ゲリラ実験室MISSION5-3 180SXでプリウスに挑む!600km無給油で走行せよ!

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 いろは坂手前で渋滞にかかったドクターうるふ。
 この渋滞が最悪だったのは、ロクにアイドリングストップができなかった点にある。

 どうやら、土砂崩れによって第二いろは坂が完全にふさがれてしまったらしく、下り専用の第一いろは坂を交互通行にしているようだ。しかも交互通行は部分的ではなく、第一いろは全行程を交互通行にしているらしい。従って、上で待っている車が完全に降り切ってからこっちが登れるのだ。

 待ち時間の長さにシビレを切らせて脱落する車は後を絶たない。車は断続的に前進し、アイドリングストップができない。

 しかし、幸いなことにドクターうるふが登る番は思ったよりも早くやってきた。まだ、20分程度しか待っていないはずである。
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 看板はみんな裏側を見せている。本来下り専用のはずの第一いろはを登っている貴重な瞬間だ。

 先頭にトラックがいるようだ。異様に遅い。勾配もカーブもきつい第一いろは坂は4t以下のトラックと言えどもかなり難儀するようだ。

 平均速度はほとんど時速20km程度であったろう。途中、停止することもしばしば。このルートを上下線で利用していた頃は、さぞ渋滞もひどかったに違いない。

 さて、この急勾配を遅い速度で登ると言うのは、予想以上に燃料を消費する作業であった。ストップアンドゴーを何度も重ねつつ、いろは坂を登り切った。華厳の滝駐車場に差し掛かったときには、既にいろは坂を下ろうと言う車の行列が中禅寺湖の遊覧船乗り場付近にまで達していた。

 再び車は順調に走行する。渋滞の問題も去ったので、ここで再度ナビの復旧作業にかかることにする。中禅寺湖畔、菖蒲ヶ浜付近の無料駐車場に車を入れた。

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 「通信できないんじゃ、衛星の情報が来るわけないよな。」

 ドアを開けると涼しい風が車内に入ってくる。燃費走行のため、エアコンを使用しないのは当然で、空気抵抗も考え、窓すら開けずにここまでやってきたのだ。まるでサウナから出た時のようであった。

 Windowsを再起動し、今度は同時にGPSアンテナも初期化する。

 画面は先程と変わらぬ「衛星探索中」という表示が右下に出たままである。ここから10分走行して再び様子を確認する。外気の冷たさを知ってしまったドクターうるふはもう、窓を閉めて走行することはできない体になっていた。助手席側の窓を全開にして運転再開。

 竜頭の滝を過ぎ、戦場ヶ原に入った。視界が開け、アンテナを遮るものは何一つない。すると?!

 衛星を2個だけ、補足したのである。これでは現在位置の測位は出来ないが、アンテナが動作していることは確認できた。

「もしかして、熱かぁ?!」

 確かに、C1の画面の裏側は素手では触れないほどに熱くなっている。閉め切った温室のような中での使用、更にC1のある位置は直射日光にさらされる場所である。助手席側の窓を開けたことで、少し緩和されたのかもしれない。

 外気送風をフロントガラスに当てる方向にする。これでC1の画面裏側に風が当たるようになった。

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 湯ノ湖を過ぎたあたりで再び車を停め、VAIO-C1を外に出す。C1本体を冷却すると共に、アンテナを室外に出し、一気に受信してしまおうと言う考えだ。一旦受信してしまえば、その後は比較的安定する。ドクターうるふは、この作戦に、賭けた。

 すると......待つこと5分、ついに3つの衛星を捉えたではないか。

「来たァ!
来た、来た、来たァ!」

 エンジン始動。今度は送風の出口をC1の画面裏に強烈に当てて対策する。もうすぐ金精峠、これを抜ければ群馬県だ。......と思ったその時。

ピピッ......。

 と言う音と共に、青い画面に変わり、C1が現在の状態をハードディスクに記録し始めた。この現象は、電池の充電が著しく低下した時に、発生する。

「インバーターの電源、入れるの忘れてた!」

 いまさら気付いてももう遅い。C1の電源は切れ、同時にGPSアンテナの電源も切れた。これで、ふりだしに戻る、である。

「せっかく受信し始めたのに......!」

 このトラブルの発端、先程の大谷資料館と同じ、いや、それよりひどい状態になった。絶望と共に180SXは金精峠トンネルに突入する。

 トンネル内でインバーターの電源をONにし、C1に電源が供給される状態にして再び起動。C1は先程記録した情報を再びメモリに読み込み始める。

 「頼むよォ~......」情けない声のドクターうるふである。

 そして。

 GPSのアンテナもピピッと鳴って、受信を開始したではないか。

 その瞬間、トンネルを抜け、群馬県に入った。2個、3個......。アンテナはすぐに衛星を補足した。トンネルから出てわずか1分で4つの衛星を補足し、Navin'youは3D測位を始めた。

