2018年4月アーカイブ

 遂にエリーゼが帰って来た。一時的ではあるが、ほぼ2か月ぶりの帰宅である。

 自分自身発狂しそうなくらいだったが、これで少しの間、禁断症状も影をひそめることであろう。

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 思い切ってエリーゼを買ったとき、こう思ったものである。

もし、維持できなくなったらその時は手放せばいい。
もう、一度、こっち側の人間になったのだから

 しかし、これは一部修正せねばなるまい。一度持つ側の人間になってしまったら、手放せばいい、では済まされない。一度こちらに来た人間は、元には戻れない。このことである。

 それを、今回は強烈に感じた。

 だいぶ自制したが、Twitterにはその気持ちが表れていたかもしれない。エリーゼロスをだいぶTwitterで紛らわさせてもらった。

 今見返してみると、ブログには書いてないみたいなので、一応軽く記す。
 エリーゼは納車時からエアコンのガス漏れ問題を抱えていた。これは無償修理の対象となっている。

 無償とは言え、ディーラーまでは決して近くなく、渋滞もあってなるべく行きたくない地域だ。そして、修理に出せば一定期間、乗れなくなってしまう。

 買って2か月でエアコンは熱風に変わった。丁度車検が6月だったためその時に修理してもらった。

 しかし2か月後、エアコンのガスが全て抜けて再び熱風状態になったが、エリーゼロスを嫌った僕は、少し我慢して夏をやり過ごした。ディーラーには再度壊れた旨だけ伝え、温かくなったら他の部分と合わせて持って行く、とだけ伝えた。

 エアコン修理を僕自身はしたことはないが、180SXは良く壊れたので(実は今も壊れてる)、修理を依頼したことは何度もある。大体翌週には戻ってきている。預かり期間が2週間にわたったということはほどんどない。

 しかし今回は、2週間がたち、3週間がたち、4週間が過ぎた。それでも連絡はない。

 いい加減窒息死しそうになって、こちらかから連絡した。

 その時の回答は以下の通り。

 ・問題の個所が特定された。エバポレーター付近のパイプである
 ・見積もりは今日・明日には出るので改めて連絡する

 エアコンのトラブルシューティングに1か月以上かかるとはお粗末ではないか?

 しかも、今日明日に出ると言った見積もりは1週間待っても来なかった。

 そうこうしているうちに昨年の納車日である4月1日が迫ってきた。この日は保険の満期日でもある。保険の更新には車検証とオドメーター(走行距離計)の値が必要だ。しかし、そのどちらもエリーゼとセットでディーラーに預けてあるのだから、自宅にない。

 僕は車検証のコピーに走行距離を書き込んで送るよう依頼した。即日発送する、とのことだったが結局1週間以上かかり、開けてみると、オドメーターの値が記載されていなかった。

 結局満期日も迫った3月28日、直接ディーラーに電話し、電話口で走行距離を聞いてようやく保険の更新手続きを済ませた。

 エリーゼがないまま桜も終わり、ドライブや写真撮影の機会を逃した。サッカーの練習試合をしていると、駐車場の満開の桜の下でRFのロードスターが写真撮影をしていた。帰りの道すがらにも、オープンにしてドライブを楽しんでいるBMWやボクスターを見た。ただただ、羨ましかった。

 こうなるともう、半狂乱である。

 いったいどのような状況なのか、また電話して詳細を聞いてみる。すると、

 ・必要なパーツは国内にはなかった。
 ・イギリス本国のロータスにパーツを依頼した。
 ・パーツがいつ届くかは一切わからない。いきなり送られてくる。
 ・パーツは船便で送られてくる。

 パーツがいつ届くのか一切解らないというのは自分としては全く信じられないことであった。出航した時に連絡位できるのでは?しかし、そういう事はないのだと言う。
 どのくらいのサイズのパーツか知らんが、1個だけ送ってくるならフェデックスの方が安い気がするが、まぁ、定期コンテナがあって混載で来るのだろう、と協力的に解釈する。

 コンテナで送るならスカスカでは逆に高くつく。満載になるまでパーツの発注を待ってから出航するのだろうか。だからいつ届くか解らない?

 そうだったとして、それではお客様の車を預かってどのような計画で修理するというのだろうか?パーツが届いて初めて気づくような体制では計画的に修理などできまい。預かった車を置いておくスペースもタダじゃないはずだ。いったいどうしているのか???

