、と言う音が少しの間聞こえていたが、動くとともに錆が落ちたのであろう、すぐにしなくなった。

 ゆっくりとクラッチを奥まで踏み、ローに入れる。全く問題なし。しばらくは低速で走行。回転数も2000回転くらいまでにしておく。ハッキリ言って、もう全く問題ない感じはしているが、念のため、もうしばらく「急」のつく操作はやめる。

 2~3kmそのような走行をしてから、ようやく少し正圧になるまでアクセルを踏んでみる。軽い加速感。これはもう、絶対に大丈夫だ。全開でも確実に行ける。

 次の直線で、全開にしてみる。いや、いいね!3500回転くらいからシュウィ~ン!と来る。音と加速がとても良い快感を与えてくれる。

 軽い。車体も軽いが、操作も軽い。ハンドルも、クラッチも、ブレーキもだ。絶対的な車体の軽さはエリーゼの方が上だが、良くも悪くも、操作感と言うか安定感含めて180SXの方が軽い。
 悪くも、と書いたのはどうもフワフワした感があるからだ。もう、ダンパーもオーバーホール時期に来ているせいもあるし、車高も高めにしてあるからダウンフォースもないのかもしれない。車体下は特にフラットではないが、それでも車高が下がれば少しは落ち着くんだろうが、車検を通したまま車高を下げていない。

 ただ、この加速感はエリーゼとは異なるタイプのものだ。絶対的な速度でいえば、エリーゼよりも180SXの方が速いんじゃないか、とさえ思う。

ホント良いクルマだよ、180SXは。

 今は逆に高くなってしまったのかな?でも、しばらくぶりに運転してもこうやってちゃんと動いてくれるし、情報もいっぱいあるし、日本で乗るなら、日本車は安心だな。

 こうやって、帰る場所があるからこそ、エリーゼにも安心して乗れるんだと思う。エリーゼだけだったら、やっぱりちょっと心配。車は趣味はもちろんだけど、生活インフラでもあるから、なくなっては困るのである。

 ということで、イモビライザーでない普通のカギなら、日産部品販売で簡単に作れる、ということが分かった。

 ところで、イモビライザーはどうなんだろう?今度試しに聞いてみようかな。
ニッポンの、出てくるチカラに期待しよう!

 エリーゼの後ろエンジンフードに財布を置いたまま発進し、途中で落としてほとんどの生活インフラを失った僕はそこに賭けることにした。

 しかし、それまで待てないのがSuica、すなわち定期券である。

 僕は片道2時間の長距離通勤者だ。定期がなければ片道1,000円以上かけて通勤せねばならない。現金もなくしたし、銀行から引き出すキャッシュカードもない。

 最寄り駅のみどりの窓口に行き、Suica定期券の再発行の手続きを確認すると、身分証が必要だと言う。身分証ね、身分証...

 ない!身分を証明するものがないぞ!

 こういうことなのである。その2つとも財布に入れてあったため、両方失くした。

 Suica再発行の書類の中に、どの身分証を提示されたかのチェック項目があって、そこにパスポートというものがあった。

 そうだ。パスポートがあった。昨年、たまたま仕事で香港と中国に行ったので、作ったのだ。しかし、あれがなかったら本当に委任状書いて親に戸籍謄本でも取って来なけりゃダメだったのかな?

 自宅からパスポートを取って来て、Suica再発行の手続きをする。窓口で新幹線の切符を買ったりするともらえる磁気切符みたいなものにSuica再発行の旨が記載されたものを渡される。

 これがあれば明日以降、JR東日本どこのみどりの窓口でも再発行可能とのこと。即日の再発行はできない。

 僕は、最寄り駅にはみどりの窓口の開いている時間には来れないので、勤務地の近くで再発行する。

 月曜日、窓口はまだ開いていないので仕方なく切符を買って会社まで行き、会社付近のみどりの窓口で再発行する。この時も身分証の提示を求められる。パスポートを一応持っていてよかった。再発行手数料とデポジット合わせて1,000円程度を支払う。これで、定期は復活した。

 次に遺失届を出しに行く。神奈川県内ならどこでもいいとのことだったので、仕事帰りに川崎に行こうと決めていた。一応事前に川崎警察署に受付時間などがあるか確認。交番などでもいいので、ない、とのこと。一応その時点での遺失物の状況を調べてくれる。やはりない。

 しかし、その後数時間してから川崎警察署から着信。秦野警察署に近いものがあるという。直接秦野警察署に連絡して欲しいとのこと。

 連絡してみると、楽天銀行のキャッシュカードと現金25,000円だけが届いているという。楽天銀行のキャッシュカードに僕の名前が刻印されていたため照合できたというわけだ。

 落ちていたのは秦野市内とのこと。そうすると、僕の予想に反し、PA内のカーブでも加速車線でも落ちることはなく、渋滞を避けて高速を降りるまでエンジンフード上に財布は乗っていた、ということである。

 財布本体はなかったが、一番出て来ないはずの現金が出てきたというのは驚きである。いかに日本人が真面目で正直者かが分かる。

 今、どなたかがどこの誰かも知らない僕と言う人のために、きっと困っているだろうと思ってわざわざ貴重な時間を割いて、交番まで届けて下さったのである。もしかしたら、警察署までバス代までかけてくれたかもしれない。

 ニッポンの出てくるチカラが、動き始めた。

 僕の財布は、マジックテープで留めるタイプの物なので、車から落下した瞬間に開いて中身が散乱した可能性は十分に考えられる。ネコババしても最も足跡が付きにくい現金が出て来たとあれば、僕の名前と照合できないだけで他の物も届いている可能性は高い。

 しかし、近隣で拾得された遺失物で僕が申告した物は未だ届いていないとのことだった。

 楽天銀行は僕がメインバンクにしている銀行だ。ここに殆どの資金を預け、セブンイレブンのATMから引き出して生活している。このキャッシュカードが戻れば現金を引き出せるようになる。

 僕は、翌日午後半休をもらい、電車で秦野警察署まで向かった。

 ビニール袋に入った現金2万5千円とキャッシュカード。幸い、カードに損傷はなさそうだ。遺失物届ここで提出。ちなみに財布に印鑑も入れていたので、書類作成時に捺したのは何と実印。身分証明はパスポート。まだ実印とパスポートを持ち歩かないといけない状態なのである。

 話は続く。

 さらに翌日の水曜日。財布と埼玉りそな銀行のキャッシュカードが別々に届いたという。僕は計3名の方に救われたというわけだ。

 ちなみに、3名すべての方がお礼などは辞退するということで連絡先の公開を拒否したとのこと。「いやいや、当たり前のことをした迄です、礼には及びません」と言うことか。

カッコイイ、カッコ良すぎるぞ、ニッポン!

