ゲリラ実験室MISSION5-4 180SXでプリウスに挑む!600km無給油で走行せよ!

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【長野県へ】

 取り立てて大きなトラブルは発生しなかったものの、六合村までの行程は距離が長く、気温の上昇もピークであった。疲労は一気に増し、体は汗だらけであった。道の駅「六合」に併設された観光物産センターのトイレで手と顔を洗わせてもらう。時刻は既に15:30。

 「つっかれたよなぁ......、実験じゃない、バトルだよ、これはもう。」

 と、つぶやくドクターうるふ。

 「もう、右足のかかとが痛くてしょうがない。足の重さをずっと支えてるでしょ。こういうのって、一度気になっちゃうともうどうしようもないんだよね」

 更にその後、道の駅「草津運動茶屋公園」でも、同様に......否、今度は足までも洗っている。サンダルなればこそなせるワザであるが、その様は怪しさを通り越えて危険を感じるほどである。

 「見てよ、あのキレイなネェちゃん。せめて見える範囲くらい洗っとかないと、恥ずかしくって話もできないよ。」

 と言いながら受付の女性に近づくドクターうるふ。おもむろにステッカーを購入している。彼なりに身だしなみを整えたつもりらしいが、足まで洗ってしまったので、濡れたサンダルからはブジュブジュと不快な音をさせている。

 「あのネェちゃん、オレのワイルドさにうっとりしてたゼ。ま、オレも実験の成功を目前にして、態度に余裕があったっていうのもあるけどね。そういうところから、安心感っていうのかな、そういうのを感じ取ってもらえたんじゃないの?」

 どこをどう間違っても、「安心感」だけは無いはずだと強く思うのである。ドクターうるふは自分がいかに怪しい風体であるかを全く理解していない様子である。

 草津を出発した頃は既に16:00を回っていたが、Navin'youの18時間と言う予想よりはるかに速いペースのはずだ。

 この快挙に、ドクターうるふの頭には一つの考えが浮かんでいた。

 「日があるうちに、高速に乗りたい......」

 このことであった。今朝の東北自動車道で、高速走行がどれほど燃費走行を阻害するものかを痛感したドクターうるふは、空気抵抗の増すリトラクタライトを開けたくなかったのだ。当初諦めていたのだが、「このペースならいける......」と思ったのだろう。

 「リトラクタ開けたら、空気抵抗が増すじゃない。通常走行ならまだしも、速度が上がれば空気抵抗はどんどん大きくなるからね。普段は気付かなかったけど、こういう運転をすると、高速走行時の空気抵抗の大きさが良く分かるよ」

 長野原町の浅間酒造観光センター、嬬恋村の浅間ハイランドパーク前を駆け抜け、ドクターうるふは軽井沢町へと入った。7時間ほど滞在した群馬県ともここでお別れである。
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 エンジンブレーキと足ブレーキを上手に使い分け、速度を維持しつつ峠を駆け下りるドクターうるふ。

 「たぶん、600km走れちゃうと思うんだけどさ、こう言うのはむしろ、日頃ガソリンまいて走るような走り方してるヤツらじゃなくちゃ出せない数字だと思うよ。やりたいことはその逆だから。」

 走りも軽けりゃ、舌もご機嫌なようである。

 既に5時を過ぎた。チェックポイントは全て営業時間を終了したと思われので、ドクターうるふは「日のあるうちに高速に乗りたい」という作戦を実行に移すため、国道18号には出ず、浅間サンラインをたどることにした。

 146号から国道18号を経由しないで浅間サンラインに出るためには、別荘地を通過しなければならないが、このあたりの地理にはめっぽう詳しいドクターうるふである。

 「ゆみごん社長もピパ子氏も、軽井沢が好きでね。でも夏場はどうしても混むでしょ。だからこう言う所を通るわけ。覚えちゃうんだよね、何度も通ってると。でさ、慣れてくるとこっちの方が良くなっちゃうの。カンカン照りで信号がいっぱいの18号より、木漏れ日の中の静かな別荘地を通った方が楽だし。」

 と、スマートキャプチャのシャッターを切る......。すると。

「あれ......?」

 おびただしい数のユーザーズポイント。しかし、同じ写真が複数のポイントに登録されるトラブルのため、全く意味がなくなってしまった。 突然の、頼りない声。
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「この写真、今の場所じゃないぞ?」

 なるほど、これはまぎれもなく、高速道路上の写真である。シャッターを切ること既に50ヶ所を超えている。当然、それだけユーザーズポイントとして登録されるのだが、ポイントの位置情報は合っているものの、写真の種類は10種類くらいしかなく、違うポイントでも同じ写真が表示されたりして、全く使い物にならない。

「なんで?!」

ドクターうるふの怒りはおさまらない。これでは地点情報、時間と同期した写真が得られないではないか。運転しながらザウルスで写真をとることは不可能だ。パソコンが占有しているので、電源もない。

「何なんだよォ、おめェはよォ!」

 ところが。泣きっ面にハチとはこのことか。事態の改善を図り、エクスプローラーを立ち上げた瞬間、

システムリソースが極端に減少しています。次のアプリケーションを終了しますか?

アドレスキャッチャー

[はい]         [いいえ]
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 などという、白いウィンドウが現れた。アドレスキャッチャーなどの不要なアプリケーションをここで終了させたが、動作は不安定のまま、やがて全てのキー操作を受け付けなくなってしまった。C1の電源を強制的に落とし、とりあえず停車できる場所を探す。これにより、ここまでの走行パスは全て消去された。

 あと1目盛りを残し、走行距離は415km。通常なら、給油している走行距離だ。 別荘地を抜け、浅間サンラインに突入した。路肩に180SXを停める。原因はおそらく走行パスの記録量が多すぎてリソースを食ってしまったのだろうが、C1の冷却、Windowsの再起動など、今まで効果のあったことを全て実施し、再起動後は不要なアプリケーションを終了させる。
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 この時点で走行距離は415kmに達していたが、燃料計はあと1目盛り以上の残りを示している。浅間山を背景に写真を撮影(上)し、このまま上田まで浅間サンラインを通って行くことにする。時刻は5:27、何とか日のあるうちに上田に到着できそうである。

 浅間サンラインは予想通り、順調に流れていた。国道18号であったら、こうは行くまい。御代田から佐久まで一気に下る道は魅力的だが、小諸から再び登りになるし、南の佐久を経由する分、そっちの方が遠回りになる。

 そして。

「上田、入りましたよォ!」

 ロマンチック街道27個目の市町村、上田市に入ったのは17:50であった。この実験も終盤に差し掛かる。最終チェックポイントは当然、上田城。そこまでは、距離にして約8kmであった。

 しかし、このあと、衝撃の事件が待ち受けていたのだった!!

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