 謎は深まるばかりである。

 このまま書いても先に進まないので、もう、車を取りに行ったときに話を進めるが、上記疑問をディーラー店舗で直接ぶつけてみた。

 ・今回のように一度お戻しすることはよくやっている

 とのこと。

良くやってるんなら、何でオレにはそういう提案してこないんだよ?!
今まで全部こっちから連絡してたんだぜ?!
このまま何も言わなかったら2カ月でも3カ月でも預かったつもりかよ?

 と、言ったのは心の中で、上記内容を極めて紳士的にお伝えしたのである。

 今回失敗したと思ったのは、気を遣って代車を借りなかったことだ。180SXがあるので、代車はいいです、と言ってしまった。これも命取りの原因の一つであろう。

 ディーラーは維持費がかさむ代車などあまりたくさんは持ちたくない。できるだけ少量で回したいのだ。しかし、今回僕は代車を借りていないのでいっくら修理を遅らせようとディーラーはちっとも困らないのである。

 結局、何の進展もないエリーゼを僕は回収した。車はかなりジメジメした木下か林の中のような環境のところに置かれていたようだ。外側はきれいに洗車してもらっていたが、車内にはホコリと腐った木のくずのようなものがうっすら堆積していた。ドアパネル内や外装パーツの隙間にも小さな枝や、枯れた芽のようなものがたくさん詰まっていた。

 出来ればこのようなことは書きたくはない。

 もしかすると、「うるふさん、何そんなことで目くじら立ててんの?人とは違う、珍しい車に乗りたかったんでしょ?だったら、パーツがいつ来るかわからないくらいでイライラしちゃダメ。どーんと構えないと、エリーゼとはうまくやってけないよ!」
 と言うところが、基準値なのだろうか?

 エリーゼに限らず、こうした夢のある車を持ちたい、と言う人は潜在的にはまだたくさんいると思う。120%庶民である僕でも、エリーゼくらいなら買える、そしてそのカーライフは楽しくてしょうがないんだ!ということを発信したい。ほとんど誰も見ていないブログかも知れないが、それでもとにかく本当に楽しい、そういう事を伝え、夢に向かって頑張って、実現させる一助となりたいのである。

 ただ、そうであるなら、そうであるような提案はできるはずである。僕の場合、車が走らないわけではない。いや、家にあるだけでも気持ちは全く違う。修理が進展せずその見通しも立たないなら、オーナーのもとに返してあげた方がお互いにメリットが大きい。

 個々が扱うのそう言う類のクルマである。その気概があれば、それに応じた提案はできたはずだ。

 ちなみに、このディーラーとて、(他は知らないので想像だが)他の外国車販売業者同様、社員教育はきちんとされている。
 もちろん僕の担当も言葉遣いはしっかりしているし、話は僕の前の地面に僕以下の目線になるまでひざを折り、必ず僕の目を見上げて話す。

 店の入り口には、看板が立てられ、本日来店する予定のお客様の名前が「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」と言ったような言葉と共に書かれている。
 
 しかし、それは決まりになっているから、でもできてしまうことだ。これはお客様満足を獲得する非常に難しいところで、これが逆に自らのハードルを上げてしまっている部分もあると思う。

 今回僕が思うのは、この担当者がこうしたおもてなしに係わる行動の意味を、真に理解せず、形だけになってしまったのではないかと言う所である。

 前述のようなロータスの部品供給体制や、エアコンのトラブルシューティングに1か月以上も要することが普通なのか。

 え?普通なので特に説明しなかったんですけど何か問題ありましたか?

 説明がなかったことを正当化させるために、とっさにそのような言い方になってしまったのではないか、これが僕の仮説だ。

 非を認めることや嫌なことをお客様に伝えるのは嫌なものである。だから、状況報告の連絡ができない。しかしそれがさらに不信感を生んでしまう。この負のスパイラルに陥ってしまったのではないかと思う。

 僕の仮説が証明される日が来るのかどうかは分からないが、ロータスの部品供給体制とエアコン修理に関してはいろいろと調べてみたいと思う。
 と同時に、やはり、このディーラーだけでなく、他の選択肢も持つべきだというのは感じている。ディーラーでなくてはできないこと、ディーラーでなくてもいいことがあるはずだ。

 エリーゼも返却され、少し冷静に考えられるようになったので、消費者としても複数の選択肢をもって、一歩引いて今一度見直してみたいと思う。

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