 まぁ、どこぞの誰だかも知れない人からお礼とか貰ってもちょっとね...て言うのもあるんだろうけど...。

 でも、僕としてはきちんとお礼をして、「やっぱり良いことをして良かった」と思って欲しい、そして次もまた落とし物を拾ったら警察に届けるぞ!という気持ちになって欲しい、そう願うのである。せめて、あなたの拾ったものは無事落とし主の手元に帰りました、大変助かったと言っていましたよ、くらい伝わりはしないものだろうか。

 なんてことを考えるものである。

 さて、昨日行ったばかりでさすがにもう行けないので、現金書留で送ってもらうことにした。秦野警察署から取りに行けないため、送ってください、という旨の書類を送付してもらい、送料相当の切手を同封して返送。そしてついに帰って来たのがこれ。

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 こっちは徹底的に車で踏まれている。ひしゃげた500円玉。USBメモリが出てきたのも安心。もちろんバキバキに壊れていたが、個人情報なども入っていたので返って破壊されていた方が安心だ。

 180SXと家のカギを付けていたチャックの持ち手部分は根元からもげていた。落下した際か、踏まれる間にちぎれたのだろう。

 この状況下にあって、レザーマンの十徳ナイフ、Juiceはへこんでいたものの使用には問題なし。

 埼玉りそなのカードは失くす前から割れていたのを騙し騙し使っていたのでこれを機会に新しいものに作り直した。

 未だに出てきていないのは180SXと自宅のカギ、そして運転免許証と保険証、Tカード、ポンタカード、ヨドバシのポイントカード。

 運転免許証と保険証は再発行済み。自宅のカギがセットでないのはちょっと不安なので、こちらもシリンダー交換を実施。ポイントカードなどは個人情報も登録していて紐づいているので変更したりするんだろうけど、そういうのはこれから。

 それにしても、今回しみじみ思ったのは、やっぱり日本はスゴイ!と言うこと。ちゃんと出てくるんだもんね。警察に届ければ元の人に戻る、っていう仕組みが出来上がっているのが大きいのかな。

 公道では敵同士なんですが、今回警察の方には大変良くして頂きました。そして、愚かな僕の落し物を拾ってくださった皆様、心から御礼申し上げます。落とした物がきちんと元に戻る国、ニッポン。これからもそういう国でありたい。もちろん、僕も拾ったらおまわりさんに届けようと思います。
 先日のブログに書いた、NSXやらスーパーセヴンを借りた、あの夢のような日には、後日談があった。

僕は、財布を無くした。

 僕は、財布に全ての機能を集約していた。財布なので現金はもちろんだが、家の鍵、180SXの鍵、Suica、キャッシュカード、クレジットカード(全てデビット式)、免許証、保険証、印鑑、朱肉、各種ポイントカード等。他にもライターや携帯用のゴトク、レザーマンJuice、カラビナやロープなどのサバイバル系グッズなども入っており、超重要かつ超重量の財布に仕上がっていた。

 これ一つ失くしたらもう何もできない、というリスクはあるものの、逆にこの一つだけ管理しておけばOK。これがなければ、家を出るときにカギがかけられない。Suicaがなければ電車に乗れない。180SXにも乗れない。つまり、忘れれば行動できないので、すぐに失くしたことにも気づくようになっているのだ。

 リスクは知っているが、管理は楽。今回はこれで大打撃を受けたが、このシステムで助かったこともたくさんあった。

 しかし。エリーゼの鍵をここには付けていなかった。エリーゼの鍵は分厚いことに加え、防犯システムのON、OFFボタンが別体になっており、これらを財布に装着することができなかったのだ。

 と、なると、どういう事が起きるのか。財布を忘れた状態でも、エリーゼを駆ってどこにでも行けてしまうと言うことだ。

 そして、今回。それが、起きた。

 帰りにみんなと足柄PAで別れた。時間は19時頃だったと思う。

 1日遊んでかなり疲れていたので、東名中井PAで休憩。そこで僕は財布を持ってエリーゼを降り、トイレなどに行った後、エリーゼの後方に回って、眠気覚ましにストレッチなどを行っていた。持っていた財布は、リアのエンジンフードの上に置いていた。

 そして僕は財布をリアのエンジンフードに乗せたまま、エリーゼに乗り、車を発進させてしまったのだ。

 これが180SXであれば、鍵と財布が一体になっているのでエンジンをかけることはできない。しかし、エリーゼの鍵は財布と別体。動かすことができてしまったのだ。

 中井PAを出てすぐ、東名の混雑を避けて僕は秦野中井ICで一般道に降り、再び相模原ICから圏央道に乗った。そして埼玉県内に入り、狭山PAで休憩。そこで、財布がないことに気づく。

 エンジンフードに財布を置いた事実についてはその時は完全な無意識下の行動で、財布をどこで失くしたのか、思い出すのに相当の時間を要した。
 思い出してもそれにも強い確信は持てずにいた。心のどこかで、夜だから暗くて分からないだけで、明るい所で落ち着いて見たら、助手席の足元辺りに転がってるんじゃないか、なんて思ってみたりもした。

 とは言え、エンジンフードに置いたまま発進した可能性が最も高いとすれば、おそらくPAの駐車場エリアを脱したあたりの加速で振り落とされている可能性が高い。駐車場内を抜け、月当たりを右にカーブした辺りだ。その後左にカーブして加速車線に入る。40km/h制限が解除されたあたりで一気にアクセルを入れる。この辺りも可能性は高い。

 中井PAにある可能性が最も高い...!

