2016年12月アーカイブ

 ゲリキャンは続く。
 若さとは、バカさである、を標榜するゲリキャンメンバーといえども、歳を重ね、日々に疲れを感じるようになるにつれ、徐々に角が取れ、そのバカさを失いつつあった。
 ここ何年かのゲリキャンはその様子が顕著であり、準備もほとんどなされないまま、惰性的に開催されていた。
 とりわけ冬ゲリキャンは、先行して始まった夏ゲリキャンの面々に家族ができ、家族参加が必要になったために後から追加された行事である。
 従って、川に入り、焚き火をし、飲んだくれて蚊に刺されながら河原で夜を明かす、というバカなスタイルではない。宿をとり、ゲリキャンメンバーとその家族同士が年に1回集まり、奥様同士、子供同士もまた楽しむというスタイルを旨としていた。

 しかし、である。

 ゲリキャン実行委員会の悪友Zが再びメキシコに赴任してからというもの、うるふもまた、その力を失っていた。昨年もほぼ準備しないまま、冬にもかかわらず、夏ゲリも何度も行ったことのある地元の河原で実施した。

 そして、今年も、サッカーの行事で一緒になったゲリキャン実行委員会メンバーの悪友Nと、今年も日帰りのバーベキューでいいよね。ということで済ませていた。それが一番、準備がなくて済む。

 ゲリラ的に行うキャンプ -ゲリキャンー という精神からすれば、これはこれで良いと言えば良い、そう取れなくもない。
 しかし、冬ゲリキャンは家族参加である。女子を含む場合はこの河原は結構きついはずだ。

 だが。
 うるふにはそのパワーがなかった。ただ、日々を送ることに憔悴しきっていた。

 ゲリキャン当日が押し迫ったころ、様々な動きが見られた。

 テレビ屋T氏が宿泊でできないか、模索しているようである。いつからかは知らぬが、テレビ屋Tは、ダム屋KK娘。とLINEでつながっているらしく(良いのか?)、ダム屋KK娘。は、どうやら宿泊を希望していたらしい。

 別ルートでも、思わぬ事象があった。

 他の誰でもない、うるふの息子、Kである。

 面白い運命である。僕がゲリキャン白書の執筆をさぼりまくっている間に、時は流れ、Kは中学生になっていた。そして、そこで、テレビ屋Tの長男とKは同じクラス、そして同じサッカー部で活動を共にしていたのである。両の父親同士と同じ道である。

 二人は、冬ゲリキャンが「泊り」だと思っていたらしい。

 Kはうるふの幼少期からの英才教育のおかげで、完全にドラクエマニアになっていた。小学校低学年の時点で、すでに父のレベルを超えている。特に、DSのドラクエモンスターズは相当な腕前らしい。

 この、ドラクエモンスターズでサッカー部の別な仲間に勝ちたい、そのための指南をしてほしい、ついては今度執り行われる冬ゲリキャンをドラクエ合宿にしよう、という話になっていたとのこと。

 なんと、子供たちの間の複数の間で、冬ゲリ=宿泊という図式が、「受け継がれ」ていたのだ。

 しかし、時すでに遅し。この段階から、取れる宿はなかった。いかに日々に疲れていようとも、次世代への継承は適正になされなければならない。うるふは、自らの行動を後悔するとともに、来年は宿泊にしようと誓うのであった。


 そこまで堕ちてしまったゲリキャンであったが、その火を消すということはない。今年もまた、河原での日帰りではあるが、実施される。

 参加家族は悪友N、テレビ屋T、ダム屋KK、うるふの4家族、計13名。これに悪友ZがメキシコからSkypeで参戦した。結構な盛り上がりである。

 いつもの場所に集合したメンバーは、手際よくスーパーで買い物を済ませる。これまで注意の対象でしかなかった子供たちが、今は、食材やペットボトルを持ってくる、戦力へと変わっていた。この変化は大きい。

 いつもの河原へ到着。風が若干あったが、車を風よけにテントを張り、物流用のラップを柱に巻くと、風よけ兼温室のような状態になり、だいぶ暖かい。

 今年の作戦は、ある意味割り切っている。

 鍋はカセットコンロを使用することとした。昨年、火おこしに苦戦したためである。鍋を沸かすには火力が必要だ。今回も鍋2回分の材料を用意したが、2度行う、という火力の調節を行えるほど自信がない。外でやる冬ゲリや時間との勝負だ。4時になれば急激に気温が低下し、あたりが暗くなる。結構忙しいのだ。

