エリーゼを日常生活で使う 雨の日のブレーキ

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 エリーゼを普段使いするなら、もちろん雨の日であっても乗らなければならない。エリーゼ特有の雨の日のドライブで気をつけなければならないことの一つとして、ブレーキの効きが挙げられる。

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 エリーゼの大きな特徴として、余計なものが一切ついていない潔さ、と言うのがある。そのスピリッツは、走る、曲がる、止まると言うクルマの中心となる機能にも深く及んでいる。この武骨なペダルを見てほしい。潔さの塊ではなかろうか。

 「止まる」機能一つ取っても、倍力装置が付いていない。倍力装置と言っても多くの方は何の事か分からないだろう。今、ブレーキに倍力装置が付いていないクルマを探す方が困難だからだ。当たり前過ぎて誰も付いていることを意識していない。

 倍力装置とはエンジンの力で圧縮空気を作ってブレーキを踏む力を増幅し、軽い力でも必要なストッピングパワーを得られるようにした装置だ。どんなにコストダウンを優先させた車であっても、一般人向けであれば省かれていることはない。

 長くなるのでこれ以上の説明は別の機会にするが、その当たり前の装置が僕のエリーゼにはない。

 エリーゼの車体は軽いから人力のみのブレーキでも止められる、という訳だが、そうは言っても最初は驚く程強力にブレーキペダルを踏まないと止まってくれない。

 で、である。
 雨である。

 雨天時は、タイヤが跳ね上げた雨水がブレーキパッドやディスクに付着している。この状態でブレーキを踏んでも、滑るばかりでブレーキは効かない。

 それでも踏み続け、パッドやディスクの水がこそぎ落とされて、効きが得られる温度に上がって初めて、ブレーキが効いてくる。体感で0.5~1秒くらい晴天時よりも効き初めが遅れる。逆に言うとその位空走距離が伸びる。クルマで走行していてこの位の操作の遅れを感じるのは結構な恐怖だ。

 一度、ブレーキが効くようになっても、また走行してブレーキシステムが濡れてしまえばまた同じ状態になってしまう。

 もちろん、この現象はどのクルマでも起きているのだが、倍力装置付きのクルマ(今の世の中ほぼ全車そうだが)は、力が数倍に増幅されているので雨水は瞬時にこそぎ落とされ、温度もすぐに適正な所まで上がってくれるので、晴天時との違いに気づきにくいのである。(大雨のときなど、わかる場合もある)

 倍力装置のお陰で、雨が降っているからと言っていつもよりブレーキを強く踏んだり、タイミングを早めたりしなくて良いのだ。

 そう言うことをエリーゼは、雨の日には強制的に教えてくれる。

 こう書くと、エリーゼに倍力装置がないのが悪いことのように感じるかもしれないが、そうではない。

 これが、事実なのだ。雨の日はブレーキが利きにくい。それが本当なのだ。余計なアシストがないなら、動こうとする車を止めるのは僕自身でしかない。誰の手も借りない。全ては自分の実力と責任。情報もダイレクトに伝わってくる。ブレーキが利かない、と言うのも正しい情報がダイレクトに伝わってくる一つなのだ。だから、それも含めて自分がコントロールする。路面の状態によって、ブレーキの踏力を変えている。

 こういうのがカッコイイ。それが楽しい。それがエリーゼ。

 買いましょう。

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