 まずは、神奈川県警察本部に連絡。当然、落とした場所を聞かれる。もちろん、最も可能性の高いのは中井PAの出口付近だ。しかし、可能性で言えば、東京都内も、埼玉県内も有り得るから始末が悪い。

 その後、中井PAにも連絡。財布の落し物は届いていないという。

 なお、遺失届を出すなら、神奈川県内で落としたなら、どこでもいいから神奈川県内でなければならないとのこと。

 翌日は日曜日。すぐにでも中井PAに確認に行きたい気分だったが、サッカーの試合があった。180SXは乗れないのでエリーゼで行く。何と、180SXの鍵はあれが最後のカギ(ドラクエじゃないが)だったのだ。2本あったが、もう1本は走行20万kmくらいで摩耗して折れた。つまり、180SXを動かすための鍵は1本もなくなり、動かすことができない状態に陥ったのだ。

 出発前にエンジンフードを見てみる。そこには、エンジンフードに置いた財布が、右カーブの時に左後方に向けて放り出されたことを示すキズが、はっきりと付いていた。やはり、エンジンフードに置いていたのは確実だ。

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 試合は今年は慢性的な人不足で、この日も1名不足の10名で戦った。本稿の趣旨とは関係ないが、この日僕は1アシストという活躍を見せた。

 試合が終わって僕は逃げるように会場を去り、帰宅してさっとシャワーを浴びるや否や、昼も食わずにエリーゼに乗り、僕は中井PAに向けてエリーゼを走らせた。

 -まだ、落ちているかもしれない-

 疲労困憊の僕を支えていたのはこの、可能性である。

 駐車場エリアを抜けて突き当たった右カーブ。あそこに違いない。PAの最後の部分なので、人通りも少ない。放り出されて路肩の方に飛ばされていれば、まだ誰にも発見されていない可能性もあるのでは-

 幸い、財布の銘柄はブリーフィング、緑の迷彩柄だ。発見されにくい。

 PAに到着。そうと思われる場所をくまなく探す。かなり怪しい人になっていたが仕方ない。ない。加速車線の方まで範囲を広げるが、全く見当たらない。拾われて、中身の現金を抜かれて茂みに放り投げられているかもしれない。茂みの中などにも視線をやった。

 1時間ほど探してみるが、結局は、なかった。

 PAのスタッフにも問い合わせてみるが、やはり届いてもいない。

 万事休す-

 やはり、ダメか。僕は生活インフラのほとんどを失ったのだ。

 <つづく>

 
 先日、スーパーセヴンとNSXという対極にある車を乗り比べる、という機会に恵まれたので報告しておきたい。


 今回は、その企画第2弾と言ったところで、同じ「Fun2Drive」で今度はGT-RではなくNSXを借りた、ということなのだ。メンバーも昨年と同じ、会社のクルマ好きである。

 このメンバーはロードスターオーナーなど、兎に角クルマは自らの手でドライブするべき、と言う向きの集団なので、殊更GT-Rの評価は「ツマラナイ」というものに終始していた。(ちなみに僕は「あれはあれで凄い」と結構感動しており、それについては上記リンクを参照されたい)

 ということで、今回は、スーパーセヴンと対極にあるには違いないが、クルマは自らの手でドライブするという路線(もしくはスーパーカーとは2座ミッドシップエンジンであるという信念?)は外れていないNSXを借り出したということである。

 また、エリーゼとNSXで、ミッドシップ乗り比べ、と言う趣向もまた実現させている。実に楽しみだ。

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 ということで、NSXは91年式、初期型の3.0VTEC、280馬力で、コンピュータとマフラーが変更されていた。

 箱根とかは完全アウェイなので僕は良く知らないが、大観山という有名スポットまで自らのエリーゼをドライブし、上掲の写真を撮影後、まずはスーパーセヴンに乗った。このクルマは昨年もドライブしているが、とにかく、寒いのと怖いのとの記憶しかなかった。

 なぜ、怖いか。それは、車とドライバーとのコミュニケーションが成立しない、ということなのであった。

 昨年も書いたが、個体差だと信じたいが、ここで借りるスーパーセヴンは僕のエリーゼと異なり、インフォメーションにダイレクト感がない。スーパーセヴンとは、ダイレクト感の塊であり、それはロータスエリーゼ以上であり、それを楽しむ車ではなかったか。

 しかしこの個体は、ギア(が一番だと思う)を始め、クラッチ、レーキなどの操作系がとにかくわからない。目で見て、加速しているから、クラッチがつながっているんだとか、減速しているからブレーキが利いているんだとか、ほとんどが目からの情報だ。体で感じるインフォメーションが兎に角感知できない。

 ギアはどこに入っているか分からないし、クラッチはとんでもない量の遊びがある。手前10%はクタクタで、そこから先は少し重くなって、クラッチミートが始まるのは踏んで奥の97%くらいから始まる感じだ。

 メーターどれも同じような造りでどれがタコメーターでどれがスピードなのかもよくわからず、ウィンカーも単なるトグルスイッチでしかなく、自動で消えてくれる機能などない。ウィンカーを自ら消すということをしたことがないので、ほとんどのメンバーが出したウィンカーを消し忘れたまま走行しまくる、と言う状況が繰り返された。

 インフォメーションが悪いわりにやることが多く、さらに風は凄いし、石は飛んでくるし...、このクルマには本当に怖いし、寒いし、慣れない。

 ということで、話をNSXに移す。

 NSXは大学時代、1kmくらい運転したことがあるのみで、それ以来のドライブである。その時は、ホンダの狭山工場を見学に行ったのだが、S13シルビアで行ったところ、やっぱりホンダ車じゃないと色々面倒、ということになって、案内してくれる人がレジェンドとNSXを貸してくれた。マニュアル運転が慣れているのが僕、ということで借りてホンダ狭山工場までドライブした約1kmがその貴重な経験。
 その時は、もう借りた車だし、市街地ドライブだし、絶対に事故れないということで、本来の性能の2%くらいでしか走っていないと思う。その時の印象は「単なる高級車」というもので終わっていた。

