冷却水ホース破裂のエリーゼ、ガスケット交換の前に1ステップ

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冷却水ホースが破裂し、オイルのようなものが混入したトラブルで、動画にかなりのコメントを頂き、視聴者の方には大変感謝している。僕の考えと異なる意見も含めて整備士の方に伝え、様々な可能性からトラブルシュートして行きたいと考えている。

■ガスケット交換の前にやることがある

 頂いた意見の多くは「ガスケット抜けなので、交換するべき」と言うもので、破裂したホースの交換で様子を見る、と言う修理方針に疑問を投げかけるものである。



 その最大の根拠は、冷却水にオイルのようなものが混ざっていた、と言う事実である。

 冷却水とオイルが混ざるポイントは、ガスケット抜けしかない、オイルが混ざっていたならガスケット抜けは確実である、という診断だ。従って、冷却水ホースだけ交換して様子を見る必要はなくて、同時にガスケット交換も行うべきだ、と言うもの。

 整備士の方の言う「ホースを変えて様子を見る」という意味は、僕は「ホースを換えて、ガスケットが抜けているか確認し、ガスケット抜けでないならそのまま様子を見る」と解釈している。

 冷却水にオイルが混ざっていて、ガスケット抜けでないということがあり得るのか?

 クルマの構造によってはウォータポンプやそのガスケットの劣化などもあるようだが、このことの一番疑わしいのは、僕のエリーゼが過去にガスケット抜けを経験している可能性だ。その時に冷却水路にオイルが混ざったものが除去しきれないまま堆積していた、と言う仮説である。

 その可能性がある以上、別の方法でガスケット抜けを確認する必要がある。それが、冷却水内に排気ガスが混入しているかどうかの確認だ。リザーバータンク内に排ガスセンサーを入れてみればわかるはずである。これであれば、「今」ガスケット抜けしているかどうかが確実にわかる。

 水を入れてこの確認をまず、行うつもりなのだと、僕は考えている。

 この確認をするのはプロの整備士にとっては大して難しい作業ではないはずだ。エンジンを開ける前にまずここをつぶすべきだろう。


■ではなぜ、ホースは破裂したのか?

 これも頂いた仮説だが、冷却水に加圧しているキャップの劣化である。エリーゼの場合は1.03barに加圧されいる(マニュアルによる)が、他のクルマのキャップと異なり、エリーゼのキャップはその多くがプラスチック製だ。これが劣化して圧力を保持できなくなり、内圧に負けて壊れれば圧力が一気に抜けて冷却水が急激に沸騰し、ホースが破裂した、と言うものである。

 ホースとラジエーターキャップだけならそう高価ではなく、交換工賃もそう高くはない。なのでまずここを疑いのない状態にした上で、ガスケット抜けの確認をするべきだ、ということである。

 もし、この処置の後に冷却水を入れ、そこに排ガスの混入が確認されたのであれば、それはもう、ガスケット抜けがほぼ確実であり、そうと決まったならもう、「様子を見る」必要はない。ガスケット交換作業へと移行するのみである。

 視聴者の方からコメントを頂いているように、僕もガスケット抜けの可能性はかなり高いと思っている。だが、「冷却水にオイルが混ざっている」と言うだけではガスケット抜けが確実とは言えず、その前に行うべきことがある、と言うのが整備士の考えで、僕もそう思っている、ということだ。

 そしてもし、ラジエーターキャップの劣化でなかったとしても、交換して悪いことは何もないし、大した痛手でもない。逆に、ガスケットを交換したけど、また同じことが起こりました、そう言えばキャップの劣化を見るの忘れてましたね、では困る。少しでも軽い症状であって欲しいという希望で言っているのではなく、先に簡単な原因から確実に消していくと言う、作業の順序の話である。


■多分ここだろう、でどんどんパーツを交換して結局直らなかったエアコン

 トラブルシュートを確実に行いたいという理由は、僕のエリーゼでエアコンを修理した時の経験による。

 僕のエリーゼは買った時からエアコンの調子が悪く、購入時にはもし利かなくなれば修理する、という条件が付いていた。

 結局購入後2か月でエアコンは利かなくなった。エアコンガスの漏れと判断されたが、その個所は特定できないと言う。ただ、おそらく運転席側のパイプだろう、ということで交換した。しかしそれも2か月くらいしか効果は持続せず、またもエアコンは利かなくなった。

 再度入院させたが、やはりその箇所が分からないという。分からないが、今回は手あたり次第換えた、という感じでエバポレーター、コンデンサー、リザーバータンクを交換した。

 しかし、引き渡しの時点でエアコンはほんのり冷たい程度の風しか出していない状態で、帰り道の途中にはもう、熱風に変わっていた。


 この動画でも言っているが、多分ここだろう、で交換して直ればそれでいいのだが、直らなかったときにはどんどんお金がかかってしまう。この時はディーラーが無償で行ってくれたが、今後同じようなことが発生した場合に、確実にトラブルシュートしないまま次々部品を交換していくような対処の方法をする所では、カネがいくらあっても足りないと思い、決別を決意した。


■まとめ

 もちろん、ここまで記したことは、僕の考えであって、エリーゼを入院させたときに、整備士がどのような検査をしてトラブルシュートしていくかは知らない。だが、冒頭に記したように、僕の考えだけでなく、皆様から頂いた様々な意見や仮説は伝えてみるつもりだ。

 もちろん、ガスケットが抜けているかどうかの判断は、僕がするものではなく整備士にお願いするつもりだし、どのような検査を以てそう判断したかも確認するつもりである。(ないと思うが)納得の行かない方法での判断であればその時は上記のような方法を提案してみたいと思う。

 繰り返すが、ガスケット抜けでヘッドも歪んでいる、というシナリオは想定している。ていうか、そこが最も可能性は高いだろう。ただ、そうでない可能性ももちろんある中で、確実な方法で確認していきたい、そう言うことである。

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