 そしてここからは快挙の連続であった。

 まず、前走車がいない。道は全て下り。ドクターうるふはギアをニュートラルにし、惰性走行で坂を下る。減速が必要な場合は、エンジンブレーキを優先させる。

 「基本はエンジンブレーキ。充電もできるし。インバーターからパソコンの電源取ってんだから。」

「たのしー!」

 車内を駆け巡る涼風も心地よい。菅沼付近まで快調に下りきり、丸沼までのわずかな登りでアクセルを踏んだものの、丸沼からは再び下りセクション。途中、観光バスの後ろにつくまで、ほとんどアクセルなしで白根温泉付近まで来てしまった。

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 ここのあたりからはドクターうるふも良く知った道である。片品、利根、白沢、沼田とチェックポイントを通過し、同時にロマンチック街道ステッカーラリーのステッカーも購入する。

 このあたりは道に迷うどころか、Navin'youが指定しないようなマイナー道路を利用してショートカットなどのワザも披露する。

 そして、その後到着した道の駅「川場田園プラザ」では......

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「きっ、貴様は、プリウス!!」

 この勝負は「プリウスに勝てるか?!」を掲げている。その宿敵とこの実験中に対面してしまうとは。最近新しくなってまた1km燃費が良くなったと聞くが、180SXとて、負けては居られぬ。

 決意も新たに川場田園プラザを出発したのは既に11時半。出発してから、5時間半が経過していた。

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 この後は昭和町の総合福祉センターがチェックポイントとなっている。このあたりはチェックポイントが密集しており、やけにエンジン停止の回数が増えてしまったことを後悔する。別にステッカーなど買う必要はないのでは......?ドクターうるふの頭に迷いが生まれる。

 そのため、次の月夜野町のチェックポイント、月夜野びーどろパークは水上までの通過点でもあるため、寄らずに前を通過するのみとした。

 12時を過ぎたので、コンビニで停車して、少量の昼食を取る。もちろん重量の増加を嫌ってのことだ。食事はコンビニの駐車場で即座に完了させ、ゴミはその場でゴミ箱に入れさせていただくことにする。これも、少しでも重量を稼ぐための手段である。

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 このあたりで新たな問題が発生した。室内温度の上昇に絶えられなったのである。パソコンではない。ドクターうるふ自身がである。

 これまでは比較的標高の高いところを走行していたこともあって、助手席側の窓だけ開いていれば耐えられたのだが......。C1のこともあるし、運転席側のドアも空け、室内温度を下げることにする。

 道の駅「水上水紀行館」に到着したのは12:40であった。ステッカーを購入しようとしたが、昼休み中だったのか、インフォメーションが居なかったので写真のみ撮影して出発する。

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 途中何度か道を間違えるも、途中、新治村・「たくみの里」、高山村「高山温泉・ふれあいプラザ」(休業中だった)、東村「あづま桔梗館」を通過。伊香保の温泉街が見えた頃、燃料計はちょうど半分に達する。走行距離は312km。この倍走るとすれば600km、かなりの好成績だ。

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「もらったでしょう、この勝負は」

 ドクターうるふ、行程半ばにして早くも勝利宣言である。伊香保からの下りは榛名山2コーナーから右に折れる道を選択する。

 「こっちの方が車が少ないしね。惰性走行で90km/hは出せるよ。」

 このあたりは地理に明るい。道幅も広く走りやすい上に、歩行者もいない。

 吾妻側を再び北西へ走り、180SXはチェックポイントである吾妻町・JAあがつま、中之条町・薬王園を経由して六合村へ向かう。

「あちぃ~......」

 沢渡温泉を過ぎ、暮坂峠までの道はカーブも急で、効率的な運転ができず、必要以上に神経を使う。しかも気温の上昇はドクターうるふの体力を容赦なく奪い、VAIO-C1を誤動作させ、運転のミスを誘う。

 さらにこの後、ドクターうるふに追い討ちをかけるようなとんでもない事件がふりかかるのである!


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