 20年の時を経て、180SX、ロータスエリーゼという経験もした上でのNSXとの邂逅。

 で、20年ぶりのファーストインプレッションはやっぱり「単なる高級車」であることに何ら変わりはなかった。ちょっと硬めの本革シート、何の問題もなく効く快適なエアコン。クラッチミートの瞬間からトルクフルなエンジンの割には、全く静かな室内。足回りは必要な路面の様子を角の取れた振動に変換してドライバーに伝えたら、すぐさま収束した。

 この20年、ほとんどの時間を180SXと過ごし、マニュアル車の運転はこの180SXの作法が体の芯まで染みついている。最近ちょっとエリーゼとの時間が増えているが、あくまでも土台は180SXで得た作法だ。

 その唯一の作法でこのNA1というクルマに臨み、彼はその作法を受容した。もちろん僕は180SXの作法を用い、恐る恐る、彼に指示を与える。それに対する彼の反応は、僕の望み通りの物だった。

 すみません、僕、180SXって言うクルマしか運転したことがなくて...。NSXさんなんてクルマ、僕には合わないですよね、言ってください、変な運転してたら...。

 なんて、自信のない操作で入る僕に対し、彼-すなわちNSX-は、
 「180SXですか!だったら何にも変わらないですよ、180SXに乗ったつもりで操作して下さい!」
 NSXは、間違いなく、僕にそう伝えてきたのだ。180SXで得たドライブのスキルをそのままぶつけてきてくれ、と。

 あとはもう、彼との会話はトントン拍子だった。

 例えばカーブが迫って来た時、このくらいブレーキを踏んで、このくらいアクセルをあおって、このタイミングでギアを落としてクラッチをつなげばこのくらいのエンジンブレーキをかけながらカーブに侵入できるな、という感覚があって、そう操作すれば結果として期待した結果が得られた。180SXの時の感覚を何ら修正する必要はない。

 厳密には修正しているんだろうが、その自覚はない。感じたインフォメーションに合わせ、直感的に操作する。また期待通りの反応があるから、次の操作ができる。予想外のレスポンスはない。だからまた、次の操作に躊躇なく入れる...。この繰り返しであった。

 これを僕はコミュニケーションと呼びたいわけである。

 途中、椿ラインという狭い道もドライブしたが、リトラクタを上げて走れば、3ナンバーと言う慣れないサイズであるにもかかわらず、車幅感覚はこれまた180SXをドライブするときの感覚で問題ない。

 異なる事があるとすれば、例えば、エンジン音。これは180SX、そしてロータスエリーゼにもない類の高い音で、知らず知らずのうちにこの心地良い音と共に訪れる加速感を得たいという欲求に駆られ、それを繰り返してしまう。

 あとは、低回転からでも十分なトルク感。やっぱり180SXだと回転が上がるまでちょっと気持ちいい加速感が訪れるのを待たなければならないシーンでもNSXは必要な加速とパワー感を与えてくれる。

 と、言うことで、NSXは、「180SXで積み上げてきたものは間違いではなかった!」と感じさせてくれる。このクルマはどちらかと言うとドライバーを褒めて伸ばすタイプの車である。
 
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 途中、カー雑誌やビデオなどで有名な「金魚」と呼ばれるポイントで、エリーゼを撮影してもらった。

 再び芦ノ湖の方まで戻ってから再度スーパーセヴンへ。

 やっぱりわからない...。

 下手なのは分かっている。だから「それで良い」と言ってくれないのは良い。しかし、「それじゃダメだ」とは言ってくれないのか?

 外国人...否、宇宙人だ。NSXを褒めて伸ばすと言ったが、スーパーセヴンは宇宙人。次元が違いすぎる。

 一切のドライビングエイドはないから僕自身がドライブしていることには間違いないのだが、それさえ確認しないと不安になるような感覚である。しかし、車は間違いなく前に進んでいる。なぜだ?

 良く分からないのでまず3速だけで走る。ギアは変えたくない。4ならまだ良いが、2は嫌だ。停止は絶対に嫌だ。免許取りたてのころと同じ願いである。

 ヒールアンドトウはもちろんできない。だから、カーブが来るとブレーキだけになる。減速してからブレーキを離し、アクセルに足を置き直した後、回転を上げてギアを入れようとする。しかし2速が良く分からない。何度か2速のゲートを探しながらトライする。車は無情に惰性走行を継続。シフトチェンジのタイミングは完全に過ぎ去っている。もう、どのくらいの回転に上げて繋げば良いのか分からない。

 しばらくの空走の後、やっと2速に入った。クラッチを繋ぐが2速でもだいぶ低い回転になっている。そこから加速。そんな走りしかできない。

 しかし、このあたりの道を往復するうち、徐々に2速に入れることが苦でなくなってきた。この宇宙人との会話の糸口が少しずつ見えてきた。

 ヒールアンドトウをやってみよう。エリーゼも最初はできなかった。しかし、今は問題なくできる。セヴンでもできるはずだ。

 ペダル周りが異様に狭いこのような車の場合、ヒールというか、ブレーキは右足の親指の付け根当りで踏みながら、アクセルはと言うと、小指の付け根辺りの側面で、足を回転させるような感じで踏む。

 見つけた。

 ブレーキを踏みながらアクセルを踏んで回転を上げられれば...。2速に入れることについてはだいぶ出来るようになっている。

 できた!

 分かって来たぞ!

 ヒールアンドトウができるようになって、コーナー手前で2速に入れられるようになったら、もう早い。コーナー出口が見えたらアクセルを踏むだけだ。爆音と共にようやく加速感を味わえるようになった。

 気持ちいい!