 子供の空腹具合に即座に適応するために、カセットころで割り切った。

 到着後、即座にカセットコンロで湯を沸かし、インスタントコーヒーを淹れる。この中で酒を飲めるメンバーはテレビ屋Tとダム屋KKしかいない。後は車で来ているからだ。
 つかの間のまったり時間。

 続いて、バーベキューの火を起こす。

 火おこしは珍しくうるふが担当。これは、このバーベキューセットを購入してから、せっせと家族でバーベキューをこなしていたノウハウが役立ち、思った以上に早く炭に火が付いた。風があったことも好材料だったかもしれない。

 昨年は全く火をつけることができなかった暖炉用の薪を1年越しで持ってきたが、これも簡単に火が付いた。昨年の苦労はどこへやら。

 今回は、たき火台を導入し、件の薪はそちらへ移行。

 鍋ができると同時にバーベキューも開始。いいペースだ。今回は食材の量もだいぶ抑えた。さっさと鍋とバーベキューを終わらせて、まったりタイムに入りたい。

 しかし、今回は子供たちは空腹よりも遊びに重きが置かれていた。

 Kとテレビ屋Tの長男はドラクエモンスターズに興じていたし、悪友Nの長男次男もサッカーゲームに夢中になっていた。

 鍋とバーベキューをつついたと思ったら、今度はサッカーテニスが始まった。鍋はあと1回分残っていた。

 我々もまた、最近電撃結婚した、某MAX氏についてのどうでもいい話題でメキシコとSkypeのビデオ電話に相当の時間を費やしていた。


 その時、であった。

 なんと、夏ゲリキャンでも最近はやらないものが出ている、川への突入をしている大バカ者、否、消えつつある若さとはバカさである、の精神を体現する素晴らしい漢の姿が見えた。

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 テレビ屋T氏、その人であった。

 聞けば、子供たちがサッカーテニスでボールを川に入れてしまったのだという。夏ゲリの時もこの川には入ったが、結構な水量と深さがある。ボールはだいぶ川の中心にまで達しており、全員がその回収をあきらめたとき、テレビ屋T氏が脱兎のごとく、川に飛び込んだのだ。

今、ゲリキャンの流れはテレビ屋T氏にある。ボールを小脇に抱えて、冷水を滴らせながら上がってくるテレビ屋T氏は、子供たちからはヒーロー視されていた。当たり前の話だ。

 うるふは、自らのハートの熱さが想像以上に冷めていることに一抹の寂しさを覚えていた。
 うるふにできることは、たき火の火を最大限にまで強め、テレビ屋T氏が暖をとれるようにするだけであった。

 テレビ屋Tは下半身を完全に水没させた状態で戻って来た。しかし、その表情は充実感に満ち溢れていた。誰にも到達できない、ゲリキャンの精神の頂にたどり着いたという自覚。それがみなぎっていた。

 強まった炎を囲み、これまでのゲリキャンを振り返る。

 これだ。
 この時間だ。

 これこそがゲリキャン。

 真剣に、バカができるか。
 真剣に、どれだけバカをやって来たか。

 抗え。
 自分たちをつまらないオトナへと変え行く時の流れに。

 抗い続ける限り、僕らは永遠の若さを手に入れる。

 若さとは、バカさなのだ。
 だから、ゲリキャンもまた、続く。

 夕暮れとともに、2016年冬ゲリキャンの炎も消えた。皆、再び、日常へと戻る。
 だが、再び僕たちはここに集まるだろう。

 次は、2017夏ゲリキャン。また、バカになるぜ!
『我が闘争』 堀江貴文 幻冬社文庫

 最近結構、仕事のための自分ためとその混ざり合ったのといろいろだけど、本を読んでいて、
 そういうところも自分も貧乏根性と表現すべきなのかよくわからないけど、読んだ本のことをどこかに記しておこうとか思ったりしたのである。
 ま、続くかわからないけど。そんなことは気にせず書くことにする。

