ロータスエリーゼ、エンジンルームから破裂音、そして白煙...。維持に黄色信号か?!

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パン!プシュー...。左後方から突然聞こえた音に、僕はとっさにパンクした、そう思った。修理キットしかないから、メンドウだな、そう思っていたが、現実はそうではなかった。それよりももっと面倒な状態だったのだ!


■トラブルは突然に...

 夏休み。少年サッカーの朝練を終え、僕は、エリーゼに乗った。

 今年の夏季休業は8月11日の出社を挟んで、前半が3日間、後半が5日間。コロナウィルスの影響もあり、どこに行く予定もない僕にはだいぶ余裕のある期間が手に入ったと思う。その余裕からか前半の3日間は一切エリーゼに乗ることはないままだった。後半に乗ればいいや、と思っていた。

 後半の初日、ようやくエリーゼを引っ張り出して午後少し乗った。そして翌日、である。

 通常、時間的余裕があると、特に僕のような弱い人間は、突然いろんなことが進まなくなる傾向にある。時間に追われているくらいでないと、色んなことを本気で始めようとしなくなる。

 話が脱線するのをが恐れずに敢えて言うと、もう僕の年齢になったら時間があると思っていたら大間違いだ。それを強く認識するべきだ。体力はどんどん衰える。明日病気になるかも知れない。クルマだけじゃない。体のトラブルも突然に、だ。急な出費にも見舞われる。落とし穴はそこかしこに口を開けている。時間がある、と言う意識は捨てるべきで、時間があるならそうならないようにどんどん予定をブチ込むべきである。

 そう言う視点からも、YouTubeは非常に良い外的圧力である。クリエイトしなければならないという適度なプレッシャーがある。しかし、好きなことなのでこのプレッシャーがそれほど苦ではない。良い感じで心地よい戦闘モードに入れるというか、そんな感じである。

 この時も、少年サッカーが終わってから、撮影のためのリハーサルを行うつもりでいた。

 エリーゼを運転しながら、しゃべろうと思っていたのは前回のブログに書いた、「クルマが夢で生きてきたなら...。迷わずローンでクルマ買えよ!」このテーマであった。ブログにも書いて、動画にもアップする、そういう予定でいた。

 エリーゼを始動して、自宅とは逆の方向へ。信号が多いと撮影にならない。なるべく信号のない田園地帯へと向かう。

 同テーマの内容を2回ほど話した時であった。走っていたのは県道で中央線が黄色の片側1車線ずつの道路。運転席左後方からいきなり、パン!という破裂音。

 それに続いて、プシュ―...という激しく空気の抜ける音。とっさに僕は、パンクと判断した。

 過去に僕は、磐梯吾妻ゴールドラインを180SXで走行中に左後輪のバーストを経験している。その時と同じ音だったからだ。その時の180SXは純正サイズでハイトが高かったので、空気が抜けた後はすぐにタイヤがボコボコとなり、走行にはかなりの抵抗感が出る状況になった。

 今の180SXは扁平率も45で、これでもパンクしたが、このタイヤの場合はパンクに気づかないくらいあっさりした変化しかなかった。エリーゼも同じ45ということもあり、僕はパンクを疑わなかった。

 その時僕が思ったのは、走行感が買わないからと言って長く走ればホイールが傷だらけになる、ということ。あとは、エリーゼにはスペアタイヤがなく、修理キットだけである。しかしあの音と抜け方だと相当大きな穴である。修理キットでは直らないだろうな、ということ。

 そう思いながらも、路肩もないし、後続車も来ている。どこか路地のようなところを探して、まずは車を停めて状況を確認したい、これであった。


■パンクよりも面倒な、初体験のトラブルであることが判明

 200mほど走っただろうか、おあつらえ向きの路地を見つけ、即座に左折で入った。即座に車を左に寄せる。あわてて車から出るとここで事故る可能性があるので、落ち着いてバックミラーを確認...と?

エンジンルームから白煙が出ているではないか。

 これは、パンクではない。オーバーヒートか?とにかく体験したことのない現象。冷却水の量はMINを割っている。さっきの破裂音でどこからか漏れたか...?

 過去に、僕がオーバーヒートと思われる現象に遭遇したのはかなり前だ。しかし、その時はこう言う類の物ではなかった。クルマは買ったばかりのカローラIIで、時期はやはり夏。僕が大学に合格し、免許を取って初めての夏の家族旅行だった。僕が大学に通うのに使うこのカローラIIで2泊3日の家族旅行、それがすなわち、親の卒検、と言う位置づけだった。

 1300ccのカローラIIで家族4人と全員分の2泊3日の宿泊の荷物満載で、どこだか忘れたが、峠道を登って行ったら、突然パワーがなくなった。アクセルを踏んでも全く坂を登らず、速度はどんどん落ちていったのだ。水温計はHの赤い部分を指している。丁度次のコーナーで路肩が広くて木陰になっているポイントがあった。ここしかない。そもそもこれ以上は登り坂を走れない。