 宇宙人だと思っていた相手が、ようやく少しこっちを向いてくれた気がした。

 前回はスーパーセヴンは全く分からないまま終わったが、今回は少し操れるようになれた。ただまぁ、僕の中ではこのクルマは一緒に暮らすクルマではないと言う気持ちに変わりはない。

 NSXは良いけど、税金とか多分色々高いんだろうな、と思うとエリーゼは実に程よい車だと思うし、180SXをドライブしてきてよかった、と本当に思う。結局1年前と同じ感想になってるけど。

 わずかの時間でも、こうして色々な車を乗り比べるのはとても貴重な経験だと思う。僕の場合は180SXだが、おそらく自分が運転してきた車はやっぱり良いんだ、と言う気持ちを再確認できるはずだ。

 今日あたりの180SX走行距離:307,608km
 今度の土曜は会社のクルマ仲間とツーリングに行く予定である。

 それに備えて、エリーゼのエンジンオイルを交換した。

 土曜日午前中にオイル類を購入、午後は少年サッカーに行き、帰って来てから、アンダーカバーだけ外して土曜日は終了。

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 そして今日は朝6時からオイル交換作業に入る。

 今日は、長男Kが受験する高校の一つの文化祭があるので、そこに行くことになっている。出発は8時半だ。それまでにどこまで行けるか。

 エリーゼのオイル交換も2度目でだいぶ手際よくなってきた。最初はドレンボルトを外すとき手をオイルまみれにしたが、今日はそのようなことはなくうまくいった。

 ちなみに今回のオイルは写真のもので粘度は取扱説明書通りの5W-40。前回はホームセンターで買ったので、1,980円の物しかなかったが、今回はスーパーオートバックスで購入。こちらはだいぶ選択肢があった。


 オイルが抜けるまでの間に出かける準備を済ませる。涙ぐましい努力だ。優雅に車いじり、とかそう言うのはない。常に追われている。車をいじっていて出発が遅れたなどとなると面倒だ。

 再びエリーゼの元に戻り、ドレンボルトを締める。ドレンワッシャーはまた再利用。2リットルのオイルジョッキ2回とちょっと。4リットル缶とは言ってもまぁ、少々多めに入っているということだろう。レベルゲージで確認するとHまで入っている。問題なし。キャップを締める。

 ラスト面倒なアンダーパネルの装着。上記の動画を参照されたい。

 完了。もう出発の時間だ。朝メシは省略。NOTEで出発。

 高校の文化祭は思ったほど見る範囲は広くなく、短時間で終了。これで終わりかと思いきや、長女カス子氏の中間テストの成績が上がったということで、服を買ってあげることになっているのでその足でショッピングモールへ。服を買ってあげると言い出したのは僕なのでこれもまた仕方なし。仕方なし、と言うのも変か。成績が上がったのだから喜ぶべきことだ。

 いうまでもないが、女子の服の購入などすぐに済むはずもない。家に戻ったのは16時過ぎ。

 なお、17時には再び出かける。今度は家族で夕食だ。優雅に聞こえるかもしれないが、そんなことはない。すかいらーくの株主優待の金券を使うだけである。

 せっかくオイル交換をしたのだから、試運転に行きたかったが、1時間弱しかないとちょっと考える。

 今日は1日中出かけていたので家でやることも残っているし...。

 エリーゼを出すには、前に停まっているNOTEを出さなければならないし、帰って来たら、またエリーゼを奥に入れなければならない。これが実に面倒。

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 と言うわけで、この週末は単にエンジンオイルを交換しただけで、エリーゼに乗ることはできなかった。寂しいね。

 しかし、文句を言っては行かん。家族の理解...否、諦めがあってこそ、このような車を維持することを許されて...否、黙認されているのだから。

 特に今は長男Kが受験と言う非常にデリケートな時期。エリーゼが火種となって面倒な事態に発展することだけは避けなければならない。

 家族の理解、これは非常に大事ですな。

 今日あたりの180SX:307,610km
 久しぶりに180SXを200km以上乗った。

 僕が少年サッカーで3年生から6年生まで教えた、水戸ホーリーホックキャプテンの細川淳矢選手が、J2リーグ通算200試合を達成したというので、水戸まで観戦に行ったのである。

 今年は長男Kが受験で、なかなか水戸まで足を運べていなかったが、ここでいけるタイミングがやって来た。今シーズンの水戸遠征はこれが最初で最後になってしまうと思うが、200試合の表彰を受けるときに行けるのは幸運と言うべきだろう。実際は前節のアウェイの大宮戦で200試合達成のようだったが、アウェイで表彰はないのでホームまでお預け、ということのようだ。ちなみに僕はこのアウェイ戦もNACK5スタジアムまで足を運んだ。

 で、だ。

 このようなロングドライブはやはりエリーゼで行きたい。そう思っていたが、結局直前で止めた。

 理由は何か。

 エリーゼのギアが一瞬変だった。

 バックに入れたときにシフトはゲートに入ったものの、内部的には完全にギアがかみ合っておらず、感覚としては歯車の先端同士が接触しているだけの状態になり、歯先が接触してガラガラガラという音を発した。反射的にクラッチを踏み、ギアを抜いて、再度入れ直したら何事もなくギアは入った。

 エリーゼのミッションには、不安材料がある。

 ミッションのオイル漏れだ。わずかずつではあるが、オイルが漏れている。

 今、ミッションオイルがどれだけ残っているか、分からない状態なのだ。


 あるかもしれないし、残っていないかもしれない。分からないが、そのような状態で、水戸まで行くことはできない。水戸でミッションがブローしたら目も当てられない。

 と言うわけで、180SXでの遠征となった。月までの距離、38万km目指すとか言っていながら、全く走行が伸びていない180SX。明日は朝は雨が降るらしいし丁度良い。たまには180SXでロングドライブを楽しもうじゃないか。そうだ、それなら早く出て筑波山も通ってみよう。

 エリーゼから車載工具などを全て180SXに移動させる。180SXとて、いつ何が起きるかわからない超ご老体だ。念には念を入れる。空気圧もチェックする。1.9くらいに低下していたので、入れる。燃費重視で2.2くらいまで入れる。いや、事実を言うと最初のタイヤで気を抜いていたら2.2まで入ってしまったので、全部それに合わせた。燃費重視は後付けだ。

 カネがないので、高速道路は使用せず、全て一般道で行く。埼玉から水戸へは高速を使う場合、羽生ICから乗って栃木都賀JCTから北関東自動車道に入り、常磐道を超えて茨城町東で降りる。