 原因はよくわからないが、日々の生活にストレスを感じているんだろうと思う。自分でそう思う。会社帰りに、まっすぐ家に帰りたくないという気が起きる。どこかで何かしてから帰りたい。しかし、面倒なのは嫌だ。カネがかかるのも嫌だ。しかし、何かがしたい。
 何かないか。いつも探している。
 消費行動がどうやら僕の最も求めるストレス発散方法らしい。パソコンやらカメラやら、そういうデジタルものを買うのは最高に楽しい。しかし、これらの良くないところは大量の金を消費することだ。決してしょっちゅうやることはできない。また、職場の場所が変わって、ヨドバシアキバが寄りづらくなったのも面倒さを増した。
 とはいっても東京駅からJRに乗って上野まで行くのだから、途中、アキバで降りればいいだけなのだが、利用駅がアキバで、ヨドバシアキバの前を通って帰っていた時と比べれば、だいぶ面倒なのだ。山手線からヨドバシまでは結構遠い。
 と、いうことで、大体、行きつくのは本屋だ。本屋はどこにでもある。上野駅構内にもある。非常に寄りやすい。
 また、僕の中で、知識を得る、ということが、もしくは得ているかどうかにかかわらず、知識が増えそうな行為が、ストレス発散になっているようだ。
 本なら、デジタルモノと比較してもだいぶ安価で、週1冊くらい買っても大したことはない。

 というわけで、僕がよく寄るのは、大手町からの乗り換え時に非常に便利な丸善丸の内本店。昨日もなんとなくここに寄って、知的好奇心を満たそうと、当てもなく物色していた。

 そこに飛び込んできたのが、堀江貴文氏の写真だ。『我が闘争』。たぶん読んだことはない。

 彼の本は結構読んでいる。人を見下したような物言いはやや不快。もし、僕が堀江氏と話をしたら、多分この本の中でバカ扱いされている人と同じように、僕もバカ扱いされるんだろう、そんな風に思う。
 だが、僕の中で、企業家というか、何かをカネに変えるための考え方というか、そういうのが刺激になる。

 堀江貴文氏本人でさえ、これだけ努力してるのに、おそらく彼から激バカ扱いされるであろう自分が、この程度の努力でさっさと自由を手に入れたいなどぬかすんじゃねぇ、と、自分の甘さに気づき、やる気というか、闘争心というか、そういうのが沸いてくることもある。

 堀江貴文氏の本はそういうところがある。
 おそらく僕は、その手の刺激を期待して、彼の本を買うんだと思う。

 ちなみに言うと、僕はライブドアの株も持っていた。上場廃止になってからも持ち続けた。結構堀江貴文好きかもしれない。

 で、僕は書評を書こうとは思わない。なぜなら、この日記を次いつ書けるか分からないし、この本を無事読み終えるかさえわからないのだから。

 購入に至るまでにパラパラと見たところ、これはどうやら堀江氏の自伝らしい。幼少期のころから時系列に自分の半生がつづってあるようである。

 ちょうど今、彼が大学生くらいのところまで読んだが、テンポも良く、読むのに一切苦痛がない。話に引き込まれているうち、どんどんページが進んでいく。文庫本としては僕にとって、やや厚め部類に入るが、これは先ほど心配した、読み終えられない、という事態にはならなそうだ。

 コーヒーを飲みながら、ウイスキーを傾けながら、知的好奇心を満たす自分。いい時間を過ごしている、という満足感。ただ、そこにはふさわしい「本」が必要だ。いつも、それを探している。

 堀江貴文『我が闘争』。久々にそれに値する本と出会えたと思う。




 クルマ、買いました。
 えっ、ついに...!
 180SXは...?

 180SXは、まだいます。買ったの家のクルマの方。妻のピパ子氏が乗るクルマである。
 ピパ子氏のクルマは、今は、そう、バモスだ。
 この車が今、いろんなところが調子が悪い。スライドドアが閉まらなかったり、リアのトランクのドアノブが割れていたり、前の足回りから異音がしたり...。そうそう、これは買った時からだけど、エアコンの吹き出し口を変えるノブも壊れてて、常に顔にしか風が出るようにしかならないっていう問題も抱えてたな。夏はまだいいが、冬は不快。顔には熱い風が当たるのに足が滅法寒い。
 細かなトラブルはあげたらまだあるが、時間がないのでやめる。
 で、今回購入を決定づけたヘビーなトラブルは、
突然エンジンが止まる。
 これである。
 エンジンが止まる、と言っても、エンジンのトラブルではない。
 なんのこっちゃ。
 電気系のトラブルと、僕は看ている。
 僕はそこまでひどい状況になったことはないが、ピパ子氏の話を聞くと、一度国道17号の路上でこのトラブルに見舞われ、再起動できない状態に陥ったとのこと。ハザードランプをつけることもかなわず、トラブルであることを後続車に伝えることもできなかったという。