 ここで、教習所でも習った通りにボンネットを開けてエアコンを熱風最強にしてボンネットを開け、アイドリングを継続。10分くらいで水温計はHから真ん中くらいに戻った。走り出してみると、先ほどまでのパワーゼロ感は失くなっており、元に戻っていた。もう20年前の話だが、同乗していた父は「今でもオーバーヒートなんてあるんだ」と言っていた。

 僕は、この時と同じ行動をとった。エンジンフードを開け、エアコンを熱風最強に。

 しかし。

 水温計は99,100,101...とさらに上昇を続けたのだ。これまでもスポーツ走行をしていたわけではない。このペースで上がれば、2~3数分後には120度くらいまで行ってしまう。冷却水もほとんどない状況なので、これは逆に走って走行風を当てた方が良いと決断した。どうせ走るなら自宅へ。ただ気になったのは、荒川を渡る約1kmの橋があること。この途中でエンジンブロー→停止はキツイ...。

 しかし、行くなら今しかない。温度計は上がり続けている。時間はない。否、もう既に遅いかもしれないのだ。

 現場から数百メートル。荒川を渡る橋に差し掛かる。ここで僕はスマホのビデオに状況を記録した。どうなるかは分からないが、たとえここでエリーゼが死んでも、この記録が誰かの役に立つかも知れぬ。そう思った。そのシーンは上に挙げた動画に収録されているので併せてご覧頂きたい。

 エンジン自体のフィーリングに変化はない。思った以上に普通だ。

 何か異常を感じ取ろうとして五感を研ぎ澄ますと、峠を攻めた後に路肩に停めるとエンジンからキンキンという音が聞こえてくるが、時折あんな感じの音がしていた。できるだけエンジン回転数を低く抑えつつ、多くの走行風を当てたいため、高めのギアを選択していたせいも手伝っていると思うが、アクセルを踏み込んだ時に若干のノッキング現象も見られた。

 しかし、その程度である。パワー感がない、回転がおかしいと言ったような明らかなる異常はない。

 そしてそのまま自宅に到着。

 復活に時間を要し、エリーゼの車内で撮影することも増えるだろうと思い、隣の家の陰に少しでも多く入るような位置に停め、すぐさまエンジンも停止。

 冷却水がなく、エンジンも止めたとあればオイルも回らない。エンジンを冷やす手立てはもはやない。従って、車体に水をかけて冷やすことにした。これはもう、帰る時からそうしようと思っていた。エンジンに直接かけるのではなく、エンジンフードの上から放水する。エリーゼの場合これで十分エンジンに水がかかるし、エンジンフードをした状態でなら、雨天などで想定された経路にしか水は行かないはずだ。この水で濡れて壊れるということはないだろう。

 タイヤの辺りから、アンダーパネル内にあるエンジンに向けても放水した。これも、タイヤが跳ね上げた水がかかる可能性があるから想定の範囲内のはず。

 熱せられたエンジンが水を瞬時に蒸発させ、水蒸気がもうもうと上がり、熱気が顔を覆う。プラスチックの焦げたようなにおいもする。エンジンを停止しているにもかかわらず、冷却ファンは回転を続けている。エンジンの温度が上がりすぎている証左である。

 僕は30分以上、水をかけ続けた。


・リザーバータンクのキャップにはオイル状のものが付着、ラジエーターホースから水漏れ

 エンジンが冷えたことを確認すると、僕は一気に力が抜けたような状態になってしまった。いったいどこまで壊れてしまったのか。エンジンにまでダメージが行っているのか。

 ネットの情報を見たりしたが、オーバーヒートした場合、ガスケット交換、ひどい場合はエンジンブロックがゆがんでいるので、エンジンを下ろして面研、などの情報が画面に表示されていたが、正直あまり頭には入って来なかった。

 オイルのようなものが混ざっていたことはキャップを外して確認している。あれがエンジンオイルなら、どう考えてもガスケットが抜けていると考えるしかないらしい。

 レベルゲージではオイルの状態は確認したが、量、色、状態とも問題はない。水が混ざっている様子もない。水は重いのでオイルパンの下に溜まっているかもしれない。ドレンからオイルを抜いて見ても良いが、主治医に見せる前に状況を判断する材料がなくなってしまうのでそれは止めておく。

 主治医に状況を伝えると、ガスケットが抜けているなら、確実にエンジン不調があるはずだとのこと。それがないならそこまでは行っていない、とりあえず冷却水がないならその場所を特定、破裂した個所を交換し、水を入れて様子を見る、という修理方針を示された。

 その頃、圧をかけているリザーバータンクのキャップが劣化して、圧力が低下し、冷却水が一気に沸騰してホースが破裂したのでは?という仮説がもたらされた。キャップに付着したオイル状のものはパイピング内に堆積していた長年の汚れが、沸騰&破裂した勢いで剥がれて遊離した物、と言う仮説である。

 少量のオイルが冷却水に混ざることはあり得ることで、オイルはそれでは?とは主治医にも言われており、一致している。

 それなら、破裂したホース、タンクのキャップ、ついでにサーモスタットの交換だけで済むかもしれない。

 そうであればいいのだが...。



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