 しかし、このルートは地図を見ればわかるがかなり遠回りなルートなのだ。高速道路はK'sデンキスタジアムに行きたい埼玉県人のために造られているのではない。様々な方の利便性を考え、色々な街を経由する造りになっている。結果的に、遠回りになってしまうこともありうる。

 一般道を通れば、選択肢は多い。目的地に向かってできるだけ直線的になるような道を選択することも可能だ。今回はそれをやる。

 想えば、180SXでやって来た旅は、ほとんどが一般道だった。プータローで車中泊ばかりしていた頃も時間はあったがカネはなかった。余程のことがない限り、高速に乗ることは避けていた。より直線的に一般道をつなぎ、高速道路を出し抜けないか、いつも考えていた。

 その頃の、空気に戻った。

 当時は、VAIO C1と言うコンパクトPCがあって、それにインストールしたこれまたSONY製の「Navin' You」というアプリケーションにUSB接続の別売GPSを付けたパソコンナビと、裏道探しの原点、スーパーマップル(昭文社の本の地図です)を併用していた。後は自らの方向感覚と経験。地図には載っていないような道が出現、しかし、方向としては最も行きたい方向へと道は続いている、なんてこともあって「行っちゃえ~」みたいな。それでとんでもない林道だったりして、通り抜けられたけど、バンパーもだいぶ壊し...、速かったのか遅かったのか...みたいな。

 今、辛うじてぶら下がっている180SXのバンパーは、そうした歴史の傷をたくさん刻み込まれているのだ。ボロいが、一つ一つが勲章なのである。

 今は、スマホにインストールされたgoogleマップのみ。だが、電源は繋がっているのでバッテリーは気にせず使える。これも当時から使っているDC-ACインバーター。今はシガーソケットからいきなりUSBに変換できるけど(エリーゼは極小のそれを使用している。USBが2口あるのに非常に軽い!)、インバーターが壊れていないので、180SXはまだ採用していない。車中泊をする可能性のある180SXはまだ100V電源が使えた方がいい。

 結構いい感じの道をつないで、だいぶ直線的に進めた。

 意外と早い段階で筑波山まで到達。筑波山は初めて走ったが、非常に楽しい道。濡れていたせいもあると思うが、空気圧が高めのせいか?ちょっとアクセルを入れるとすぐにリアが出て楽しすぎた。リアが出ている内は良いが、空気圧のせいなら、フロントも同様の状況なので、フロントが先に滑らないように一層注意する。

 最後、「風返し坂」という五差路から、最も行きたいと思っていた道が、とんでもない急な下り坂で、アスファルトではなくコンクリート舗装で、軽トラックが走れればいいだろ、的な道だった。googleマップ上ではもっと細い線で表現されていた道の方がちゃんとした道だったが...。

 ここを走った時は180SXで来て正解だと思った。180SXでなければ走れない道。180SXで来た意味があった。エリーゼだったら早々に引き返していたが、果たしてこの濡れた急な路面をバックで戻れただろうか?地獄への片道切符になっていた可能性も高い。

 滑り止めの溝がご丁寧に切ってあるのだが、濡れた状況ではそれがさらに接地面を減らして逆効果に感じた。

 この悪条件の急な下り坂で、先ほどリアが簡単に滑っていた体験もあって、ブレーキがかからない(すぐにフロントがロックする)のではないかと言う恐怖が常にあった。結局は大丈夫だったが、気を付けていたせいもあってそのようなことはなく、無事切り抜けた。

 しかしながら、急な坂だけでなく、ご丁寧にバンクが付いた急カーブが非常に短いスパンで連続したため、超ご老体の180SXの車体には相当堪えた様で、無事切り抜けたは良いが、ここを抜けた後はブレーキをかける度に車体が軋み音を立てる現象が30kmくらい続いた。この坂を抜けた直後は、車体が折れるんじゃないかと心配になったくらい盛大にギシギシ音が車内を支配していた。

 それ以外は特に大きな問題もなく、無事K'sデンキスタジアムに到着、帰りは筑波山の南側を通る、平坦なルートで帰宅した。

 帰り道も、ギアはスコスコ入るし、やっぱり180SXは自分の手足のように扱えるんだ、という一体感の中でのドライブとなった。道路も非常に空いており、高速道路にさほど劣ることもない巡航速度(?)で走行し、一般道でも3時間と言う好タイムで帰宅することができた。

 結局、180SXはすこぶる快適で、僕の思いのままに走行してくれた。走行距離は247km、燃費は約11.5km/リットルであった。

 180SXは、エリーゼのバックアップ機の域にとどまらず、これはエリーゼに勝るとも劣らない最高のドライビングプレジャーだゾ、という印象と悦びを与えてくれたのである。

 で、お留守番していたエリーゼは、早急にミッションオイルのチェックと足りなければ補充、ということをやってみたい(現時点でやり方は知らず...)ので、それはまた次のお楽しみ。
 事件、である。

 NOTEのエンジンオイルが完全に喪失した。

 昔、何の雑誌かは忘れたが(オートメカニック誌だったと思う)エンジンオイルが切れて、油膜が切れたら即エンジンブローするとあった。路上でエンジンオイルがなくなったら、すぐにエンジンを止め、コンビニへ走って、てんぷら油でも何でもいいからとりあえず何か入れろ、とあった。

 Twitterには「エンジンオイルを3リットル補充」と記したが、後日、NOTEのエンジンオイルの量を調べたら3リットルとのこと。ということは、ほぼ完全喪失状態だったということだ。

 今回はそのいきさつをもう少し詳細に記したいと思う。

 

 今年は、長男Kが受験のため、進学フェアに行ったり、高校の説明会に連れて行ったりと、自分がNOTEを運転する機会が多かった。

 その時、気になったことがあった。

 「加速時にノッキングのような音がするな」

 緩やかに加速した時で、回転数が1000~2000回転くらいの時にカシャカシャとノッキングのような音がしていた。

 原因は分からなかったが、エアフィルターを全く交換していないな、交換しとくか。くらいに思っていた。

 車の不調をピパ子氏に伝えたとき、「実は、ブレーキをかけるとガソリンの警告灯が点くんだよね」と返してきた。ブレーキでガソリンの警告灯となれば、燃料が少なくなった時にブレーキで燃料が偏って警告灯が点くというのが考えられる要因だが、満タンにしても変わらないという。