 さっきまで走っていた車が、突然ハザードもつかなくなる。
 そして、10分、キーをひねったり、乗ったり降りたり、いろいろ繰り返したのち、エンジンは何事もなかったように始動し、バモスは再び走り出した、というのである。

 電気系...。それしか疑いようがない。
 ちなみに、僕は180SXで同じトラブルを経験している。どこかの配線がショートし、メインのヒューズが飛んでしまうというトラブルだ。メインのヒューズが飛んでしまえば、すべての電気が止まる。エンジンももちろんかからない。しかし、何らかの拍子にショートしている部分が解消されれば、車は何事もなかったように動き出す。
 実際僕は、車中泊の旅行中、山梨の道の駅甲斐大和付近でこのトラブルに見舞われ、JAFを呼んでレッカーで甲府の日産ディーラーに車を入れたが、ショートしていた部分がレッカー移動中に離れてしまったのか、エンジンは再びかかってしまい、原因を見つけることはできなかった。

 あれと、同じだ。

 もちろん、直すこともできる。しかし、僕の口から出た言葉は、「買い換えちゃえば?」これであった。

 それまでは、180SXの1台だけでやってきた。Kが生まれてからしばらくはそうだった。そのあと、ピパ子氏用の車を買い、2台体制でやってきた。バモスの前はワゴンR、でもそれ以外覚えていない。
 180SXはずっと変わらないが、家の車はこれで3回目?4回目?わからぬ。とにかくそのくらい変わっている。先に居た、180SXの方がずっと長持ちしている。

 で、だ。

 買うならまた軽ワンボックスのつもりでいた。できれば次は四駆で、車高も若干高いくらいがいい、なんて自分の趣味を少しでも入れようとしていた。ところがここに、思わぬ人が口を出してきたのである。

 長女、カス子氏である。5年生。最近ファッションにもうるさくなってきた。習い事の送り迎えにもバモスが使われていたが、そういう時に彼女なりに感じるのだろう。軽ワンボックスはカッコ悪い、というのである。

 ほほう。車に対してカッコいい、カッコ悪いをいうのは...、

良いことだァ!!!
 では、何なら良いのか?おぬしの答えを述べてみよ。

 聞けば、
プリウス
だ、そうだ。
この間、社会科見学でプリウスの工場を見てきたらしいが、そこでトヨタに洗脳されたか。恐るべし、トヨタ。恐るべし、プリウス。わが娘の心を鷲掴みにするとは、なかなかやりおるの。

 しかぁし!
 うちの前は3ナンバーは通れんぞ!それどころか、プリウスなんか買えんぞ。(買えるんなら、わてが先にロ中古でロータスエキシージを買わせてもらう。ガッハッハ!)

 ...という問答をしているのは、もう、車を買いに中古車屋に行こうという、車の中だ。
 じゃぁ、プリウスは無理だけど、どういうのが良いんだ、とあれこれ問答をしていたところ、次に出てきたのは実家のエクシーガみたいな形がいいと。つまり、ワゴンタイプか。どうやらボンネットがあるのがいいらしい。そして色は青がいいらしい。
 んー、さすが我が娘だ。わかった、それではインプレッサWRXにしよう。青いワゴンならインプしかない。お父さんの気持ちがよく分かっているな。

 (これで180SXとWRXの2台体制か。オートマになるのはやや口惜しいが、このチャンスを逃す手はない。ゲッシッシ...)
 「あ、それ却下だから」
 インプはピパ子氏が嫌らしい。ていうか、俺がいつもインプがどうのこうのって言っているから、毛嫌いしているらしい。可哀想なインプ...。

 まぁ、とにかく、娘がそういうんなら、もう軽はやめて、フィットとか、アクアとか、そこいら辺を探すか、と言うことになった。

 店に行って見てみると、いろいろあったが、1台、カス子氏の期待通りの車体があった。青くて、ボンネットがあって...。走行は2万㎞強で価格も若干程度の予算オーバーくらいで収まりそう。

 カス子氏の目は完全にハート。乗ったきり降りようとしない。
 「これに決めますか...」
 はたして、何なのか?それは来てのお楽しみ!年末を挟み納車は年明けとのこと。我が家の生活が変わるぞ!

 今日あたりの180SX 走行距離:303,850km



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