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運行前点検が大事!エリーゼ出撃前の儀式

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 エリーゼのほか、エキシージ、エヴォーラの終焉が現実のものとなった。

 
 果たして、今のロータスから、次の車種がどのようなコンセプトになるのかは全く不明である。
 
 願わくば、走りに不要な装備は極力捨て去り、人間とアナログ的な機械が直接対峙し、それ以外の介入がないような、そういうクルマを出して欲しいものだが、それは時代の流れからしてかなり高い望みであろう。
 
 電子制御やら快適装備やらがゴテゴテついて、より高価に、より重くなってしまいました、だから軽くするためにパーツをカーボンにしたのでまた高くなっちゃいました、みたいなのはロータスらしくない気がするのだが、僕の勝手な思い込みだろうか。
 
 ていうか、YouTubeとか見てても、何か知らんが異様にカーボンパーツを誉めるシーンが目に付くが、何故??だから、メーカーもカーボンパーツを付けたがってしまうのではなかろうか?どうしても機能として必要なものならそれをカーボンパーツ化するのも仕方ないが、軽くするなら付けないのがまず第一で、「ない」ものにはカネもかからない。それが一番ユーザーのためであり、安ければ普及もしやすくなるのである。それはメーカーにとっても都合のいいことではなかろうか。
 
 例えば、僕のエリーゼのABCペダルは、アルミ製で肉抜きも美しく、まさに機能美というものである。残念ながらこの後のモデルになってくるとそうしたものではなくハイテンションスチール製になってしまった。のだが、形状や肉抜きに改良を重ね、実はこちらの方が実は軽量に作られているというのである。誉めるならこの様な企業努力を取り上げて欲しいものである。(この情報の出所:「ロータス・エリーゼ&エキシージ パーフェクトブック」ネコパブリッシング社)
 
 もちろん、プレミアムな世界を演出するということもあるだろうが、そうではないものを追い求めるメーカーもあって欲しくて、それはこの先にもロータスが担って欲しいものだ。
 
 さて、である。
 
 兎にも角にも、そのような時代の転換点を迎えた以上、僕のこのエリーゼも歴史的価値も持ち合わせるようになったと自覚するのである。そう思えば、もちろんこれは自分のエリーゼなのであるが、後世にこのような素晴らしい庶民向けのスポーツカーが存在したことを語り継ぐべく、動態保存の努力をしなければならないと言う責任感も沸いて来る。
 
 そうなると、トラブルを未然に防ぐ、というのがまず第一であろう。
 
 出先でトラブルになると、出来ることは限られるし、橋の上など路肩のない場所であれば、状況を悪化させることを承知で、渡りきるまで走るなどの措置を取らねばならないこともある。こういうことがあっては前述の理念は叶わぬ。
 
 少しでもそのような事態を避けるため、運行前点検をできるだけ行うように心がけている。
 
 とは言っても、特別なものではない。教習所で習うことと一緒である。
 
 オイル量と色、冷却水の量と状態、空気圧などだ。
 
 違うことと言えば、バッテリーに充電しているくらいである。ま、教習所で教わる運行前点検でも、バッテリーの液量の点検などは入っていたと思うので、思想としては同じことか。予備の水や補充用のオイルも持っている。
 
 もちろん、他もやればいいことはたくさんあるが、それではいつまでたっても出かけられないので、この辺りが折り合いの付け所だろう。出かける前に行う作業として常識的な時間内にできることでなければ継続できないし、なにかあっても、ここまでやっていたのだから、と思えるかもしれない。
 
 昨年発生した、冷却水のホースが破裂した件は、もしかしたら運行前点検で冷却水を見ていれば防げたかもしれない、と言う思いがある。それが今、僕をこうさせている。
 
 僕の中の公道最速理論の中には、もちろんドラテク的なことはあるが、安全に目的地までたどり着き、安全に自宅に戻ることがそれよりも優先される。
 
 昨年はそのようなトラブルを発生させたので、まだまだ未熟ではあるが、それでもそうした理念を掲げ、こうした地道な作業を積み重ねるのみである。
 
 180SXについても、これまではかなり乱雑に扱ってきてしまったが、境遇は同じである。こちらも月までの距離38万km走行を目指し、同様にしていく所存なのである。
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