 「なぜだろう?」

 と思いはしたが、それ以上深くは考えなかった。ガソリン警告灯なら壊れていたとしても緊急性はないだろう。その程度だった。

 僕は仕事から帰って、スーパーに買い物に行く。近所の西友が24時間営業なので何時になってもOK。これは便利。僕は大体180SXに乗っていくが、この日は雨だったため、自宅Pに停めてあるピパ子氏のNOTEを拝借した。

 で、だ。

 ブレーキをかけたとき、果たして、警告灯は点いた。

 しかし、点いたのはガソリンなんかではなく、エンジンオイル警告灯だったのである。ピパ子氏はこれを、ガソリン警告灯と思ったらしい。

 オイル警告灯となれば緊急性が高い。とにかくソロソロと家まで帰って、自宅Pでエンジンオイルのレベルゲージを抜いてみる。

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ゲ...。よく車雑誌に載ってる、「オイル交換をしないと、こうなる」の悪い見本じゃん!

 かなり黒に近い茶色の濃厚なエンジンオイルが、オイルレベルゲージにこびりついている。ペーパーウエスで拭き取っても完全には取れず、レベルゲージは残ったオイルで琥珀色になっていた。教科書通り再度レベルゲージを突っ込み、引き抜いてみると、飴状のエンジンオイルがゲージの先っチョについていた。レベルゲージの側面にも同様の物が付着している。これは、引き抜く際に壁面とこすれて付いたものだろう。

 フィラーキャップ内側にも同様のものが付いていた。フィラーキャップの内側と同じ状態にエンジン内はなっている、と言うが、こういう状態は今まで本でしか見たことがない。

 どうしよう?すぐにオイルを入れなければ!明日もピパ子氏はこの車を仕事で使うのだ。あさっても、しあさってもだ!

 しかし、今の時刻は夜の10時半。ホームセンターもオートバックスもとっくに閉まっている。「ホームセンター 深夜」とかで探してみるが、聞いたことのない土地の聞いたことのない店ばかりが出て来るのみ。

 そうだ。ドンキだ。ドン・キホーテしかない。あそこは24時間ではなかったか?調べてみると、24時間ではなかったが深夜2時までやっているとのこと。ドンキに売っていなければ、本当にコンビニでてんぷら油を買って入れるしかない。

 NOTEは使えないので、180SXでぶっ飛ばす。2時までやっているのだから焦る必要はないのだが、なぜか焦る。

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 店内を探してみると、1,980円の4リットル缶が1個だけあった。銘柄を選ぶ余地はない。あったこれを入れるのみ。どんなものでもエンジンオイルとして売っているのだから、少なくともてんぷら油よりはマシだ。

 帰宅して夜11時過ぎ。夜な夜なエンジンオイルを補充する作業は異様でしかない。とりあえず2リットル入れてレベルゲージを見るとHとLの中間。まだいける。さらにあと1リットル少々をジョッキに入れ、全部入れる。

 これでレベルゲージ以上になった。

 とりあえずオイルを循環させて、どのような状態になるのか試してみたい。ということで、深夜の試運転。自宅Pで深夜のアイドリングはできないのでソロソロ走って迷惑にならない場所でアイドリングし、最初は低回転で走行した後、10kmほどドライブしてきた。最後の方は5千回転くらいまで回した。

 自宅に戻って再びレベルゲージで確認。エンジンオイルは再び真っ黒に。しかし、驚いたのはエンジンオイルの洗浄力。琥珀色になっていたレベルゲージは、もう拭き取ればちゃんと金属の色になった。エンジン内もこのようになってくれていれば良いが。

 そして昨日。オートバックスに行ってエンジンオイルとフィルターも交換。ここで初めて知ったのが、NOTEのエンジンオイルが3リットルだということ。フィルター交換がなければ2.8リットルとのこと。
 オイルがかなり汚れているので、フラッシングした方がいいと勧められた。そうでしょうね...。でも、このオイルがフラッシングの代わりみたいなもんだ。

 ということで、まぁ、何とかなったと言えば何とかなったが...。NOTEのアイドリング時のエンジン音はだいぶ大きくなってしまった。

 妻のクルマとは言え、車乗りとしては、エンジンオイルの管理ができていないというのはお恥ずかしい話。エンジンオイルなんてなくなるとは思っていなかった。(わずかに消費するのは知っていたけど、実際にここまでなくなるというのは経験がなかった。)

あと、エンジンオイルの警告灯ははっきり言って期待しない方がいい。

 警告灯があるなら、もっと余裕のあるうちにつくようにするべきだ。今回だって、常時点灯ではない。結構急なブレーキをかけたその瞬間だけ、点くレベルだ。そう言う運転をしなければ、もっと先まで気づかなかったはずだ。警告灯がついたら対応、と言うのでは確実にエンジンを壊す。

 エンジンオイルは、必ずレベルゲージで確認しなければダメだということを、身をもって知った。

 エリーゼと180SXも即座に確認したがこいつらはもちろん、全く問題なし。良かったです。

今日あたりの180SX走行距離 305,057km
 仕事は夏季休業中だというのにこれと言って何もすることのない状況である。

 Kは受験だし、長女のカス子氏の学校の宿題の手伝いとか、そんなことでこの休みは埋まっている。

 180SXには買い物などで結構乗っているが、エリーゼに乗る機会もほとんどない。エアコンもあまり効かないし(僕のエリーゼの問題です)、この暑さでは朝か夕方しか乗る気はしない。
 

 しかし、その朝と夕方はピパ子氏もいるし、家事や家族の時間に充てなければならない。

 カネもないから、これも良いかな、と思える。

 ということで、自分の時間を作ろうと思ったら、早起きするに限る。
 (昨日は3時に起きてカス子氏の自由研究の原稿書いてたけど...)

 今日は4時起きだったけど、懸念事項だった株の銘柄チェックの環境改善に取り組んだ。

 金欠病から脱するにはまずは節約することでこれは同時並行で邁進中である。

 給料は毎月25日にならないと入ってこない。これを増やすという努力もしているが、それには時間がかかるし、色々あって増えるどころか減らされることになるらしいのであまり期待せずに頑張ることにしている。

 残るは投資だ。僕の場合は今はほとんど株。

 で、最近困っていたのが、現在保有している株、お気に入りに登録している株まだ自分の知らない有望株を探すときなど、各銘柄のチャートを見るときに出来ればよく見る銘柄くらいは一覧したい、そうでない銘柄もできるだけスピーディーな操作で見たい、と言うのがあった。

 専業トレーダーの仕事場を拝見!とか言うので見たりすると、チャートがずらりと並んだ画面が出ていたりするが、あれは便利そう。いい形のチャートが一目でわかる(ように思える)。あれをやりたい。

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 マーケットスピードでたぶんできるんだろうな、と思っていたが、マーケットスピードはカスタマイズ性が高すぎて、逆に最初のうちはどう使ったらいいのか、さっぱりわからない。と言うわけでほとんど使えないでいたという状況のまま放置されていた。

 しかし、ここでようやく一念発起し、ネットを調べ、いくつかのサイトを見ながらようやくそれらしき状態にたどり着いた。マイページの機能を使い、操作感も含め、良さそうな配置をいくつか登録した。

 マーケットスピードであれば、お気に入りなどの銘柄リストからドラッグすればチャートが出るので、何も全銘柄を並べ立てる必要もなさそうなので、決まり切った銘柄を並べるページと、見たいときに見たい銘柄をドラッグ&ドロップで変えながら見るような仕様のページを作ってみた。今日はこれを使ってみよう。

 と言っても、場中は今日も自由研究の手伝い。合間にちょっと試すくらいになりそうだ。
 ヤバイのである。
 完全に、カネがないのである。

 今までに何度もこういうことを経験したが、また、その波が来た。
 今回は、なかなか抜け出せないでいる。

 いつくらいからだろう?少なくとも、昨年末はもうカネに困っていた。

 年末にまず、保険(生命保険の類)の一括払いがある。1年分の保険料を一括で支払うようにしている。もちろん、それが支払総額としては安いからだ。

 しかし、今年はKの塾の冬期講習があった。そして、3月はサッカーのチームの支払い。熊谷市サッカー協会とJFAに15万くらいの金を支払う。これは各メンバーから後で回収するので返ってくるが、一時的な支払いが必要になる。

 それで、4月には下のカス子氏も加わって春期講習。5月は自動車税3台分で約15万。後はもう忘れたなぁ...。だけど、10万クラスの支払いがほかにもいくつかあった。

 家計が明らかにヤバいのは身にしみてわかって来たので、日々の支出を減らす努力をMAXレベルにした。昼も外に食べに行くのはやめ、コンビニ弁当に。その品目も減らし、最後はコンビニもやめて前日にスーパーで買って会社へ持って行く方法に変換。夜も、スーパーで最安の298円弁当にも手が出なくなり、28円の豆腐2丁と袋入りの65円のキャベツミックスと、3パック48円の納豆を1パックずつ3日で消費するので1回あたり16円。ということで、しめて1食139円(税抜き)。

 清水草一の年収200万でフェラーリを買うとかいう本にも、かなり節約してフェラーリを購入した人のエピソードが載っているが、それは僕の心の支えであり、僕の中の正義であり、バイブルともなっている。

 そうして、耐えるのだ。辛くなんかない。僕は、エリーゼオーナーなんだ。どんなにつらくても、家に帰ればエリーゼがあるじゃないか。これは、何物にも代えがたい喜びであり、そうした日常に対する癒しでもある。

 しかし、そのはかない支えも打ち砕かれそうになっている。180SXの修理代が約30万弱かかるという。そこに長男Kと長女カス子氏の夏期講習という最高のマリアージュだ。これが約15万。

 いやだなぁ、カネの話は。特に「カネがない」と言う話は。

 でも、振り返ってみると、いろんな先人たちが言っていた。カネを貯められるのは今だと。子供が中学になると出る一方だと。

 ようやく、分かった。

 話には続きがある。

 それが、高校、大学となるとさらにそれが加速する...と。

 加速するんかい!

 今でももう、一杯だってのに!

 ここで想うことがある。

 エリーゼを買っておいてよかった、と。

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 多分、この状況になっていたら、エリーゼを買うということは絶っっっっ対に、ムリ!となっていた。

 僕の人生は180SXで終わっていた。

 180SXはいい。楽しい。次に目指すは38万kmだ。これはもう意地だ。買い換えた方が間違いなくメリットがあるにもかかわらず、誰のためにもならない何となく記録?みたいなものに向かって、意地で維持している(新しいシャレを発見しましたな)

 僕はモータージャーナリストでも何でもないので、180SXに乗り続ければ、当然、他の車に乗るチャンスはまず、ない。180SXを38万km乗るという飲み屋で10分くらいの話題になるレベルのネタのために僕は年老いるまで180SXしか経験がないという事態に陥るのだ。

 180SXとの蜜月関係はいいと思うが、他の車を知らないというのはちょっと寂しい。

 だから僕はチャレンジしたのだ。本当に、いい時期だったと思う。神様が導いてくれたのではないか?と思うくらいのベストタイミングだった。

 買ってしまったら、もう、何とかなるし何とかするしかない。僕は昼メシを抜いてでも、エリーゼを守ろうとするだろう。

 そこまで頑張って、例えダメでエリーゼを手放すことになっても、僕はもうエリーゼを知った。そっち側の人間にはなった。

 そして180SXはこの先も僕の中の永遠のベンチマークである。

 困難よ、来るなら来てみろ(でもなるべくなら来るな)。金持ちはみんな一度は貧乏を知っている。困難を乗り越える度に僕は成長するし、その度に180SXとエリーゼを好きになって行くだろう。

 今日あたりの180SX走行距離:306,672km

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